五輪エンブレム問題、公募前に有名デザイナーへ招待状 審査結果との関係については「調査が必要」
「反省なくして新エンブレム策定に向かうことはできない」と武藤事務総長。
東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会は9月28日、都内にて会見を開き、以前の反省点を踏まえた上で、新たな五輪エンブレム策定については「オープンで透明性の高い組織運営に務め、ていねいな情報発信に努めたい。新しいエンブレム策定は国民参加で進めていきたい」と述べました。
武藤敏郎事務総長は前回の反省点として、「秘匿性を重視しすぎたために、国民に対する説明や情報発信が絶対的に不足してしまった」と説明。通常こうしたデザインは完成まで厳重に秘匿されるのが妥当とされてきましたが、その結果、国民に対する説明や情報発信が不足し、また選考や応募過程もきわめて秘匿性が高いものになってしまった、と武藤事務総長。結果として、内部でも一握りの職員にしか情報共有がされず、チェック機能も有効に働かなかった、と説明しました。
また「デザイン性の高さを追求しすぎてしまった」ことも反省点として挙げられました。審査員はグラフィックデザインの専門家のみで固め、またトップレベルデザイナーによる競い合いを促すべく、公募について正式発表される前に、8人のデザイナーに招待状を送付していたことも明かされました。公平性確保のため審査は作者名を伏せて行ったとのことですが、結果的に入選した3人はいずれも事前に招待したデザイナーとなっており、武藤事務総長は「参加要請と審査結果の関係については引き続き調査が必要」とコメントしました。
また、これら一連の責任について、事務局として管理監督が十分でなかったとし、武藤事務総長は報酬月額の20パーセント、2カ月分を自主返納。また布村幸彦、佐藤広両副事務総長も報酬月額の10パーセント、1カ月分を自主返納することが発表されました。また、記者会見での写真無断使用については、担当局長を戒告処分としたとのことです。
関連記事
- 東京五輪の追加種目 「野球・ソフト」「空手」「サーフィン」など5競技18種目を提案することに決定
ほかは「スケートボード」「スポーツクライミング」「サーフィン」と、若い人に人気な競技が。 - ベルギーのリエージュ劇場、IOCへの訴訟を取り下げ
IOCが声明を発表しました。 - 次の秋の5連休は11年後の2026年! 来年は3連休というお知らせ
マジかよ……。 - タダモノではないな? ジムで驚異的パフォーマンスを見せつけるパラリンピック選手の動画が痛快
パラリンピックが楽しみだ! - きゃりーぱみゅぱみゅさん、雑な五輪エンブレムを作成
ある意味斬新。 - 使用中止が決まった五輪エンブレムグッズ、オークションサイトで価格高騰
コレクターにとっては、使用中止になった方がレアアイテム……? - 「これ以上は人間として耐えられない限界状況」 佐野研二郎氏がエンブレム騒動についてコメント
自身をとりまく「異常な状況」についても触れています。 - 五輪エンブレム、使用中止も「盗作」否定 「ロゴに問題はないが、国民の理解を得るのは難しい」
訴訟があったから取り下げるのではなく、あくまで「国民の理解を得られなくなった」のが大きな理由としています。 - 東京五輪エンブレムの「展開例」で無断転用か 撮影者が「正直複雑な気持ち」「許可を得てから使ってほしかった」とコメント
羽田空港のロビーの写真について。 - 五輪エンブレム見直し発表か 大会組織委員会が記者会見 ニコ生で中継
18時から、五輪エンブレムがベルギーのリエージュ劇場のロゴなどと似ていると指摘されている問題について会見する。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
-
パパに抱っこされている娘→11年後…… 同じ場所&ポーズで撮影した“現在の姿”が「泣ける」「すてき」と反響
-
「何があった」 絵師が“大学4年間の成長過程”公開→たどり着いた“まさかの境地”に「ぶっ飛ばしてて草」
-
「ほ、本人……?」 日本に“寒い国”から飛行機到着→降りてきた“超人気者”に「そんなことあるw?」「衝撃の移動手段」の声
-
才賀紀左衛門、娘とのディズニーシー訪問に“見知らぬ女性の影” 同伴シーンに「家族を大切にしてくれない人とは仲良くできない」
-
【今日の難読漢字】「誰何」←何と読む?
-
「今やらないと春に大後悔します」 凶悪な雑草“チガヤ”の大繁殖を阻止する、知らないと困る対策法に注目が集まる
-
武豊騎手が2024年に「武豊駅に来た」→実は35年前「歴史に残る」“意外な繋がり”が…… 街を訪問し懐古
-
大谷翔平、“有名日本人シェフ”とのショット 上目遣いの愛犬デコピンも…… 「びっくりした!!」「嬉しすぎる」
-
ハローマックのガチャに挑戦! →“とんでもない偏り”に同情の声 「かわいそう」「人の心とかないんか」
-
古着屋で“インパクト大”なブランケットをリメイクすると…… 劇的な仕上がりに386万再生「これはいいね、欲しい!」【海外】
- パパに抱っこされている娘→11年後…… 同じ場所&ポーズで撮影した“現在の姿”が「泣ける」「すてき」と反響
- 「何があった」 絵師が“大学4年間の成長過程”公開→たどり着いた“まさかの境地”に「ぶっ飛ばしてて草」
- 「中学生で妊娠」した“14歳の母”、「相手は逃げ腰」妊娠発覚からの経緯を赤裸々告白 母親の“意外な反応”も明かす
- 勇者一行が壊滅、1人残った僧侶の選択は……? 「ドラクエでのピンチ」描くイラストに共感「生還できると脳汁」
- 「笑い止まらん」 海外産アプリで表示された“まさかの日本語”に不意打ち受ける人続出 「何があったんだw」
- パパが好きすぎる元保護子猫、畑仕事中もくっついて離れない姿が「可愛すぎる」と反響 2年以上がたった現在は……飼い主に話を聞いた
- アグネス・チャン、米国の自宅が“度を超えた面積”すぎた……ゴルフ場内に立地&門から徒歩5分の豪邸にスタッフ困惑「入っていいのかな」
- 「理解できない」 大谷翔平と真美子さんの“スキンシップ”に海外驚き 「文化は100%違う」「伝説だわ」
- 「車が憎い」 “科捜研”出演俳優、交通事故で死去 兄が悲痛のコメント「忘れないでください」
- PCで「Windowsキー+左右矢印キー」を押すと? アッと驚く隠れた便利機能に「スゲー便利」「知らなかった」
- 「何言ったんだ」 大谷翔平が妻から受けた“まさかの仕打ち”に「世界中で真美子さんだけ」「可愛すぎて草」
- 「絶句」 ユニクロ新作バッグに“色移り”の報告続出…… 運営が謝罪、即販売停止に 「とてもショック」
- 「飼いきれなくなったからタダで持ってきなよ」と言われ飼育放棄された超大型犬を保護→ 1年後の今は…… 飼い主に聞いた
- アレン様、バラエティー番組「相席食堂」制作サイドからのメールに苦言 「偉そうな口調で外して等と連絡してきて、」「二度とオファーしてこないで下さぃませ」
- 「明らかに……」 大谷翔平の妻・真美子さんの“手腕”を米メディアが称賛 「大谷は野球に専念すべき」
- 「やはり……」 MVP受賞の大谷翔平、会見中の“仕草”に心配の声も 「真美子さんの視線」「動かしてない」
- ドクダミを手で抜かず、ハサミで切ると…… 目からウロコの検証結果が435万再生「凄い事が起こった」「逆効果だったとは」
- 「母はパリコレモデルで妹は……」 “日本一のイケメン高校生”グランプリ獲得者の「家族がすごすぎる」と驚がくの声
- 「ごめん母さん。塩20キロ届く」LINEで謝罪 → お母さんからの返信が「最高」「まじで好きw」と話題に
- 「真美子さんさすが」 大谷翔平夫妻がバスケ挑戦→元選手妻の“華麗な腕前”が話題 「尊すぎて鼻血」