ネットリテラシー啓発のため京都府警がかわいらしくも生々しい漫画を頒布
誰にでも起こりうる、リアルな事案を描く。
スマートフォンやSNSの普及により、インターネットは身近なものとなりました。子どもでも携帯ゲーム機からたやすくアクセスできるため、その安全を守るには、個人情報の管理や情報の取捨選択の重要性を、大人ともども理解する必要があります。こうした世相を受けて、京都府警はネットリテラシー啓発漫画「まんがで学ぼう!!ネットのキケン」を制作。サイトで配信するだけでなく、京都市の小学校や保護者会でも配布するそうです。
漫画を手掛けたのは、立命館大学漫画研究会。3人のメンバーが、それぞれテーマの異なる短編を執筆。炎上や詐欺サイト被害といった生々しいエピソードが、進研ゼミの宣伝漫画を思わせる、かわいらしいテイストで展開されます。
「ゲームの世界の落とし穴」は、個人情報を晒してしまったばかりに、小学4年生の女子が拉致されかけるショッキングなエピソード。個人情報の管理やペアレンタルコントロールの重要性が提起されています。
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SNSへの軽はずみな投稿を注意する「その投稿、本当に大丈夫?」では、芸能人のツーショット写真を軽々しく投稿したばかりに炎上騒ぎを起こし、就職に支障をきたしてしまった少年の悲劇が描かれています。
「甘い誘いに要注意!!」は、お小遣い稼ぎのために詐欺サイトの誘いに乗り、なけなしの貯金をだまし取られてしまった女子高生のエピソード。詐欺サイトだけでなく、出会い系やフィッシングサイトへの注意も喚起されています。
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「まんがで学ぼう!!ネットのキケン」で描かれた事例は、ネットの使い方を誤れば、誰にでも起こりうるものばかり。子どもならずとも一読しておくべきでしょう。
(沓澤真二)
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調査は2015年8月27日~9月7日に実施。
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