ある旅館の口コミ「犬が館内にいて嫌だった。ゆっくり寝れなかった」に対して「保健所で処分してもらう事にした」と回答で物議 その真相は?

「まさか真に受ける人がいるとは……」と謝罪。

» 2016年03月06日 13時39分 公開
[ねとらぼ]

 和歌山県のとある旅館の口コミ投稿に対する回答が物議をかもしている。

 同旅館に宿泊した利用者による「犬が館内にいたのが嫌でした。又朝早くに外から犬が吠えて、ゆっくり寝れなかった。のんびりしたくて、来たのに非常に残念でした」とする投稿に対し、旅館側が長年飼っていて冷たい仕打ちもしにくいが「迷惑を感じる方がいる以上もう仕方がありませんので保健所に連れて行って処分してもらう事にしようかと思います」と回答。最近になってそのやりとりがネットで拡散され、双方に対して賛否両論巻き起こった。なお、口コミは旅行情報サイト「じゃらん」に投稿されたもので、同旅館に2015年秋に宿泊した際の感想だった。

口コミで物議 回答は一時削除されていたが、新たに謝罪文とともに再掲載された

謝罪文 口コミに対する回答とそれについての謝罪(同様の文章は旅館の公式サイトにも掲載された)

 犬の名前は「マロ」。投稿当時は15歳の老犬で、宿泊客からもかわいいと評判だった。口コミへの回答では「犬を毛嫌いされる方もあるとは知りながら飼って」いたが、「犬も歳をとりますと目も見えなくなる、呆けて言うことがわからなくなる」と説明。マロをかわいがってくれたファンに対して「このような状況となりましたのでどうも長い間ありがとうございました」と伝えていた。

旅館の犬 看板犬だったマロ

 まさか本当に保健所で処分されてしまったのか? 心配になったマロのファンもいたようで旅館にも何件も問い合わせがあったとのこと。取材に対して「あの返信を書いたのはもう何カ月も前で今ごろ指摘され驚いています」と回答を書き込んだ旅館スタッフ。冗談のつもりだったが、まさか真に受ける人がいるとは思っていなかったと謝罪した。

 普段から口コミに回答する際はジョークを交えたり、工夫をして返答するようにしており、「当館の口コミを一覧で見ていただければその後も変わらず犬が出迎えていたと分かっていただけるのですが」と、度が過ぎたことに反省しきりだった。話を聞くと「マロ」は以前から患っていた糖尿病などもあり今年2月に死ぬまで平和に暮らしていたという。マロの子どもや孫たちが今でも旅館の敷地を元気に飛び回っているそうだ。誤解を生んだことに対しては、改めて投稿に対する回答で謝罪するとしている(6日午後になって謝罪文が掲載された)。

現在も犬は旅館にいます 子どもたちが元気にしています

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

先週の総合アクセスTOP10
  1. 小1娘、ペンギンの卵を楽しみに育ててみたら…… 期待を裏切る生き物の爆誕に「声出して笑ってしまったw」「反応がめちゃくちゃ可愛い」
  2. 富山県警のX投稿に登場の女性白バイ隊員に過去一注目集まる「可愛い過ぎて、取締り情報が入ってこない」
  3. 2カ月赤ちゃん、おばあちゃんに少々強引な寝かしつけをされると…… コントのようなオチに「爆笑!」「可愛すぎて無事昇天」
  4. 異世界転生したローソン出現 ラスボスに挑む前のショップみたいで「合成かと思った」「日本にあるんだ」
  5. 【今日の計算】「8+9÷3−5」を計算せよ
  6. 21歳の無名アイドル、ビジュアル拡散で「あの頃の橋本環奈すぎる」とSNS騒然 「実物の方が可愛い」「見つかっちゃったなー」の声も
  7. 1歳赤ちゃん、寝る時間に現れないと思ったら…… 思わぬお仲間連れとご紹介が「めっちゃくちゃ可愛い」と220万再生
  8. 業務スーパーで買ったアサリに豆乳を与えて育てたら…… 数日後の摩訶不思議な変化に「面白い」「ちゃんと豆乳を食べてた?」
  9. 祖母から継いだ築80年の古家で「謎の箱」を発見→開けてみると…… 驚きの中身に「うわー!スゴッ」「かなり高価だと思いますよ!」
  10. 「ゆるキャン△」のイメージビジュアルそのまま? 工事の看板イラストが登場キャラにしか見えない 工事担当者「狙いました」
先月の総合アクセスTOP10
  1. フワちゃん、弟の結婚式で卑劣な行為に「席次見て名前覚えたからな」 めでたい場でのひんしゅく行為に「プライベート守ろうよ!」の声
  2. 親が「絶対たぬき」「賭けてもいい」と言い張る動物を、保護して育ててみた結果…… 驚愕の正体が230万表示「こんなん噴くわ!」
  3. 水道検針員から直筆の手紙、驚き確認すると…… メーターボックスで起きた珍事が300万再生「これはびっくり」「生命の逞しさ」
  4. フワちゃん、収録中に見えてはいけない“部位”が映る まさかの露出に「拡大しちゃったじゃん」「またか」の声
  5. スーパーで売れ残っていた半額のカニを水槽に入れてみたら…… 220万再生された涙の結末に「切なくなった」「凄く感動」
  6. 桐朋高等学校、78期卒業生の答辞に賛辞やまず 「只者ではない」「感動のあまり泣いて10回読み直した」
  7. 「これは悲劇」 ヤマザキ“春のパンまつり”シールを集めていたはずなのに…… 途中で気づいたまさかの現実
  8. 「ふざけんな」 宿泊施設に「キャンセル料金を払わなくする方法」が物議 宿泊施設「大目に見てきたが厳格化する」
  9. がん闘病中の見栄晴、20回以上の放射線治療を受け変化が…… 「痛がゆくなって来ました」
  10. 食べ終わったパイナップルの葉を土に植えたら…… 3年半後、目を疑う結果に「もう、ただただ感動です」「ちょっと泣きそう」