1時間500円で駄菓子100種類が食べ放題! 駄菓子をつまみにお酒が飲める「放課後バー A-55」に行ってきた

まるで子供時代にタイムトリップしたみたい!

» 2015年09月16日 20時20分 公開
[幸和あいきねとらぼ]

 駄菓子。子供のころに、誰しも食べたことがある食べ物だ。つい食べ過ぎて怒られた方も多いのではないだろうか。この魅惑の食べ物「駄菓子」が食べ放題というユニークなお店が大阪にあると知り、大阪まで行ってきました!

 JR大阪駅から徒歩10分。怪しげな街並みを通り過ぎた先、ビルの4階に「放課後バー A-55」はある。

 エレベーターが開くと、「懐かしい!」とつい声に出してしまうグッズの数々が目に飛び込んでくる。


駄菓子バー 入り口にはガチャガチャやジャンケンマンが!

駄菓子バー 小さい時にばっちり使っていました

 さらにお店に足を踏み入れると、いたるところに懐かしい物の山、山、山!


駄菓子バー このワクワク感……!

駄菓子バー 壁を見ているだけでもとても楽しい

 店内には漫画や本、オモチャなどがところ狭しと置かれていて、お客さんたちがわいわいと遊んでいた。


駄菓子バー 「もちもちの木」などの絵本や「りぼん」や「ちゃお」といった雑誌も豊富

 この「A-55」は、1時間500円で約100種類の駄菓子・アイスが食べ放題というシステム(ドリンクは別)。私は今回一番人気のラムネを注文。ソフトドリンクだけでなくアルコール類も豊富で、おつまみ系駄菓子と一緒に飲む方も多いそうだ。


駄菓子バー メニューも遊び心たっぷり

駄菓子バー ラムネと一緒にあるのはミロ、これまた懐かしい!

 メインの駄菓子やアイスは自由に持ってくることができる。取りに行くと種類の多さに圧倒された。やはり人気の駄菓子はうまい棒やキャベツ太郎、プチプチ占い、ミックス餅といった定番のものらしい。

 これほど種類があると、「どれにしようかな」「これ昔食べたことある」といったやり取りを、友達同士でするのも楽しそうである。


駄菓子バー 思わずテンションが上がる

駄菓子バー 宝の山ですわ……

 駄菓子を食べながら、どうしてこのお店を始めたのか、店長さんにお話をうかがった。

「もともと何かお店をやりたいという思いはあったのですが、カラオケで懐かしい歌を歌っている時の共有感を突き詰めていったらこうなりました。それにお店を出すなら、お店やお客さん同士で仲良くなるお店にしたいなと思って。ただ、うちは駄菓子食べ放題だけが売りではなくて、“放課後バー”という空間を含めてトータルで楽しんでもらうお店にしたいと思っています。お店にいると、子供のころのお金持ちの友達の家に来たみたいだとお客さんに言われたことがあります(笑)」(店長)

 確かに、共通の話題として「駄菓子」だったり「懐かしい」ということがあるだけで、相手に対する親近感が違うし、知らない人と話しやすいと思えてくる。

 店にある多くの小物は、オークションやフリーマーケットで購入。さらにはお客さん自身が小さい時に集めていたものを寄贈してくれることもあるらしい。


駄菓子バー 店内には黒板も

駄菓子バー 右端は「ナニワのモーツァルト」こと関西が生んだ音楽家であるキダ・タロー氏。関西ローカルネタも要所に仕込まれている

 入口にある年期が入ったランドセルは、店長さんと妹さんが実際に使っていたもの。最近は制服や学ランもそろえ、お客さんが自由に着て楽しむこともできるそうだ。


駄菓子バー 巾着袋よくぶら下げて歩いていました

 さて、お腹が空いたところで、フードメニューを見た。数多くあるフードメニューでは、一番人気なのは揚げパン。鉄板です。


駄菓子バー 居酒屋メニューも豊富

 だが今回は、店長さんイチオシのミルクせんべいを食べることにした。これ、大阪においてはメジャーな食べ物らしい。ちなみに、記者の地元である名古屋では一切見たことがない。


駄菓子バー くじでせんべいの枚数が決まる

駄菓子バー これがミルクせんべい。練乳をかけて食べるのだそう

駄菓子バー 大阪の夜店やたこ焼き屋さんでは置いてあることが多いのだとか

 まず、お箸のくじを引いて、箸の先端の色でせんべいの枚数が決まる。次に、せんべいに練乳をかける。最後に、それをまとめる。これで完成だ!

 そう、ミルクせんべいとはピンクや緑や黄色の色がついた味のないせんべいに、練乳を塗って食べる物だそうだ。梅ジャムやソースかけは知っていたが、せんべいにミルクをかけるとは! 恐る恐る食べてみたところ、ふわふわのせんべいに練乳の甘みが加わってなんとも不思議な食感だった。せんべいの枚数が増えたら噛みきれるか少し不安だが、食べ歩きには良さそうだ。

 最後に、お店の名前「A-55」の由来について聞いてみた。仕事終わりに行こうぜということから、アフターファイブ(After 5)にゴー!(5)で「A-55」だそうだ。奥が深い。

 大人の秘密基地「放課後バー A-55」で、童心に返るのもたまには良いかもしれない。


駄菓子バー イケメンの店長さんと優しいお姉さんが迎えてくれるよ!

幸和あいき


Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

昨日の総合アクセスTOP10
  1. /nl/articles/2404/18/news134.jpg 21歳の無名アイドル、ビジュアル拡散で「あの頃の橋本環奈すぎる」とSNS騒然 「実物の方が可愛い」「見つかっちゃったなー」の声も
  2. /nl/articles/2404/18/news025.jpg 生後5日の赤ちゃん、7歳のお姉ちゃんから初めてミルクをもらうと…… 姉も驚きの反応がかわいい
  3. /nl/articles/2404/18/news057.jpg 9カ月の赤ちゃん、バスで外国人の女の子赤ちゃんと隣り合い…… 人生初のガールズトークに「これは通じあってますね!」「ベビ同士の会話、とろけます」
  4. /nl/articles/2404/17/news037.jpg 【今日の計算】「8+9÷3−5」を計算せよ
  5. /nl/articles/2404/17/news034.jpg 「妹が入学式に着るワンピース作ってみた!」 こだわり満載のクラシカルな一着に「すごすぎて意味わからない」「涙が出ました」
  6. /nl/articles/2404/18/news155.jpg 大谷翔平選手、ハワイに約26億円の別荘を購入 真美子夫人とデコピンとで過ごすかもしれないオフシーズンの拠点に「もうすぐ我が家となる場所」
  7. /nl/articles/2404/17/news179.jpg 「ケンタッキー」新アプリに不満殺到 「酷すぎる」「改悪」の声…… 運営元「大変ご迷惑をおかけした」と謝罪
  8. /nl/articles/2404/16/news192.jpg 「ゆるキャン△」のイメージビジュアルそのまま? 工事の看板イラストが登場キャラにしか見えない 工事担当者「狙いました」
  9. /nl/articles/2404/17/news129.jpg 「ハーゲンダッツ硬すぎ!」と力を入れたら……! “目を疑う事態”になった1枚がパワー過ぎて約8万いいね
  10. /nl/articles/2404/16/news175.jpg 「そうはならんやろ」をそのまま再現!? 「ガンダムSEED FREEDOM」のズゴックを完全再現したガンプラがすごすぎる
先週の総合アクセスTOP10
  1. 生後2カ月の赤ちゃんにママが話しかけると、次の瞬間かわいすぎる反応が! 「天使」「なんか泣けてきた」と癒やされた人続出
  2. 車検に出した軽トラの荷台に乗っていた生後3日の子猫、保護して育てた3年後…… 驚きの現在に大反響「天使が女神に」「目眩が」
  3. 安達祐実、成人した娘とのレアな2ショット披露 「ママには見えない!」「とても似ててびっくり」と驚きの声
  4. 兄が10歳下の妹に無償の愛を注ぎ続けて2年後…… ママも驚きの光景に「尊すぎてコメントが浮かばねぇ」「最高のにいに」
  5. “これが普通だと思っていた柴犬のお風呂の入れ方が特殊すぎた” 予想外の体勢に「今まで観てきた入浴法で1番かわいい」
  6. 「虎に翼」、新キャラの俳優に注目が集まる 「綺麗な人だね」「まさか日本のドラマでお目にかかれるとは!」
  7. 「葬送のフリーレン」ユーベルのコスプレがまるで実写版 「ジト目が完璧」と27万いいねの好評
  8. お花見でも大活躍する「2杯のドリンクを片手で持つ方法」 目からウロコの裏技に「えぇーーすごーーい」「やってみます!」
  9. 弟から出産祝いをもらったら…… 爆笑の悲劇に「めっちゃおもろ可愛いんだけどw」「笑いこらえるの無理でした」
  10. 3カ月の赤ちゃん、パパに“しーっ”とされた反応が「可愛いぁぁぁぁ」と200万再生 無邪気なお返事としぐさから幸せがあふれ出す
先月の総合アクセスTOP10
  1. フワちゃん、弟の結婚式で卑劣な行為に「席次見て名前覚えたからな」 めでたい場でのひんしゅく行為に「プライベート守ろうよ!」の声
  2. 親が「絶対たぬき」「賭けてもいい」と言い張る動物を、保護して育ててみた結果…… 驚愕の正体が230万表示「こんなん噴くわ!」
  3. 水道検針員から直筆の手紙、驚き確認すると…… メーターボックスで起きた珍事が300万再生「これはびっくり」「生命の逞しさ」
  4. フワちゃん、収録中に見えてはいけない“部位”が映る まさかの露出に「拡大しちゃったじゃん」「またか」の声
  5. スーパーで売れ残っていた半額のカニを水槽に入れてみたら…… 220万再生された涙の結末に「切なくなった」「凄く感動」
  6. 桐朋高等学校、78期卒業生の答辞に賛辞やまず 「只者ではない」「感動のあまり泣いて10回読み直した」
  7. 「これは悲劇」 ヤマザキ“春のパンまつり”シールを集めていたはずなのに…… 途中で気づいたまさかの現実
  8. 「ふざけんな」 宿泊施設に「キャンセル料金を払わなくする方法」が物議 宿泊施設「大目に見てきたが厳格化する」
  9. がん闘病中の見栄晴、20回以上の放射線治療を受け変化が…… 「痛がゆくなって来ました」
  10. 食べ終わったパイナップルの葉を土に植えたら…… 3年半後、目を疑う結果に「もう、ただただ感動です」「ちょっと泣きそう」