現状では9ページの読み取りに成功。
MIT(マサチューセッツ工科大学)がジョージア工科大学と共同で、「閉じられた本の中身を読み取るスキャン技術」を開発。最初の9ページを読み取ることに成功したと発表しました。

電磁波の一種、テラヘルツ波を本に当て、その反射からインクの形を解析する仕組み。反射の時間差からページを区別し、前後のページが透けて文字の形が異常になった部分は、解析アルゴリズムで補完します。現状では9ページを越えるとノイズの影響が強くなり、読み取れなくなるとのこと。

実験サンプルは文字が1つずつ記された紙の束で、まだ実際に本が読めるまでの段階には至っていません。しかし研究が進めば、手で触れると崩れてしまいそうなもろい古書を読む上で役立つかもしれません。MITによると、既にメトロポリタン博物館がこの研究に関心を示しているそうです。
(沓澤真二)