時事ネタに敏感なフリーイラスト素材の「いらすとや」、時事ネタの封印を発表 最終作品は「スーパー日本人」

「ただこれ以上時事ネタを追いかけていると、いらすとやが仕事のようになって楽しく描けなくなりそうな気がする」

» 2016年03月09日 16時00分 公開
[黒木 貴啓ねとらぼ]

 数あるフリーイラスト素材サイトのなかでも、「壊れた携帯ゲーム機」「なかなか当たらないガチャ」「エアガンで猿と戦う主婦のイラスト」などなど、時事ネタに即したイラストを公開してネット民から評判となったサイト「かわいいフリー素材集 いらすとや」。このたび作者のみふねさんが、今後は時事ネタを控えていくことを発表しました。


 発表したのは、3月9日に「いらすとや」で更新された記事「今後の作家活動について」にて。みふねさんは時事ネタを各ニュースサイトが取り上げたことに対し「おかげさまでこのサイトにも少し注目が集まり利用者が増えてくれました」と一定の感謝を示しつつ、「ただこれ以上時事ネタを追いかけていると、いらすとやが仕事のようになって楽しく描けなくなりそうな気がするのでこのくらいにしておこうと思います」と、趣味としての楽しみを優先するために時事ネタは封印することを宣言しました。


 「スピードだけではなく、きちんとイラストの魅力で人気になれるように頑張ります」とイラスト活動への意気込みを見せつつ、「流行りが落ち着いたら、また変な(という表現をするべきか分かりませんが)素材もときどき公開したいと思いますので、よかったら変な作品作りに役立ててください」と、マイペースに時事ネタを披露することも示唆。最後に「公開するタイミングがなかった」として、先日大阪大学が発表して話題を呼んだ「スーパー日本人」(関連記事)のイラストを公開しました。最後の最後まで粋な素材を本当にありがとうございます……!

いらすとや 休止を発表した「今後の作家活動について

いらすとや 最後に公開された「スーパー日本人」。狂気がすごい……

 みふねさんはまた、4月からはお金をもらって描くお仕事も休止すると報告。ここ数年仕事のせいにしてやりたいこと後回しにする回数が増えるなど、現状の生活に疲れたらしく、一旦仕事を休んで頭をリフレッシュするそうです。「このサイトのように自分が好きで勝手にやっているものが終わるわけではありません、念のため」と、「いらすとや」は継続するとしています。

いらすとや みふねさんの素材を使った大喜利もTwitterで流行

 現在、いらすとやのフリーイラスト素材を使って名盤のジャケットやゲーム画面を再現する大喜利がTwitterで流行中(関連記事)。ネットユーザーに数々の楽しみをもたらしてくれたみふねさんに、良い休息とますますの発展をお祈りします!

黒木貴啓


Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

先週の総合アクセスTOP10
  1. 小1娘、ペンギンの卵を楽しみに育ててみたら…… 期待を裏切る生き物の爆誕に「声出して笑ってしまったw」「反応がめちゃくちゃ可愛い」
  2. 富山県警のX投稿に登場の女性白バイ隊員に過去一注目集まる「可愛い過ぎて、取締り情報が入ってこない」
  3. 2カ月赤ちゃん、おばあちゃんに少々強引な寝かしつけをされると…… コントのようなオチに「爆笑!」「可愛すぎて無事昇天」
  4. 異世界転生したローソン出現 ラスボスに挑む前のショップみたいで「合成かと思った」「日本にあるんだ」
  5. 【今日の計算】「8+9÷3−5」を計算せよ
  6. 21歳の無名アイドル、ビジュアル拡散で「あの頃の橋本環奈すぎる」とSNS騒然 「実物の方が可愛い」「見つかっちゃったなー」の声も
  7. 1歳赤ちゃん、寝る時間に現れないと思ったら…… 思わぬお仲間連れとご紹介が「めっちゃくちゃ可愛い」と220万再生
  8. 業務スーパーで買ったアサリに豆乳を与えて育てたら…… 数日後の摩訶不思議な変化に「面白い」「ちゃんと豆乳を食べてた?」
  9. 祖母から継いだ築80年の古家で「謎の箱」を発見→開けてみると…… 驚きの中身に「うわー!スゴッ」「かなり高価だと思いますよ!」
  10. 「妹が入学式に着るワンピース作ってみた!」 こだわり満載のクラシカルな一着に「すごすぎて意味わからない」「涙が出ました」
先月の総合アクセスTOP10
  1. フワちゃん、弟の結婚式で卑劣な行為に「席次見て名前覚えたからな」 めでたい場でのひんしゅく行為に「プライベート守ろうよ!」の声
  2. 親が「絶対たぬき」「賭けてもいい」と言い張る動物を、保護して育ててみた結果…… 驚愕の正体が230万表示「こんなん噴くわ!」
  3. 水道検針員から直筆の手紙、驚き確認すると…… メーターボックスで起きた珍事が300万再生「これはびっくり」「生命の逞しさ」
  4. フワちゃん、収録中に見えてはいけない“部位”が映る まさかの露出に「拡大しちゃったじゃん」「またか」の声
  5. スーパーで売れ残っていた半額のカニを水槽に入れてみたら…… 220万再生された涙の結末に「切なくなった」「凄く感動」
  6. 桐朋高等学校、78期卒業生の答辞に賛辞やまず 「只者ではない」「感動のあまり泣いて10回読み直した」
  7. 「これは悲劇」 ヤマザキ“春のパンまつり”シールを集めていたはずなのに…… 途中で気づいたまさかの現実
  8. 「ふざけんな」 宿泊施設に「キャンセル料金を払わなくする方法」が物議 宿泊施設「大目に見てきたが厳格化する」
  9. がん闘病中の見栄晴、20回以上の放射線治療を受け変化が…… 「痛がゆくなって来ました」
  10. 食べ終わったパイナップルの葉を土に植えたら…… 3年半後、目を疑う結果に「もう、ただただ感動です」「ちょっと泣きそう」