伝説の漫画「MMR マガジンミステリー調査班」はこうして作られていた タナカ・イケダ・トマル隊員が語る「MMR」制作の裏側(前編)(1/3 ページ)
最新刊「新生MMR 迫りくる人類滅亡3大危機(トリプルクライシス)!!」発売を記念して、当時のMMR隊員たちに連載開始時から最新刊発売までの裏側を語ってもらいました。
かつて週刊少年マガジンで連載され、日本中の子どもたちを騒がせた漫画「MMR マガジンミステリー調査班」(石垣ゆうき)。その最新刊となる「新生MMR 迫りくる人類滅亡3大危機(トリプルクライシス)!!」が来る3月17日に発売されます。
今でこそ「な、なんだってー!」のアスキーアートをはじめ、すっかりネタ化されている「MMR」ですが、連載当時は編集部の電話が鳴りっぱなしになるほどの反響があり、本気で怖がる子どもたちが後を絶たなかったそう。伝説の漫画はどのように生まれ、どのように作られていたのか。数々のトンデモエピソードや学説はどこまで本当だったのか、当時の担当編集であり、「MMR隊員」として実名で作品にも登場していた、タナカ・イケダ・トマル隊員に、連載当時の裏側を語っていただきました。
伝説の漫画「MMR」とは?
「MMR」は1990年から1999年にかけ連載された、一種の“フェイク・ルポルタージュ”漫画。UFOや超能力、ノストラダムスの大予言といった超常現象に、キバヤシをリーダーとする週刊少年マガジン編集者たちが挑むという内容で、ネット上では「な、なんだってー!」や「話は聞かせてもらった! 人類は絶滅する!」などのアスキーアートでおなじみの作品でもあります。タイトルの「MMR」は「マガジン・ミステリー・ルポルタージュ」の略。
1999年に人類が滅亡しなかったためMMRはその後いったん活動を休止しますが、2012年には講談社の読者参加型サイト「プロジェクト・アマテラス」上で「MMR復活編」としてふたたび集結(2014年に「新世紀黙示録MMR Resurrection」として単行本化)。その後プロジェクト・アマテラスの終了にともない、今度はメールマガジン(発行:まぐまぐ)へと連載の場を移し、さらなる新エピソードを書き溜めていました。今回発売される「新生MMR 迫りくる人類滅亡3大危機(トリプルクライシス)!!」はその「メールマガジン版」を単行本にまとめたものになります。
※「新世紀黙示録MMR Resurrection」は現在、新刊発売を記念して「マンガボックス」で無料公開中です(3月17日まで)
編集部が話を作り、石垣先生が説得力を加えた「MMR」
―― 「MMR」の初期メンバー、ここに再集結! ですね。
タナカ 私は途中で海外のミステリー調査のため抜けてしまったんですよ。そのあと、実際にはイケダがチーフになって、最後までやったんだっけ。
イケダ 一応、1999年に連載が終わるまではそうでしたね。
―― 「MMR」のメルマガにもありましたが、トマルさんは最初は推理小説という意味でのミステリー担当を希望していたのに、違う意味でのミステリーが仕事になって驚かれたそうですね。
トマル 多少脚色はしてますが、新入社員のときにやっぱりキバヤシさんの下に配属されたことが大きいですよね。先にイケダさんが加入していて、その次に僕が入って。その意味では「MMR」と「金田一少年の事件簿」は、まったく同時期に担当になりました。
―― それ以前から「MMR」を読まれてました?
トマル 僕は会社に入る前から、「MMR」を見ていて笑っていたクチなんですよ。そしたらまさか、自分がこんな目に! というところから始まっていて。それからキバヤシさんが実力を認めた、タナカさんがチーフという形になったんです。僕はどちらかと言うと、石垣さんのお尻を叩いてスケジュールを守って描いていただく仕事でしたね。
タナカ で、復活編の「Resurrection」(※)はトマルが担当しています。ただ、キバヤシは漫画のリーダーでもあるし、実際ネームの最終OKを出すのはキバヤシなので、隊長であることに変わりありません。
トマル もちろん「Resurrection」でも、必ずキバヤシさんに相談してますよ。「つまらん」と言われて、やり返すときもあったりして、ハードルは相変わらず高めでした。
―― 誰が「MMR」のお話を作ったり、漫画の担当をされたりという話は、今まで外に向けては語られていませんよね。
タナカ 我々が話を作って、それを作画の石垣ゆうき先生に見ていただいて意見をもらう、というやり方ですね。最初のころはキバヤシ中心で話を作っていまして、それを石垣さんに説明して描いてくださいという流れだったんです。
イケダ 石垣さんが取材に同行されることはあまりなかったんですね。ただ、石垣さんの意見が入ってないということではない。編集部は簡単な筋書きを持っていくだけなので、かなり肉付けしていただいてます。あと話の展開で強引なところをスムーズにしていただけたり、絵が入ると説得力も変わって来る。「取材とあらすじは編集部、漫画作りは石垣さん」と考えてもらえればと。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
-
ミュージカル『ディズニー くまのプーさん』、舞台が見えづらいとの指摘に謝罪 「視認性の改善を講じる」
-
【今日の計算】「500×99」を計算せよ
-
「葬送のフリーレン」の勇者一行、ネモフィラ畑に現る 名場面にちなんだコスプレが「これを花畑を出す魔法か」と23万いいね
-
“スケスケ成人式コーデ”が物議のモデル、「3度見される服」を披露 「コレは見ちゃうわ」「洗っても大丈夫なのか」の声
-
1歳娘、ちょっと目を離したら衝撃の光景が……! リアル過ぎるワンオペ現場が190万再生「わかりみすごすぎです」
-
「ふざけんな」 宿泊施設に「キャンセル料金を払わなくする方法」が物議 宿泊施設「大目に見てきたが厳格化する」
-
秋元康、AKB48卒業の柏木由紀に送った手紙が物議 “冒頭の一文”に「昭和丸出し」「嫌すぎる」
-
天井裏から変な音がする→スマホを突っ込んで撮影したら…… 映った“とんでもねぇ”モノに「恐ろしい」「何これ」と騒然の196万表示!
-
息子「あしたから下敷きいるって」母「ええやつあるで(ドヤ」 母の愛がつまった手作り下敷きに「なにこれめっちゃほしい!」と注目集まる
-
「ディズニー くまのプーさん」の新作ミュージカル、舞台が見えないと物議 「全然楽しめなかった」「ステージが低すぎる」
- 釣りに行こうとしたら、海岸に子猫が打ち上げられていて…… 保護後、予想だにしない展開に「神様降臨」「涙が止まりません」
- 身長174センチの女性アイドルに「ここは女性専用車両です!!!」 電車内で突如怒られ「声か、、、」と嘆き 「理不尽すぎる」と反響の声
- しぶとい雑草“ドクダミ”を生やさない超簡単な方法が115万再生! 除草剤を使わない画期的な対策に「スゴイ発見」
- 天井裏から変な音がする→スマホを突っ込んで撮影したら…… 映った“とんでもねぇ”モノに「恐ろしい」「何これ」と騒然の196万表示!
- 小1娘、ペンギンの卵を楽しみに育ててみたら…… 期待を裏切る生き物の爆誕に「声出して笑ってしまったw」「反応がめちゃくちゃ可愛い」
- 誰も教えてくれなかった“裁縫の裏ワザ”が目からウロコ 200万再生のライフハックに「画期的」と称賛【海外】
- 「電車の中で見ちゃダメ」「笑ったww」 実家からLINE「子ヤギがすばしっこくて捕まらない」→送られてきた衝撃姿が320万表示!
- 顔の半分は童顔メイク、もう半分の仕上がりに驚がく 同一人物と思えない半顔メイクが860万再生「凄いねメイクの力」
- 元「AKB48」メンバー、整形に250万円の近影に驚きの声「整形しすぎてて原型なくなっててびびった」
- スーパーで買ったレモンの種が1年後…… まさかの結果が635万再生「さっそくやってみます」「すごーい!」「手品みたい」
- 庭に植えて大後悔した“悪魔の木”を自称ポンコツ主婦が伐採したら…… 恐怖のラストに「ゾッとした」「驚愕すぎて笑っちゃいましたw」
- 小1娘、ペンギンの卵を楽しみに育ててみたら…… 期待を裏切る生き物の爆誕に「声出して笑ってしまったw」「反応がめちゃくちゃ可愛い」
- 生後2カ月の赤ちゃんにママが話しかけると、次の瞬間かわいすぎる反応が! 「天使」「なんか泣けてきた」と癒やされた人続出
- 「歩行も困難…言動もままならず」黒沢年雄、妻・街田リーヌの病状明かす 介護施設入所も「急激に壊れていく…」
- 車検に出した軽トラの荷台に乗っていた生後3日の子猫、保護して育てた3年後…… 驚きの現在に大反響「天使が女神に」「目眩が」
- 「虎に翼」、新キャラの俳優に注目が集まる 「綺麗な人だね」「まさか日本のドラマでお目にかかれるとは!」
- 釣りに行こうとしたら、海岸に子猫が打ち上げられていて…… 保護後、予想だにしない展開に「神様降臨」「涙が止まりません」
- 身長174センチの女性アイドルに「ここは女性専用車両です!!!」 電車内で突如怒られ「声か、、、」と嘆き 「理不尽すぎる」と反響の声
- 築152年の古民家にある、ジャングル化した水路を掃除したら…… 現れた驚きの光景に「腰が抜けました」「ビックリ!」「先代の方々が」
- 「葬送のフリーレン」ユーベルのコスプレがまるで実写版 「ジト目が完璧」と27万いいねの好評