キャラが全部クソコラみたいなソシャゲ「妖怪惑星クラリス」登場 開発者の精神状態がヤバそう

エイプリルフールにはまだ早い。

» 2017年02月16日 19時49分 公開
[コンタケねとらぼ]

 時は2017年。日々人気のないゲームはサービスを終了し、事あるごとにわびガチャを求められる厳しいスマホ・ソシャゲー飽和時代に、とんでもないニューカマーが登場したと一部ネット上がざわついています。そのゲームの名は、「妖怪惑星クラリス」。


妖怪惑星クラリス !!?? (画像は妖怪惑星クラリス公式サイトより)



 タイトルだけはまともそうですが、ちょっと調べるとおよそ正気の人間が作っているとは思えないクレイジー・コンテンツの数々が源泉のように湧き出てきます。最初に「あ、これヤバイな」と感じさせてくれるのが公式サイト。

 ゲームの第一印象を決める重要なサイトトップの絵が、

  • 亀の甲羅からアルパカの頭が生えた生き物
  • 体と首から上の絵のタッチが別人が書いたように違う人魚
  • 体が和服を着た人間で首から上がバラの花
  • フラミンゴの体から直接人間の頭が付いて頭上からきのこが生えた謎の何か

 などなど、コラ職人が2chに投下するために10分で作ったような超生物たちの群れとなっているのです。ふざけたものを見せられると「作ったやつでてこい」となりますが、ここまでふざけたものが物量で襲ってくると「作ったやつ大丈夫か……?」と心配になります。

 サイトの作りもノスタルジックで、昔作られてサービス終了後に放置されたサイトのような雰囲気がありますが、「2017年春よりサービス開始予定」と書かれており間違いなく現代のサイトであることが確認できます。阿部寛のホームページ(関連記事)に近い感覚を覚えました。

 なお、トップ絵だけでなく、サイトをスクロールすると次々に新しい超生物たちが湧き出し、見ている人間の理性や正気をガリガリ削ってきます。つらくなってきたら、サイトを閉じて窓を開けて新鮮な空気を吸いましょう。


妖怪惑星クラリス 頭がおかしくなりそうです

 次にヤバいのが、やたら壮大なBGMが流れる公式動画。なんとなく予感はしていたのですが、「昔から封印された悪軍団は目覚めてしまった!」などところどころおかしな日本語が出てきます。やっぱりかー! やっぱりかクラリスゥゥ! 中か! 韓か! 露か米か! どっからやって来たんだお前らはー!


動画が取得できませんでした
第1弾プロモーションムービー


妖怪惑星クラリス ギリギリ理解できる文章


妖怪惑星クラリス 知るか!

 開発元である「Kola Entertainment」でググっても一切情報が出てこないため、どこの国で作られているのか謎です。すごく文章を書くのが苦手な日本人が書いたという可能性もゼロではありませんが……。

 なお、動画ではPPAPの体に猫の頭のキャラなどアウトな気配ある超生物も登場し、ついでみたいな感じで理性や正気をガリガリ削ってきます。もう勘弁してくれ。


妖怪惑星クラリス いかんでしょ

 同動画によると、ゲームの時代背景は3017年。惑星クラリスに移住していた人類がDNAウイルスにより化物になってしまい、地球に住んでいる人たちからは「妖怪」と呼ばれ帰れなくなってしまったというストーリーです。超生物たちは、化物になってしまった人類のもよう。

 この辺の背景を知っていると、キャラが超生物ばかりなのもある程度は納得できます。が、それでもPPAPは許さねえからな。


妖怪惑星クラリス 許さんぞ

 なお、動画は一度内容が差し替えられており、以前はトランプ大統領っぽい人などさらにアウト感の高いキャラが登場していました。流石にボツになったようです。

 動画はもう1本公開されており、こちらは実際にゲームを遊んでいる様子が見られます。しかし、戦闘画面を見ても、いまいちシステムがよく分かりませんでした。どうもパズルを解いて攻撃するシステムっぽく見えるのですが、実際にやってみないことにはなんとも言えません。


動画が取得できませんでした
第2弾プロモーションムービー


妖怪惑星クラリス 戦闘画面


妖怪惑星クラリス 協力もできるようです

 あと、戦闘中はドット絵のミニキャラがアクションを繰り広げるのですが、これが漏れなく全部キモい。こんなキモいゲームがもうすぐリリースされるという事実に震えます。

 ゲームとしてはMMORPGになっており、フィールドマップに最大100人まで一緒に冒険できるとのこと。キモいキャラ100体が1カ所に集うとか地獄でしかないのですが、惑星クラリスの日常の光景ということで広い心を持って受け入れましょう。


妖怪惑星クラリス フィールド画面。100まで同時にプレイできる

 こんなキモいキャラばかりなのに、キャラクターメイキングで見た目をいじれるところもなかなか高得点。キモさに対する飽くなき追究心に頭が下がります。


妖怪惑星クラリス まさかのキャラクターメイキング

 そして現在、同作最大のクレイジーコンテンツとなっているのが、公式Twitter。ゲームに出てくるキャラクター名とフレーバーテキスト(説明文)をフォロワーから募集するという珍しい試みを実施しているのですが、ドーナツの体を持つピンク色の触手みたいな超生物の名前が、アンケートの結果チ○ポンデリングに決定しました。そして公式Twitterは、現在伏せ字なしでこのキャラの名前を連呼しています。もう知らん……。







 「妖怪惑星クラリス」は2017年春にiOSとAndroidでリリース予定。問題しか無いアプリですが、一体どれだけの人が実際にプレイするのでしょうか。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

昨日の総合アクセスTOP10
  1. /nl/articles/2411/19/news150.jpg 「情報を漏らされ振り回され……」とモデラー“限界声明” Vtuberのモデル使用権を剥奪 「もう支えられない」「全サポート終了」
  2. /nl/articles/2411/20/news028.jpg 「うどん屋としてあるまじきミス」→臨時休業 まさかの“残念すぎる理由”に19万いいね 「今日だけパン屋さんになりませんか」
  3. /nl/articles/2411/20/news224.jpg “ドームでライブ中”に「76万円の指輪紛失」→2日後まさかの展開に “持ち主”三代目JSBメンバー「誰なのか探しています」
  4. /nl/articles/2411/19/news169.jpg 高畑充希と結婚の岡田将生、インスタ投稿めぐり“思わぬ議論”に 「わたしも思ってた」「普通に考えて……」
  5. /nl/articles/2411/20/news031.jpg 「本当に同じ人!?」 幼少期からイボをいじられていた男性→美容師の“お任せカット”が衝撃 「めちゃくちゃ大変身」
  6. /nl/articles/2411/19/news022.jpg 「おててだったのかぁああああ」「同じ解釈の人いた笑笑」 ピカチュウの顔が“こう見えた”再現イラストに共感続々、464万表示
  7. /nl/articles/2411/20/news042.jpg 「腹筋崩壊」 ハスキーをシャンプー&パックしたら…… “予想外のハプニング”に「こ〜れは大変だわ」「沼にでも落ちたのかとwww」
  8. /nl/articles/2411/20/news216.jpg “歌姫”ののちゃん、6歳現在の姿に驚きの声「あれっ!?」「ビックリしてます!」 2歳で「童謡こどもの歌コンクール」銀賞受賞
  9. /nl/articles/2411/20/news041.jpg 黄ばみのある68年前のウエディングドレスを修復すると…… 生まれ変わった姿に「泣いた」「受け継ぐ価値のあるドレス」
  10. /nl/articles/2411/18/news107.jpg 走行中の車から同じ速さで後方へ飛び降りると? 体を張った実験に反響「問題文が現実世界で実行」【海外】
先週の総合アクセスTOP10
  1. 「飼いきれなくなったからタダで持ってきなよ」と言われ飼育放棄された超大型犬を保護→ 1年後の今は…… 飼い主に聞いた
  2. ドクダミを手で抜かず、ハサミで切ると…… 目からウロコの検証結果が435万再生「凄い事が起こった」「逆効果だったとは」
  3. 「明らかに……」 大谷翔平の妻・真美子さんの“手腕”を米メディアが称賛 「大谷は野球に専念すべき」
  4. まるで星空……!! ダイソーの糸を組み合わせ、ひたすら編む→完成したウットリするほど美しい模様に「キュンキュンきます」「夜雪にも見える」
  5. 妻が“13歳下&身長137センチ”で「警察から職質」 年齢差&身長差がすごい夫婦、苦悩を明かす
  6. 人生初の彼女は58歳で「両親より年上」 “33歳差カップル”が強烈なインパクトで話題 “古風を極めた”新居も公開
  7. 「ごめん母さん。塩20キロ届く」LINEで謝罪 → お母さんからの返信が「最高」「まじで好きw」と話題に
  8. 互いの「素顔を知ったのは交際1ケ月後」 “聖飢魔IIの熱狂的ファン夫婦”の妻の悩み→「総額396万円分の……」
  9. ユニクロが教える“これからの季節に持っておきたい”1枚に「これ、3枚色違いで買いました!」「今年も色違い買い足します!」と反響
  10. 中央道から「宇宙戦艦ヤマト」が見える! 驚きの写真がSNSで注目集める 「結構でかい」「どう見てもヤマト」 撮影者の心境を聞いた
先月の総合アクセスTOP10
  1. 50年前に撮った祖母の写真を、孫の写真と並べてみたら…… 面影が重なる美ぼうが「やばい」と640万再生 大バズリした投稿者に話を聞いた
  2. 「食中毒出すつもりか」 人気ラーメン店の代表が“スシローコラボ”に激怒 “チャーシュー生焼け疑惑”で苦言 運営元に話を聞いた
  3. フォロワー20万人超の32歳インフルエンサー、逝去数日前に配信番組“急きょ終了” 共演者は「今何も話せないという状態」「苦しい」
  4. 「顔が違う??」 伊藤英明、見た目が激変した近影に「どうした眉毛」「誰かとおもた…眉毛って大事」とネット仰天
  5. 「ごめん母さん。塩20キロ届く」LINEで謝罪 → お母さんからの返信が「最高」「まじで好きw」と話題に
  6. 星型に切った冷えピタを水に漬けたら…… 思ったのと違う“なにこれな物体”に「最初っから最後まで思い通りにならない満足感」「全部グダグダ」
  7. 「泣いても泣いても涙が」 北斗晶、“家族の死”を報告 「別れの日がこんなに急に来るなんて」
  8. ジャングルと化した廃墟を、14日間ひたすら草刈りした結果…… 現した“本当の姿”に「すごすぎてビックリ」「素晴らしい」
  9. 母親は俳優で「朝ドラのヒロイン」 “24歳の息子”がアイドルとして活躍中 「強い遺伝子を受け継いだ……」と注目集める
  10. 「幻の個体」と言われ、1匹1万円で購入した観賞魚が半年後…… 笑っちゃうほどの変化に反響→現在どうなったか飼い主に聞いた