18日夜、広い範囲で「火球」が見えたと動画や写真が多数投稿される 空に残った直線状の雲も

同じ時間帯、「火球掲示板」にも複数目撃情報が

» 2016年06月19日 16時03分 公開
[大場巧揮ねとらぼ]

 6月18日、Twitter上で隕石が落ちた、明るい流れ星が見えたという投稿が相次ぎ話題になっています。



 「目の前の空に隕石的なもの見えて疲れてるのかなぁとか思ってドラレコ見返したらマジだった」と投稿された動画の中では、運転中に明るい物体が空から落ちていっています。撮影場所は鎌倉街道の地下鉄弘明寺駅近くとのことで、投稿時間は23時13分です。


隕石?明るい流れ星の目撃情報 火球掲示板にも投稿が

 このツイートに対し自分も見たという投稿が複数あり、写真や動画が多数のユーザーにより投稿されています。火球の情報を共有する「火球掲示板」にも同じ時間帯に複数目撃情報が投稿されており、投稿によれば東京都や長野市、岩手奥州市などの広い範囲で見えたようです。



 この物体は流れ星にしては特に明るいことから、Twitterでは「火球」ではないかという指摘もされています。国立天文台のWebサイトによれば、「見えていた時間が『1秒以下』から長くても『5秒程度』まで」、「飛行機よりはるかに速く移動した」、「日の出や日の入り前後の空が明るい頃ではなく、空は十分に暗かった」の3つの条件に当てはまる明るい光を見た場合は火球であった可能性が高いと説明されています。明確な定義はないものの、マイナス4等程度より明るい流星のことを火球と呼んでいるそうです。


火球の目撃情報相次ぐ 一般に、マイナス4等程度より明るい流星のことを火球と呼びます(画像はWikipediaより


 緑だった、ピンクから緑に変わったなどのツイートも見かけられましたが、同機関によれば火球は明るいので色がついて見えることもあるという特徴があるようです。なお、火球は平均して1カ月に数個程度の頻度で目撃されているんだとか。



 「火球を見て5分後くらいに空を見たら軌跡と思われる飛行機雲のようなもの」があったという報告もあり、火球であった場合これは「流星痕」(りゅうせいこん)といわれるもので、とても明るい火球が流れた時に残ることがあるようです。ただし、自然現象を観測し情報交換するオープンネットワーク「SonotaCo Network」では概略の軌道が投稿されており、Twitter上の流星痕写真の真偽は定かではないとしています。


火球の目撃情報が相次ぐ 対地経路(SonotaCo Networkの投稿より)

 国立天文台のwebサイトでは、「明るい光を見たのですが、なんだったのでしょう?」という質問コーナーも用意されているので、気になる場合はこちらもチェックしておくといいかもしれません。


関連キーワード

天文 | 隕石 | 動画 | 写真


Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

昨日の総合アクセスTOP10
  1. /nl/articles/2411/19/news150.jpg 「情報を漏らされ振り回され……」とモデラー“限界声明” Vtuberのモデル使用権を剥奪 「もう支えられない」「全サポート終了」
  2. /nl/articles/2411/20/news028.jpg 「うどん屋としてあるまじきミス」→臨時休業 まさかの“残念すぎる理由”に19万いいね 「今日だけパン屋さんになりませんか」
  3. /nl/articles/2411/20/news224.jpg “ドームでライブ中”に「76万円の指輪紛失」→2日後まさかの展開に “持ち主”三代目JSBメンバー「誰なのか探しています」
  4. /nl/articles/2411/19/news169.jpg 高畑充希と結婚の岡田将生、インスタ投稿めぐり“思わぬ議論”に 「わたしも思ってた」「普通に考えて……」
  5. /nl/articles/2411/20/news031.jpg 「本当に同じ人!?」 幼少期からイボをいじられていた男性→美容師の“お任せカット”が衝撃 「めちゃくちゃ大変身」
  6. /nl/articles/2411/19/news022.jpg 「おててだったのかぁああああ」「同じ解釈の人いた笑笑」 ピカチュウの顔が“こう見えた”再現イラストに共感続々、464万表示
  7. /nl/articles/2411/20/news042.jpg 「腹筋崩壊」 ハスキーをシャンプー&パックしたら…… “予想外のハプニング”に「こ〜れは大変だわ」「沼にでも落ちたのかとwww」
  8. /nl/articles/2411/20/news216.jpg “歌姫”ののちゃん、6歳現在の姿に驚きの声「あれっ!?」「ビックリしてます!」 2歳で「童謡こどもの歌コンクール」銀賞受賞
  9. /nl/articles/2411/20/news041.jpg 黄ばみのある68年前のウエディングドレスを修復すると…… 生まれ変わった姿に「泣いた」「受け継ぐ価値のあるドレス」
  10. /nl/articles/2411/18/news107.jpg 走行中の車から同じ速さで後方へ飛び降りると? 体を張った実験に反響「問題文が現実世界で実行」【海外】
先週の総合アクセスTOP10
  1. 「飼いきれなくなったからタダで持ってきなよ」と言われ飼育放棄された超大型犬を保護→ 1年後の今は…… 飼い主に聞いた
  2. ドクダミを手で抜かず、ハサミで切ると…… 目からウロコの検証結果が435万再生「凄い事が起こった」「逆効果だったとは」
  3. 「明らかに……」 大谷翔平の妻・真美子さんの“手腕”を米メディアが称賛 「大谷は野球に専念すべき」
  4. まるで星空……!! ダイソーの糸を組み合わせ、ひたすら編む→完成したウットリするほど美しい模様に「キュンキュンきます」「夜雪にも見える」
  5. 妻が“13歳下&身長137センチ”で「警察から職質」 年齢差&身長差がすごい夫婦、苦悩を明かす
  6. 人生初の彼女は58歳で「両親より年上」 “33歳差カップル”が強烈なインパクトで話題 “古風を極めた”新居も公開
  7. 「ごめん母さん。塩20キロ届く」LINEで謝罪 → お母さんからの返信が「最高」「まじで好きw」と話題に
  8. 互いの「素顔を知ったのは交際1ケ月後」 “聖飢魔IIの熱狂的ファン夫婦”の妻の悩み→「総額396万円分の……」
  9. ユニクロが教える“これからの季節に持っておきたい”1枚に「これ、3枚色違いで買いました!」「今年も色違い買い足します!」と反響
  10. 中央道から「宇宙戦艦ヤマト」が見える! 驚きの写真がSNSで注目集める 「結構でかい」「どう見てもヤマト」 撮影者の心境を聞いた
先月の総合アクセスTOP10
  1. 50年前に撮った祖母の写真を、孫の写真と並べてみたら…… 面影が重なる美ぼうが「やばい」と640万再生 大バズリした投稿者に話を聞いた
  2. 「食中毒出すつもりか」 人気ラーメン店の代表が“スシローコラボ”に激怒 “チャーシュー生焼け疑惑”で苦言 運営元に話を聞いた
  3. フォロワー20万人超の32歳インフルエンサー、逝去数日前に配信番組“急きょ終了” 共演者は「今何も話せないという状態」「苦しい」
  4. 「顔が違う??」 伊藤英明、見た目が激変した近影に「どうした眉毛」「誰かとおもた…眉毛って大事」とネット仰天
  5. 「ごめん母さん。塩20キロ届く」LINEで謝罪 → お母さんからの返信が「最高」「まじで好きw」と話題に
  6. 星型に切った冷えピタを水に漬けたら…… 思ったのと違う“なにこれな物体”に「最初っから最後まで思い通りにならない満足感」「全部グダグダ」
  7. 「泣いても泣いても涙が」 北斗晶、“家族の死”を報告 「別れの日がこんなに急に来るなんて」
  8. ジャングルと化した廃墟を、14日間ひたすら草刈りした結果…… 現した“本当の姿”に「すごすぎてビックリ」「素晴らしい」
  9. 母親は俳優で「朝ドラのヒロイン」 “24歳の息子”がアイドルとして活躍中 「強い遺伝子を受け継いだ……」と注目集める
  10. 「幻の個体」と言われ、1匹1万円で購入した観賞魚が半年後…… 笑っちゃうほどの変化に反響→現在どうなったか飼い主に聞いた