間もなくオープンの「レゴランド」に行ってみた レゴが成型され流れていくのを眺めるのもまた楽し
東海地区最大のテーマパーク誕生。レゴアートからアトラクション、レゴブロック工場まであるよ!
世界で8番目の「LEGOLAND Japan」(以下、レゴランド)が4月1日、愛知県名古屋市の金城ふ頭にオープンします。レゴブロックのテーマパークでレゴ社のあるデンマークなどをはじめ世界7カ所で運営されています。そんなオープン直前の「レゴランド」へ取材に行ってきました。
園内はテーマの異なる7つのエリアに分かれており、さまざまなアトラクションの他、実際にレゴブロックで遊べる所もあります。営業時間は10時から日によって17時から19時までとなっており、場合によってはもっと遅くまでの営業も検討しているとのこと。敷地面積は約9.3ヘクタールで、これは東京ドーム約2.5個分に相当。1日たっぷり遊び回れる広さを誇っています。
ゲートをくぐると、いきなりレゴブロックで作られた恐竜の建造物が現れます。全長にして約3メートルくらいでしょうか? 大きさもさることながら、どことないコミカルさもあって、「レゴランドに来たんだなぁ」というワクワクがこみ上げてきます。ここ以外にも実際にレゴブロックを使って作られたストラクチャーがパークの各所に配置されています。
今回は中央の「ミニランド」エリアを中心に、ぐるっと反時計回りに東から回っていくような形で、各エリアを紹介していきたいと思います。
入口から直進すると「レゴランド」最初のエリア「ブリックトピア」に入ります。すぐ目につくのがやはり「オブザベーションタワー」でしょう。全長50メートルの高さを誇り、塔にドーナツ状に配置されたボックスに乗り込めば、ボックスが上昇してレゴランド全体を見まわすことができます。
「ブッリクトピア」を右手に進んでいくと、今度は冒険をテーマにした「アドベンチャー」エリアに到着します。
エリアにはレゴブロックでできた黄色い巨大な潜水艦が。これがレゴランド内の水族館ともいうべき「サブマリン・アドベンチャー」です。
ここでは船体の半分が水に沈んだ潜水艦に乗り込み、実際に生きている魚や、水中内に配置されたミニフィグ(レゴのキャラクター)や建造物を見学できます。レゴの世界観で彩られた水中で、魚が元気に泳ぎ回っているのを見ていると、まるでレゴ自体が生きているかのよう。「アドベンチャー」エリアにふさわしい冒険を味わうことができます。
ちなみに、ねとらぼ内の記事でも紹介された「LEGOポテト」(関連記事)は、このエリアのフードコートで販売されています。
「LEGOポテト」以外にも、各エリア内に設営されているフードコートでは食事メニューも多彩。今回の取材では「ローストビーフ グレビーソース」(1700円/「ナイト・キングダム」エリア・フードコート「ナイト・テーブル・レストラン」で提供)、「チリドッグ」「チーズドッグ」「ホットドッグ」(左から550円、550円、500円/「レゴシティ」エリア・フードコート「マリーナ・スタック・シャック」で提供)、「LEGOポテト」(450円/「アドベンチャー」エリア・フードコート「オアシス・スナック」で提供)を食べてきました。どれもおいしくて量もたっぷりです。これ以外にも多くのフードがありますので、ぜひ来園時にはいろいろ食べてみてください!
「アドベンチャー」エリアを北に出ると、今度はレゴの市街地をイメージして作られた「レゴシティ」エリアに出て行きます。ここにはモーターボートを操縦してコースを進む「ゴースト・ガード・エイチキュー」、アップダウンする飛行機を操る「シティー・エアポート」など、乗り物を操るアトラクションが多いです。
その中でもオススメなのが、エリア左にある「レスキュー・アカデミー」。ここでは消防車に乗り込み、所定の位置まで進んで火の部分に水を浴びせ、初めの位置まで戻るアトラクションとなっています。消防車は全部で6列あり、同時にスタートした車とは戻ってくるまでの速さを争うというもの。そのため、急いで戻ってくる必要があるのですが、消防車を動かしたり、水を発射するには、各部分に据え付けられたハンドルを回し続ける必要があり、結構重労働になります。それだけに一番で戻ってこれた時は、大きな達成感が得られるでしょうね。
「レスキュー・アカデミー」を終え、西に進むと今度は中世を舞台にした「ナイト・キングダム」に到着します。ここでの一番のオススメといえば、ジェットコースター「ザ・ドラゴン」でしょう。ドラゴンを模したコースターに乗り、初めはレゴで作られたドラゴンや、それに立ち向かうミニフィグが設置されたトンネルを進んでいきます。そしてトンネルを抜けるとジェットコースターに! 距離はさほど長くはないのですが、短い間隔で左右に曲がりGがかかるため、かなりのスリルを楽しむことができました。
「ザ・ドラゴン」を降りて一休みしたら、次は南に進んでみましょう。「パイレーツ・ショア」に到着します。ここは海と海賊をテーマにしたエリアです。
イチオシのアトラクションは、船に乗ってコースを進み、配置された海賊たちを水鉄砲で狙う「スプラッシュ・バトル」。アトラクションの外側にも水鉄砲が設置されており、船に乗り込んでいる人を撃つことができるというのがミソ。もし船に乗れない友達がいる場合でも、友達と一緒に楽しむことができますよ。
ここまでアトラクションに乗って探索したら、少し疲れているのではないでしょうか? そんな時にオススメなのが、「レゴランド」中央にある「ミニランド」。ここでは、東京駅や浅草の雷門、兵庫県の姫路城など日本各地の観光地をレゴブロックで再現しています。使われたレゴブロックの総数は1千万個以上とのこと。
「ミニランド」を南から出ると、園内入口に戻ってきます。ここから「ファクトリー」エリアにある「レゴ・ファクトリー・ツアー」に行ってみましょう。これは実際にレゴブロックび製造工程を間近で見学できるというもの。レゴブロックがベルトコンベヤーに載って次々作られていく様子は、圧巻の一言ですよ。
ざっと駆け足でしたが「レゴランド」のエリア紹介いかがでしたでしょうか? 園内にある手間暇を費やしたレゴブロックによる建造物はもちろん、随所に黄色や赤色などのレゴ特有の明るくてカラフルな色がペイントされており、どこを向いても“レゴらしさ”を感じることができました。
また、アトラクション「サブマリン・アドベンチャー」で潜水艦に乗り込む際にスタッフから「冒険の世界に行ってらっしゃーい!」と元気に声をかけてもらったり、「ゴースト・ガード・エイチキュー」でゴール地点まで戻ってきた際にも、スタッフオリジナルの踊りで迎えてもらったりと、来場者を心から歓迎していることが伝わってきました。
「レゴランド」は2017年度の目標来場者数を200万人としており、もし達成した場合、東海地区では最大の来場者数を誇るテーマパークになるそうです。
1dayパスポートが大人6900円、子供(3〜12歳まで)5300円。年間パスポートは大人1万7300円、子供1万3300円となっています。近場の人は年間パスポートの方がお買い得かもしれません。
場所は愛知県名古屋市の金城ふ頭。最寄りの駅である「金城ふ頭駅」は、名古屋駅から「あおなみ線」を使い約25分ほどで到着できるので、アクセスも良好といえるでしょう。
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6月15日のグランドオープンを前に、ちょっとお先にレゴ作りに行ってきた。
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