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» 2016年06月13日 13時58分 UPDATE

米フロリダ銃撃事件に国際レズビアン・ゲイ協会が声明文 「非常にショックでうろたえている」

クラブが同性愛者が集まる店で、容疑者が同性愛に批判的な考えを持っていたという報道を受けて。

[黒木 貴啓,ねとらぼ]

 6月12日未明(現地時間)に起きた、米フロリダ州のナイトクラブで50人が殺害された銃撃事件。クラブが同性愛者が集まる店だったこと、容疑者が同性愛に批判的な考え方を持っていたという報道を受けて、国際レズビアン・ゲイ協会(ILGA)が「非常にショックでうろたえている」と声明文を公開しました。

国際レズビアン・ゲイ協会 キャンドルで犠牲者に哀悼の意を表するILGA

 現時点での犠牲者は死者50人、けが人は少なくとも53人。ILGAのエグゼクティブディレクター・Renato Sabbadiniさんは、「私たちはこの悲劇に困惑しています。多くのコミュニティーのメンバーや友人たちが楽しんでいる夜に突然訪れた恐怖は想像を絶するものです。犠牲者に哀悼の意を表します」と悼みました。

 協会は事件の影響力について、「たとえ調査がまだ初期段階だとしても、米政府当局者が言うように今回の事件が“非常に大きなヘイトクライム(※1)”である可能性は、あまりにも恐ろしいですが現実的のようです。(中略)事件が特定のコミュニティーを狙いすました攻撃であったことを怖がるなというのは無理な話。世界中で非常に多くのLGBTIQ(※2)の人々が、LGBTIQであるだけで簡単に罰を受けなければならないという、犠牲を思い起こさせる恐ろしい事件です」。

 ILGA共同事務局長Ruth BaldacchinoさんとHelen Kennedyさんは、「私たちは犠牲者のために深く悲しみながら、銃撃によって受ける影響すべてについて考え、結束することでこの犯罪に応じるようコミュニティーに呼びかけています。ヘイトは社会にあってはならないし、すべてが安全で平等になるまで私たちの戦いは続きます」と協会で結束していく姿勢を表しました、

 ILGAは1978年に発足。LGBTIQの権利のために署名運動を実施したり国際組織や各国政府に嘆願書を提出したりさまざまな活動を行っており、現在は125カ国から1200組の組織が加盟しています。

※1 ヘイトクライム:人種、民族、宗教、性的指向など特定の属性への偏見や憎悪によって引き起こされる犯罪行為。
※2 LGBTIQ:レズビアン、ゲイ、バイセクシュアル、トランスセクシャル、インターセックス、クィアまたはクエスチョニングをそれぞれ頭文字を取って総称した言葉。


黒木貴啓


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