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» 2017年01月07日 10時45分 UPDATE

ワークチェア選びのプロ「チェアコンシェルジュ」が教える疲れない座り方

椅子を購入するときの注意点も教えらもらいました。

[茂木宏美/LOCOMO&COMO,ねとらぼ]

 仕事好きのみなさん! デスクでの長時間作業に体の疲れや倦怠感などを感じていませんか? そんなあなたに必須になるかもしれないチェアを教えてくれるショップがあるんです。それは、高機能なオフィスチェアをメインに扱うWORKAHOLIC(ワーカホリック)。ワークチェアに精通したチェアコンシェルジュが常駐し、その人の体にフィットした最適な一脚を教えてくれます。まさに“あなただけのイス”が手に入るのです。そんなワークチェアのプロ、チェアコンシェルジュの教えを受けに行ってきました。

 場所は、東京メトロ銀座線「虎ノ門」駅から数分、交差点角にあるカフェインチャージバー「CAFFEINEHOLIC」の2〜4Fです。入り口は外側にありますが、バーを通り抜けても行くこともできます。


画像 入口は外堀通りに面しています

画像画像 鉄骨がむき出しにされた無機質な空間にチェアが見える

 階段を上がりドアをのぞくと、カウンターの中の男性が笑顔で店内へ誘導してくれました。


画像 チェアコンシェルジュの脇田学さん

 店内奥の方まで重厚感のあるチェアがたくさん並び、壁側は絵画のように一脚一脚をライトで照らしています。凝った演出です。


画像画像 国内・海外の高級ワークチェアが並ぶ

 チェアコンシェルジュはその中の一つのイスに腰掛けるように案内し、座るとなにやら調節を始めました。


画像 エルゴヒューマン(台湾)「プロオットマン内蔵型」


画像 操作レバーで座面の高さを調整


画像 背中をサポートする背もたれもの角度も合わせます


画像 最後に肘をのせるアームレストの調整も

 カッコイイだけではなく、本当にその人にあったイスを伝えることが仕事のコンシェルジュ。彼いわく、まずはスタンダードな姿勢を知ってもらうために深く腰掛けてもらい、体がくっつけられるところは全てチェアと接触させて調節していくそうです。そうすると、チェアが体を支えてくれるように調整された“自分専用チェア”になるのです。

 次は、“自分専用チェア”とともにデスクと合わせてさらに調節し、いつも仕事をしている環境に近づけます。すると、その人に最適なオフィス環境の基本形が出来上がりました!


画像画像 デスクとチェアの位置やPCとの距離なども調節します

 その後、仕事するときの普段の座り姿勢と、“自分専用チェア”にどっぷりと体重をあずけた姿勢を比べます。比べてみると、体をそんなに寝かせたら仕事できないじゃん! と思うほどリクライニングしているように見えますが、果たしてこれが基本の形でいいのでしょうか?

 しかし、目線は真っすぐPCのディスプレイに向いています。そのため、くつろぎ姿勢ではないことが判明。チェアが体を支えているため、姿勢を維持する余計な力をかけずに仕事に集中できるのです。もちろん、筆者も体験しましたが、そりゃもう楽ちんでした! こんな心地よさで仕事ができるのなら、長時間座っていても疲れ知らずで仕事もスイスイ進むことでしょう。思わず、これがオフィスにあったらな〜という気持ちが沸き起こってしまいました。


画像画像 いつもの仕事姿勢と調整後の姿勢の比較

 基本形を知った後は、その他のチェアを自由に試し、自分好みの一脚を見つけていくそうです。そこで、筆者もいろいろ試してみることに。

 まずは、どんな方が座っても高評価が得られる “優等生”なイス。背中のサポートをしっかりしたい方に向いたチェアです。


画像 スチールケース(アメリカ)「Leap(リープ)」


画像画像 背もたれのカーブのサイズ調整幅が大きい全面クッションタイプ

 次は、作業の中にいろんな道具を使用したり、いろんな動きをするために座り方が一定ではない方に向いているチェア。チェア全体が体の左右の動きに追従してくれるため、体の動きをあまり拘束しません。骨格のねじれを最小限に抑えることも可能だそうです。


画像画像 ウィルクハーン(ドイツ)

 最後は、日本製品の登場です。スリムなイスで、女性にも人気とか。アームレストの稼働範囲が広く、頭をあずけるヘッドレストが調整できるため、首や肩が硬くなりやすい方や、PC作業が多い方に向いているそうです。


画像 OKAMURA(日本)「Baron(バロン)」


画像画像 ヘッドレストが首にフィットし頭を支えます

 さて、せっかくワークチェアのコンシェルジュがいるのですから、イスに関してアドバイスをもらわないともったいない! というわけで、家にあるイスの座り方を教えてもらいました。

 まずは、背もたれに体が届くように深く腰掛けます。


画像 腰の部分をきちんと背もたれに当てます

 そして、かかとを地面にしっかりくっつけます。


画像 足が浮いてしまう場合は、台などを置く

 最後は、机とお腹をくっつけるように座ります。


画像 きちんとした座り方だと、仕事スタイルが美しい!


画像 机と体の距離があると猫背になりやすい

 座り方に続いて、ずうずうしくもイスを購入するときの注意点も教えてもらいました。「背もたれが支えてくれるかどうかを見てください。体とイスの間に隙間がある場合はNG。さらに座面の硬さ、柔らかさ、大きさも重要です。特にイスの縁が太ももに当たる場合は、長時間座っているとその部分が痛くなったりするので、注意してくださいね」とチェアコンシェルジュの脇田さん。アームレストをはじめ、イスに備え付けられているもの全てに体の部位をつけ、硬い・柔らかい、大きい・小さいなどを調べるといいそうです。


画像 座面は自分に合った硬さや大きさを必ず調べよう

 仕事を愛する者としては、大変有益な情報を聞け、さらにオフィスチェアの良さも知れ、購入したわけでもないのに満足した筆者。チェアコンシェルジュは、そんな筆者に購買意欲をかきたたせるかのように完璧ともいえるオフィス環境を紹介してくれました。


画像 機能的なチェアだけでなく、機能的なオフィス環境

 床が傷つかないよう、またチェアの音も軽減できるように配慮されたチェアラグ。これにより、チェアの動きを安定させるそうです。そして、足が床につかない方にはフットレストがオススメだとか。足が床につく方でも足の角度を変えるといい姿勢をキープしやすいため、あえてこれを使用する方もいるそうです。つま先が上がった状態ではお尻がずらしにくいため、姿勢を無理なくキープしやすいからとのこと。聞けば聞くほど、なるほど〜と思うことがたくさんあります。


画像画像 落ち着いた色調とデザインでオフィスになじみやすい

 また、ベストな机の高さは体格によって違うので、“その人の高さ”に合わせられる電動昇降デスクも見せてくれました。調整できる高さは64〜129センチ。立って作業することも可能で、座り続けることによって生じる不快感も緩和できる、まさに仕事をする人に優しいデスクです。こんな優れた製品でオフィス環境をそろえたら、店名と同じく“仕事中毒”になってもおかしくありませんね。


画像画像 1センチ単位で高さを調節できます

 高機能なワークチェアを中心にさまざまなアイテムがそろうワーカホリックでは、チェアコンシェルジュに“自分専用チェア“を整えてもらった環境で実際に仕事をしてみることができるそうです。また、1階のバーでは、ここで販売しているワークチェアがいくつか設置されているとのこと。バーにはチェアコンシェルジュはいませんが、ドリンクを飲みながら体験できるのはうれしいですね。

(茂木宏美/LOCOMO&COMO)

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