ニュース
» 2016年12月23日 10時00分 UPDATE

「絶対に紐で遊ばせてはいけない」 注意! 猫の“紐誤飲”は命の危険につながります

猫バンバンに次ぐ、大切な注意喚起です。

[k村,ねとらぼ]

 年末年始のお休みまでもう少し。「休みは我が家でのんびり、うちの猫と遊ぶんだあー」なんて方も多いのではないでしょうか。

 その際、ぜひ注意してほしいことがあります。12月上旬、Twitterに“猫の命に関わる重大な注意喚起”が投稿され、大きな注目を集めていました。それは、あるユーザーの愛猫が靴紐によってとてもつらい体験をしたというもの。



 ある日、いつもは食欲旺盛な猫ちゃんがカリカリを食べこぼす様子に違和感を覚えた飼い主のMeguminさん(@megumi_i_i_n)。猫ちゃんが気に入っていた靴紐(約1メートル)が1本無くなっていることに気付きます。

 動物病院に誤飲した可能性があると伝えると、「最悪死につながるので急いで来てほしい」と言われます。慌てて連れて行くも、レントゲンや触診等では異物の有無を確認できず、軟便剤を投与され経緯観察に。


猫靴紐

 それからほぼ水しか口にしなくなった猫ちゃんでしたが、数日後に靴紐を嘔吐。30センチほど吐き出すと、そこでかみちぎってしまいました。翌日に病院で再検査したところ、まだ体内に残っていて、一部は小腸に侵入していることが判明。処置の結果、70センチ以上のひもがつながった状態で出てきたそうです。

 “まさかないだろう”と考えるようなサイズを誤飲していた今回のケース。獣医師さんからは「紐を誤飲するのは一番やっかい。下剤を投与しても、圧力をかけても出てこないことが多く、腸内に侵入すると開腹手術をしても取り出すのが難しい場合がある。絶対に紐で遊ばせてはいけない」と言われたそうです。


猫靴紐

 紐で遊ぶのが好きな犬猫は多く、ついつい置きっぱなしにしている飼い主さんもいるのではないでしょうか。しかし、不慮の事故を防ぐためにも、ペットの手の届かない場所にしっかりとしまうことが重要です。猫に限らず、飼い主の皆さま、くれぐれも紐の管理にお気をつけ下さい!

 ちなみに、Meguminさん宅の猫ちゃんは現在、元気になっているとのこと。本当に無事でよかったです……。


画像

投稿全文

うちの猫が靴紐を誤飲しました。

 うちの猫は本当に食いしん坊で、その食欲を抑えるのに苦労する日々でしたが、数日前からカリカリを少し残すようになりました。残すだけではなく、かなりの量を食べこぼしていました。

 それと同時に、いつも遊んでいた靴紐が1本なくなっていることに気づきました。昔から紐や棒状のおもちゃが大好きだったため、使い古した靴紐などでよく遊んでいました。 なくなった靴紐は1メートルほどの長さで太めのもの。探しましたが見つからず、これはもしや誤飲してしまったのではと、急いでまだ開いている近所の動物病院に電話をしました(かかりつけ医は営業時間が終了していました)。

 靴紐の件を伝えると、最悪死につながるので急いで来てほしいとのこと。慌てて猫を連れて行きました。しかしその際にはレントゲンや触診等で異物の有無は確認できず、軟便剤を投与され経過観察するよう言われました。それから数日しても食欲は戻らず、むしろほぼ水しか口にしなくなりました。

 もう一度病院に相談をと思い、かかりつけ医で話を聞いたところ「紐を誤飲するのは一番やっかい。下剤を投与しても、圧力をかけても出てこないことが多く、腸内に侵入すると開腹手術をしても取り出すのが難しい場合がある。絶対に紐で遊ばせてはいけない」とのことでした。

 帰宅した直後に猫が嘔吐しました。吐しゃ物は靴紐でした。ちぎれた状態ではなく、つながったまま30センチの長さを吐き出し、自分で噛み千切ってしまいました。

 翌日かかりつけ医の紹介で大学病院付属へ行き再検査してもらったところ、胃の中にあった紐の一部が小腸に侵入しているとのこと。内視鏡が入る範囲ではあるので、口から内視鏡で紐を取り出す方法を取ってもらうことにしました。

 レントゲンやエコーで確認できない場所の小腸の中で紐が絡まっている場合もあるので、最悪の場合開腹手術で紐を取り出し、傷んでいる腸を切り取る処置をするということでした。手術の結果、70センチ以上の紐がつながった状態で出てきました。猫の体調も良かったため入院するころもなく、現在は自宅で安静にしているところです。

 その病院でも先生に「紐を誤飲するのは一番危険。飲み込まないだろうという太さや長さでも猫の場合、遊びながら丸のみしてしまうことが多い」と言われました。猫に限らず犬でも紐の誤飲は大変危険だと痛感しました。遊んだあとはペットの手の届かない場所にしっかりとしまってください。

 うちの猫はかろうじて助かることができましたが、少しでも悲しい事故を減らすためにも、是非このことを広めていただければ幸いです。長文にもかかわらず最後まで読んでいただきありがとうございました。


取材協力:Meguminさん


Copyright© 2017 ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

この記事が気に入ったら
ねとらぼ生物部に「いいね!」しよう