賛否両論の「おっぱい募金」 ネットで終了を求める署名活動はじまる 「偽善的で、性差別的なイベント」と批判
「募金は本来、支援先に共感してお金を出してもらうもの」と主張。
スカパー!が毎年行っているイベント「おっぱい募金」を、今年で終わらせようという活動が、署名サイトchange.orgでスタートしています。
「おっぱい募金」はもともと、スカパーが毎年行っている「24時間テレビ エロは地球を救う」の中の1企画。エイズ撲滅に賛同し募金をすると女性の胸がもめるというチャリティイベントで、今年は12月の5日・6日に都内で実施されました。スカパーの発表によると、今年は2日間でのべ7175人が参加し、600万円を超える募金が集まったそうです。
今回の署名運動は、この「おっぱい募金」に反対するもの。説明文では「エロコンテンツ産業自体をなくしたり、人々が性的なことに興味や欲求を持つこと、性を商売道具とすること自体を否定はしません」と前置きしつつも、「それでも、この企画は許せません」と、企画内容に対し強い憤りを見せています。
署名を立ち上げた「おっぱい募金を終わりにしてほしい有志一同」によると、募金は本来、支援先に共感してお金を出してもらうものであり、こうした偽善的・性差別的なイベントでエイズ撲滅をうたうのは、エイズ対策のために真剣に戦っている人たちに対して失礼だ、というもの。さらに「募金」という言葉を使うことで「あたかも良いこと」のように見せかけているが、実際はチャンネルの視聴者を増やし、利益を上げるための口実でしかない、との批判も展開しています。また、イベントの企画会社と募金を受け取っている団体の代表名が同じで、なおかつ活動実績が明確でない、という指摘も。
署名は12月10日にスタートしたもので、12月13日時点で約1300人がこれに賛同。賛同者からは「醜悪です。やめてください」「こう言った差別的な行為を『募金』と銘打って放送しないでください」といったコメントが寄せられている一方、インターネット上では「じゃあチャリティーオークションもチャリティーコンサートもダメですね」「言いたいことはわかるけど『善意からの募金は良い募金で偽善や売名行為の募金は悪い募金」みたいな考え方は大嫌い』」など、署名に反対する声もあがっています。
実際に参加した女性の声も
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