「おそ松さん」原作コミック、アニメ効果で売り上げ80倍に急上昇

原作では当初、おそ松たちは6人ではなく12人の案がありました。

» 2015年12月23日 19時28分 公開
[塚本直樹ねとらぼ]

 オリコン週間CDシングルランキング(28日付)でED曲が初登場3位を記録するなど(関連記事)、さまざまな方面で話題となっているアニメ「おそ松さん」ですが、原作コミックの売り上げも押し上げているようです。

4巻「キーコキーコとおてつだい」より アニメに負けず劣らずハチャメチャな6つ子たち(4巻「キーコキーコとおてつだい」より)

 電子書籍を配信しているeBookJapanは、「おそ松さん」の原作コミックに当たる赤塚不二夫さんの「おそ松くん」の売り上げが、前年比で80倍になったと発表しました。

全てはここから始まった! アニメ効果は原作コミックにも(eBookJapanより)

 「おそ松くん」は1962年から1967年まで週刊少年サンデーで連載。赤塚さんが26歳のときに連載が開始されたこの作品は当初、全4回という短期連載の予定でした。ちなみに、最初の案ではおそ松たちは6人ではなく12人、コマに入りきらないため半分に減らしたそうです。12人いたら何松が登場していたのか。

 これは電子版の売り上げとみられ、おそ松さん放送以前はさほど大きく動いていなかったとも思われますが、大きく伸びていることは間違いありません。2015年は赤塚不二夫生誕80週年に当たるので、それを意識した80倍という数字なのかもしれませんね。eBookJapanでは、1巻を無料配信しているほか、2016年1月14日まで全34巻セットを通常の半額の5100円で販売します。

一気読みするなら今がチャンス? 原作はまた違った魅力が?(ebookjapanより)

 1月15日からは漫画誌「月間YOU」でおそ松さんのコミック連載がスタートするなど(関連記事)、おそ松フィーバーはまだまだ続きそうですね。

塚本直樹

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