子どもの憧れ! 「ぐりとぐらのカステラ」風ホットケーキを作ってみたねとめし

簡単にできてノスタルジーに浸れる。

» 2016年02月05日 11時00分 公開
[姫野ケイねとらぼ]

 絵本やアニメに登場する食べ物は異様においしそうに見える。例えば子どものころにあこがれた、児童書「ぐりとぐら」に登場するカステラ。あのカステラっぽいお菓子をホットケーキミックスで簡単に作れるという方法がTwitterで話題になっていた。

 通常ならお玉1杯分の生地でホットケーキを作るところを、全部フライパンに流し込んでひたすら弱火にかけるという、非常にシンプルな作り方だ。ノスタルジーに浸るべく、早速試してみた。

 材料はホットケーキと同じ。ホットケーキミックス、牛乳、卵。

ぐりとぐら

 材料を全て混ぜ、フライパンに流し込む。

ぐりとぐら

 弱火でちょろちょろと火を通していると、表面にプツプツと気泡がわいてきた。普通のホットケーキならばここで生地をひっくり返すが、何せ量が多い。完全に火が通っていない部分があるとひっくり返す際に失敗してしまう。様子を見つつ火を通してみた。

ぐりとぐら
ぐりとぐら 気泡がぷつぷつ

 Twitterで話題のレシピでは生地は焼きはじめてから15〜20分、ひっくり返して10分ほど焼くとなっている。筆者の場合、手間取ってしまいひっくり返すまでに25分ほどかかってしまった。生地はお手本よりも濃く色がついていた。

 通常のホットケーキならフライ返しで簡単にひっくり返せるが、フライパンいっぱいに広がった大量の生地をひっくり返すのは困難を極める。そこで、一度お皿に滑らすようにして取り出し、お皿ごと一気にフライパンへ向けてひっくり返してみた。一部が少し欠けてしまったが、無事成功。

ぐりとぐら お手本よりも色づき過ぎてしまった
ぐりとぐら

 再び、弱火でじわじわと火を通していく。様子を見つつ、20分ほどで取り出してみた。もう少し厚みが欲しいところだが、通常のホットケーキよりは厚い、ぐりとぐら風カステラの完成である。もう少し小さなフライパンを使うと、もっと厚いカステラを再現できたようだ。

ぐりとぐら
ぐりとぐら
ぐりとぐら 断面。中は空気が入ってフワフワ

 ぐりとぐらが森の仲間たちと分け合って食べたようにカット。

ぐりとぐら
ぐりとぐら

 火を入れ過ぎてしまったかと心配したが、外はサクサク、中はしっとり。素朴な味で甘過ぎずおいしいが、ホットケーキよりも大味に感じた。生クリームやフルーツをトッピングしてもおいしそうだ(ぐりとぐらのカステラではなくなってしまうが……)。材料は同じなのに、ホットケーキとは微妙に味が違うのが不思議である。

 幼いころに食べたいと強く願ったものは、大人になるとわりと簡単に手に入ってしまう。それがうれしくもあり、切なくもある。そんな感傷に浸りつつ、ぐりとぐら風カステラを味わったのだった。

ぐりとぐら
※本格的にぐりとぐらのカステラを再現したい人は、福音館書店の「ぐりとぐら」Webサイトでレシピが公開されています。

姫野ケイ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

先週の総合アクセスTOP10
  1. 小1娘、ペンギンの卵を楽しみに育ててみたら…… 期待を裏切る生き物の爆誕に「声出して笑ってしまったw」「反応がめちゃくちゃ可愛い」
  2. 富山県警のX投稿に登場の女性白バイ隊員に過去一注目集まる「可愛い過ぎて、取締り情報が入ってこない」
  3. 2カ月赤ちゃん、おばあちゃんに少々強引な寝かしつけをされると…… コントのようなオチに「爆笑!」「可愛すぎて無事昇天」
  4. 異世界転生したローソン出現 ラスボスに挑む前のショップみたいで「合成かと思った」「日本にあるんだ」
  5. 【今日の計算】「8+9÷3−5」を計算せよ
  6. 21歳の無名アイドル、ビジュアル拡散で「あの頃の橋本環奈すぎる」とSNS騒然 「実物の方が可愛い」「見つかっちゃったなー」の声も
  7. 1歳赤ちゃん、寝る時間に現れないと思ったら…… 思わぬお仲間連れとご紹介が「めっちゃくちゃ可愛い」と220万再生
  8. 業務スーパーで買ったアサリに豆乳を与えて育てたら…… 数日後の摩訶不思議な変化に「面白い」「ちゃんと豆乳を食べてた?」
  9. 祖母から継いだ築80年の古家で「謎の箱」を発見→開けてみると…… 驚きの中身に「うわー!スゴッ」「かなり高価だと思いますよ!」
  10. 「ゆるキャン△」のイメージビジュアルそのまま? 工事の看板イラストが登場キャラにしか見えない 工事担当者「狙いました」
先月の総合アクセスTOP10
  1. フワちゃん、弟の結婚式で卑劣な行為に「席次見て名前覚えたからな」 めでたい場でのひんしゅく行為に「プライベート守ろうよ!」の声
  2. 親が「絶対たぬき」「賭けてもいい」と言い張る動物を、保護して育ててみた結果…… 驚愕の正体が230万表示「こんなん噴くわ!」
  3. 水道検針員から直筆の手紙、驚き確認すると…… メーターボックスで起きた珍事が300万再生「これはびっくり」「生命の逞しさ」
  4. フワちゃん、収録中に見えてはいけない“部位”が映る まさかの露出に「拡大しちゃったじゃん」「またか」の声
  5. スーパーで売れ残っていた半額のカニを水槽に入れてみたら…… 220万再生された涙の結末に「切なくなった」「凄く感動」
  6. 桐朋高等学校、78期卒業生の答辞に賛辞やまず 「只者ではない」「感動のあまり泣いて10回読み直した」
  7. 「これは悲劇」 ヤマザキ“春のパンまつり”シールを集めていたはずなのに…… 途中で気づいたまさかの現実
  8. 「ふざけんな」 宿泊施設に「キャンセル料金を払わなくする方法」が物議 宿泊施設「大目に見てきたが厳格化する」
  9. がん闘病中の見栄晴、20回以上の放射線治療を受け変化が…… 「痛がゆくなって来ました」
  10. 食べ終わったパイナップルの葉を土に植えたら…… 3年半後、目を疑う結果に「もう、ただただ感動です」「ちょっと泣きそう」