キティさんまさか…… サンリオピューロランドにてボーイズラブ小説原作の朗読劇が上演決定、特定層ざわつく
おそらく一般向けの内容になってるとは思いますが、キティさん……!
サンリオピューロランドにて、来年1月10日に朗読劇「生田さんちのこめ王子」が上演されるのですが、この原作がボーイズラブ小説ということで特定層に衝撃が走っています。キティさん、まさかあなた……!
朗読劇の原作となっているのは、さとみちるさんの小説「生田さんちのこめ王子」(ホリーノベルズ)。就職先の会社が倒産した主人公・龍川万里はヤケになって自転車ごと田んぼに飛び込んだところ、田んぼの主でクマのような大男・生田数多に助けられます。
そこで万里は数多から地元の農業を活性化するため、ゆるキャラ的アイドル「こめ王子」になってほしいと頼まれて……。農業に何の興味もないうえに、知識もないけれど就職が決まるまでなら、と万里は王子のバイトを引き受けることに――、といった内容。キャラクターの個性が炊き立ての新米のようにひとつひとつ際立っている作品です。
万里を演じるのは、声優や舞台俳優として活躍する粕谷雄太さん。数多役は岸尾だいすけさん、2人と対立するキャラクター・若宮役を俳優の服部翼さんが起用されています。数々の2.5次元舞台を手掛けるプロデュース集団「1107」が制作。
サンリオピューロランド公式サイトによると、朗読劇には「ハローキティ」も出演予定との記載が。「農業で村おこしをする青年たちのサクセス・ストーリー」というマイルドなキャッチコピーがついているほか、大人・小人共通チケットも販売予定なので、おそらく内容は一般向けにアレンジされているはず。しかしながらボーイズラブ小説をチョイスしたあたりにドキドキさせられました。まぁ、期待しているようなBL展開はないですよねー……。そっかー……。
しかし、「1107」の告知ページを見ると「偏見はないけど、万里は生田が気になって……!?」という意味深な一文が。お、おや!?
どうなるキティさん。どこへ向かうんだピューロランド。物語がどのような着地点を迎えるのか、ものすごく気になります。ジャンルの垣根を越えて「いいものはいい!」と認められる寛容な心が夢の国を作っていくのかもしれません。
(高城歩)
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