早大、接着剤を使わない「電子ナノ絆創膏」を開発 筋肉の活動を計測
義足・義手や装着型ロボットへの応用も。
» 2015年11月19日 14時29分 公開
[太田智美,ねとらぼ]
早稲田大学は、筋肉の活動を計測する絆創膏「電子ナノ絆創膏」(極薄電極)を開発した。
電子ナノ絆創膏は、身体に装着することで体温、水素イオン指数(pH)、心拍、筋電位などを計測。厚さ240ナノメートル(1ナノメートル=100万分の1ミリメートル)と非常に薄く柔らかいのが特徴で、のりや粘着性ゲルなどの接着剤を使わずに貼れるため皮膚へのダメージも最小限に抑えられるという。
接着剤を使わず貼ることができるのは、ナノレベルで皮膚に密着・追従するため。したがって、皮膚の伸縮や発汗によって、破れたり剥がれたりする心配もない。
さらに注目したいのは、大量生産可能だということ。「ロールtoロール法」と呼ばれる連続式印刷技術を応用し、平方センチメートルから平方メートルのサイズまで大量に製造できる。
今回の研究はロボット工学を専門とするItalian Institute of Technology(IIT)との共同研究。アスリートの運動計測から幼児、高齢者、障がい者のヘルスケアへの実用化が見込まれるほか、義足・義手や装着型ロボットへの適用も期待されている。詳細は11月26・27日に開催される「第24回ポリマー材料フォーラム」にて発表予定。
(太田智美)
advertisement
関連記事
- 「ロボットは東大に入れるか」 2021年の東大合格を目指す人工知能「東ロボ」がセンター試験模試で偏差値57.8の好成績
得意科目・苦手科目もしっかりあるようです。 - 3Dプリンターで作った「プラスチック製の服」が普通に着られるクオリティだった
着脱が難しかったものの、着心地は快適でした。 - あの「バカ田大学」が本当に開講 “バカとは何か”をマジメに追求するのだ!
都の西北早稲田のとなりは東大だったのだ。 - 服にプリントすれば筋電・心電センサーに 東大、高性能な「導電性インク」を開発
「界面活性剤」の量が決め手に。 - ノーベル物理学賞、東大の梶田隆章さんに ニュートリノ振動の発見で
東京大学の梶田隆章さんとクイーンズ大学のアーサー・B・マクドナルドさんが受賞。 - 日本科学未来館、2016年に向けて大幅リニューアル
開館15周年! - 都立神代植物公園のショクダイオオコンニャク、虫を呼び寄せる強烈なニオイを放ちながら7年に一度の開花
今すぐ行けば間に合うかも! - 「スカウター」風ヘッドマウントディスプレイ「エアスカウター」に新モデル やっぱり「スカウター」っぽい
2011年にブラザー工業が事業化を発表したあの製品が、医療現場でも使いやすい「スカウター」風のヘッドマウントディスプレイに。 - 目立たないけどよく見るとかっこいい 八景島シーパラダイスの「ミクロモンスター展」がRPGっぽい展示
極小怪物、襲来! ボス=ウミクワガタ。四天王最弱は……? - 目の見えないネズミの脳に「チップ」を埋め込んだら、2日の訓練で迷わずエサを見つけられるようになった
地磁気を感知し、刺激電極を通じて脳へと刺激。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
昨日の総合アクセスTOP10
-
「ロッチ」中岡、顔にたっぷり肉を蓄えた激変ショットに驚きの声 「これ…ヤバいって」「すごい変身っぷり」
-
「ごめん母さん。塩20キロ届く」LINEで謝罪 → お母さんからの返信が「最高」「まじで好きw」と話題に
-
「東京チカラめし」約2年ぶりに東京で“復活” まさかの出店場所に驚き「脳がフリーズしそうに」
-
「今までなんで使わなかったのか」 ワークマンの「アルミ帽子」が暑さ対策に最強だった 「めっちゃ涼しー」
-
「ヒルナンデス!」で道を教えてくれた男性が「丁(てい)字路」と発言 出演者が笑う一幕にネットで批判続出
-
大谷翔平がエスコート 真美子さん「ドジャース奥様会」に再び登場で頭ひとつ抜き出る
-
「新紙幣出てきたんだけど」 レジで“千円札”見た若者がポツリ→まさかの正体にショック広がる 「そうだよねえぇ」
-
16歳お姉ちゃんと0歳弟、赤ちゃんが泣くとすぐに抱っこして…… 愛をそそぐ姿に「愛しさ溢れてて号泣」「いいね1万回押したい」
-
地元民向け“バリカタ仕様”の袋麺だと思ったら……思わぬ落とし穴に「トラップ仕掛けられてる」「自分も引っかかった」
-
川をせき止めるほどのゴミ→ボランティアがを徹底的に掃除したら…… 見違える変化に驚き
先週の総合アクセスTOP10
- 「今までなんで使わなかったのか」 ワークマンの「アルミ帽子」が暑さ対策に最強だった 「めっちゃ涼しー」
- 市役所で手続き中、急に笑い出した職員→何かと思って横を見たら…… 同情せざるを得ない衝撃の光景に「私でも笑ってしまう」「こんなん見たら仕事できない」
- 「ロッチ」中岡、顔にたっぷり肉を蓄えた激変ショットに驚きの声 「これ…ヤバいって」「すごい変身っぷり」
- 「ごめん母さん。塩20キロ届く」LINEで謝罪 → お母さんからの返信が「最高」「まじで好きw」と話題に
- “スケスケ成人式コーデ”が物議のモデル、「3度見される服」を披露 「コレは見ちゃうわ」「洗っても大丈夫なのか」の声
- 「東京チカラめし」約2年ぶりに東京で“復活” まさかの出店場所に驚き「脳がフリーズしそうに」
- 業務スーパーの“高コスパ”人気冷凍商品に「基準値超え添加物」 約1万5000個販売……自主回収を実施
- イオンモールで販売「シフォンケーキ」にカビ発生、5000個回収へ “下痢”の報告で調査中……出店企業が謝罪
- 【今日の計算】「500×99」を計算せよ
- ミュージカル『ディズニー くまのプーさん』、舞台が見えづらいとの指摘に謝罪 「視認性の改善を講じる」
先月の総合アクセスTOP10
- 庭に植えて大後悔した“悪魔の木”を自称ポンコツ主婦が伐採したら…… 恐怖のラストに「ゾッとした」「驚愕すぎて笑っちゃいましたw」
- 小1娘、ペンギンの卵を楽しみに育ててみたら…… 期待を裏切る生き物の爆誕に「声出して笑ってしまったw」「反応がめちゃくちゃ可愛い」
- 生後2カ月の赤ちゃんにママが話しかけると、次の瞬間かわいすぎる反応が! 「天使」「なんか泣けてきた」と癒やされた人続出
- 「歩行も困難…言動もままならず」黒沢年雄、妻・街田リーヌの病状明かす 介護施設入所も「急激に壊れていく…」
- 車検に出した軽トラの荷台に乗っていた生後3日の子猫、保護して育てた3年後…… 驚きの現在に大反響「天使が女神に」「目眩が」
- 「虎に翼」、新キャラの俳優に注目が集まる 「綺麗な人だね」「まさか日本のドラマでお目にかかれるとは!」
- 釣りに行こうとしたら、海岸に子猫が打ち上げられていて…… 保護後、予想だにしない展開に「神様降臨」「涙が止まりません」
- 身長174センチの女性アイドルに「ここは女性専用車両です!!!」 電車内で突如怒られ「声か、、、」と嘆き 「理不尽すぎる」と反響の声
- 築152年の古民家にある、ジャングル化した水路を掃除したら…… 現れた驚きの光景に「腰が抜けました」「ビックリ!」「先代の方々が」
- 「葬送のフリーレン」ユーベルのコスプレがまるで実写版 「ジト目が完璧」と27万いいねの好評