究極の“ギャップ萌え”(開眼) とあるユーザーが考案した乙女ゲー「ギャップおじさん」の設定が乙女のハートを撃ち抜く

いかにもダメそうなおっさんたちなのに……!! 攻略してぇー!

» 2016年02月24日 20時55分 公開
[高城歩ねとらぼ]

 ビジュアルも性格もダメダメなおじさんたち。けれど彼らには“もう1つの顔”があって――? とあるTwitterユーザーが生み出した、架空の乙女ゲーム「ギャップおじさん」がとてつもないインパクトを持ってこの世に爆誕しました。実はみんなこういうの待ってたんだよネ……!!!



画像 あ、ああー……  画像提供:T長さん(@jemibiozoms)

 攻略対象は4人のおじさん。メガネでハゲで「す、すみません、すみません」が口癖になりつつあるうだつのあがらない会社員・鈴木さん、防寒はしているけどどこもかしこも薄汚れており「小学校しか通っていない」というホームレス・よっちゃん。……もう既に心がしんどいですが、あと2人。全ての動作が遅く、なぜか一人でうなずいている中年小太り低身長・庄野さん、そして最後はジーンズにチェックシャツをインして大きめのリュックサックを背負い、しかも口が悪いという古いタイプのオタク・吉野川。……うんうん、うん……(庄野さん状態)。

 しかし、待っていただきたい。この時点で「ハマるわけないやろ!」と判断するのは時期尚早。このおじさんたち、おのおのに(裏)があるんです。

 実は鈴木さん、元国際秘密警察のエージェントであり暗殺拳の使い手。よっちゃんは遺伝的に身体能力が高かったため売られて傭兵にされた過去を持ち、さらに庄野さんは人類を脅かした魔物を封印した一族の末裔で、現在進行形で体内に魔物を多頭飼い。オタクの吉野川は孤児から作られた成長型改造人間であり、人間離れした身体能力と再生能力をもつが趣味のために施設から逃亡していたという……! か、かっこいい。


画像 殺人マシーン鈴木さんと地の利を使うのが得意なよっちゃん

画像 返り血をあびても優しい庄野さん、戦闘モードの吉野川にシビれる

 表の顔からは想像だにできなかったおじさんたちのチートなB面。彼らが普段隠している孤独や葛藤、苦しみ、痛み、そして戦い。それら全てを知った今、おじさんを理解してあげられるのは、救ってあげられるのは私だけなんじゃないかな。私、おじさんたちの力になりたい! ありのままの姿を愛します! 乙女の心になんだか言葉にできない感情が芽生え始める瞬間です。沼かなこれ。



 ほどよく与えられた情報量から、想像や妄想を展開できるのも楽しい。攻略すればするほど、ミステリアスなおじさんたちの一面がどんどん解き明かされていくのかと思うと「攻略したい」欲が泉のように湧き出てきます。こんなの初めて。

 ちなみにこの乙女ゲーを考案したT長さんが実施したアンケートでは鈴木さんが一番人気のようです。「結局、私はこういう生き方しかできないのでしょうねえ」というセリフが絶妙ですからね。絶対こういう時だけ低音イケボなんでしょ……? ずるい。



 ルックスも性格もハイスペックな“イケメン”たちに囲まれるテンプレ乙女ゲーに飽きたところよ、という乙女のハートに見事突き刺さった「ギャップおじさん」。ちなみに考案者直々に「ファンアート的なものとか二次創作的なものも大歓迎なんだからね」とのツイートも投稿されているので、ここがわれわれの妄想力(裏)の使いどころです。みんな「ギャップおじさん」沼においでよ! 


高城歩


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