今夜放送「けものフレンズ」最終回 『コミックアラカルト ジャパリパーク編』で耐えろ

連書籍で先陣を切って出版された1冊。

» 2017年03月28日 15時59分 公開
[たまごまごアオシマ書店]
アオシマ書店

 今夜『けものフレンズ』が最終回を迎える。

 今期のダークホースとして注目を集めている3DCGアニメ。のんびりした擬人化動物の癒やし描写と、その裏に張り巡らされた伏線と背景設定、主人公2人のロードムービーとしてのできの良さが、特にニコニコ動画とTwitterを通じ、口コミで普及。BD付き書籍は枯渇して即予約完売、一部の動物園もあわせて盛り上がりはじめ、ギンビス「たべっ子どうぶつ」公式にサーバルキャット追加の問い合わせが増えているなど、ちょっとした社会現象だ。

 ニコニコ動画一挙放送のコメント数は、『まどか☆マギカ』や『ラブライブ!』を抜いてダントツ一位に。1話の再生数は現時点で400万再生を超えている。



 『けものフレンズ』関連書籍で先陣を切って出版されたのが、『けものフレンズコミックアラカルト ジャパリパーク編』だ。



 最終回前に出る、というスピードなだけあって、描かれているのはアルパカさん、トキさん、ツチノコさんなど、アニメ前半に登場するキャラクターが中心。持ち味である「癒やしギャグ」と「ちょっとセンチメンタル」の部分を、作家たちが膨らませて描いている。

 カネコマサル「ジャパリカフェはじめました」は、アニメで描かれなかった部分の補完創作として秀逸だ。アニメ3話、アルパカさんが開いた高山のカフェのはじめてのお客さんが、主人公たちだった。彼女らが訪れる前。ずっと長い間、誰も来ないカフェで待ち続けていたアルパカさん。接客を練習を一人繰り返す。精一杯の知識で飾った花は、待ちすぎて枯れてしまう。こういう感傷が、『けものフレンズ』にはとてもよくマッチする。

 青木ハヤト「あいどるしぼー」では、ストーリーに一切絡んでいないチベットスナギツネを中心に話が進む。『けものフレンズ』のアプリゲーム版(すでにサービス終了)では、『艦隊これくしょん』並に擬人化されたキャラクターがいる。アニメとは一応パラレルという設定だ。だがかばんちゃんとサーバルちゃんの旅に、他のフレンズが出てきても何らおかしくない。『けものフレンズ』は、想像のネタが枯渇することなく自由に楽しめるコンテンツだ、という可能性を打ち出した一作だ。

 なお『けものフレンズ』ブームの流れについては、下記のリンクをご参照ください。


関連リンク


関連キーワード

けものフレンズ | 漫画 | アニメ | 最終回


©アオシマ書店

先週の総合アクセスTOP10
  1. 小1娘、ペンギンの卵を楽しみに育ててみたら…… 期待を裏切る生き物の爆誕に「声出して笑ってしまったw」「反応がめちゃくちゃ可愛い」
  2. 富山県警のX投稿に登場の女性白バイ隊員に過去一注目集まる「可愛い過ぎて、取締り情報が入ってこない」
  3. 2カ月赤ちゃん、おばあちゃんに少々強引な寝かしつけをされると…… コントのようなオチに「爆笑!」「可愛すぎて無事昇天」
  4. 異世界転生したローソン出現 ラスボスに挑む前のショップみたいで「合成かと思った」「日本にあるんだ」
  5. 【今日の計算】「8+9÷3−5」を計算せよ
  6. 21歳の無名アイドル、ビジュアル拡散で「あの頃の橋本環奈すぎる」とSNS騒然 「実物の方が可愛い」「見つかっちゃったなー」の声も
  7. 1歳赤ちゃん、寝る時間に現れないと思ったら…… 思わぬお仲間連れとご紹介が「めっちゃくちゃ可愛い」と220万再生
  8. 業務スーパーで買ったアサリに豆乳を与えて育てたら…… 数日後の摩訶不思議な変化に「面白い」「ちゃんと豆乳を食べてた?」
  9. 祖母から継いだ築80年の古家で「謎の箱」を発見→開けてみると…… 驚きの中身に「うわー!スゴッ」「かなり高価だと思いますよ!」
  10. 「ゆるキャン△」のイメージビジュアルそのまま? 工事の看板イラストが登場キャラにしか見えない 工事担当者「狙いました」
先月の総合アクセスTOP10
  1. フワちゃん、弟の結婚式で卑劣な行為に「席次見て名前覚えたからな」 めでたい場でのひんしゅく行為に「プライベート守ろうよ!」の声
  2. 親が「絶対たぬき」「賭けてもいい」と言い張る動物を、保護して育ててみた結果…… 驚愕の正体が230万表示「こんなん噴くわ!」
  3. 水道検針員から直筆の手紙、驚き確認すると…… メーターボックスで起きた珍事が300万再生「これはびっくり」「生命の逞しさ」
  4. フワちゃん、収録中に見えてはいけない“部位”が映る まさかの露出に「拡大しちゃったじゃん」「またか」の声
  5. スーパーで売れ残っていた半額のカニを水槽に入れてみたら…… 220万再生された涙の結末に「切なくなった」「凄く感動」
  6. 桐朋高等学校、78期卒業生の答辞に賛辞やまず 「只者ではない」「感動のあまり泣いて10回読み直した」
  7. 「これは悲劇」 ヤマザキ“春のパンまつり”シールを集めていたはずなのに…… 途中で気づいたまさかの現実
  8. 「ふざけんな」 宿泊施設に「キャンセル料金を払わなくする方法」が物議 宿泊施設「大目に見てきたが厳格化する」
  9. がん闘病中の見栄晴、20回以上の放射線治療を受け変化が…… 「痛がゆくなって来ました」
  10. 食べ終わったパイナップルの葉を土に植えたら…… 3年半後、目を疑う結果に「もう、ただただ感動です」「ちょっと泣きそう」