使われるとイラッとする? ついつい多用しがちな「それな」は使い方に注意!:ねっと用語知ったかぶり
同じような言葉で「やばい」もありますね。
たまに見かけるネット用語を、勝手に知ったかぶりで解説する「ねっと用語知ったかぶり」。今回は「それな」をご紹介します。
それな
「それな」とは、相手の言ったことに対して共感したり同意したりしたときに使われる言葉です。最近の若者言葉の1つともされ、特にSNSなどの会話で相づちを打つときに使われることが多いようです。「それな」の顔文字やLINEスタンプなども作られています。
「それな」は共感や同意をあらわす言葉ですが、「確かにそうだよね」という深い同意で使うこともあれば、相手の話をひとまず肯定しておきたい場合や、会話を早く終わらせたい場合などにも使われたりします。このように、使うシチュエーションによって意味合いが変わるため、使い勝手がいい反面、“残酷な相づち言葉”にもなり得る点に注意が必要です。
少し前に「ワイドナショー」で松本人志さんが「一生懸命考えてツイートしたのに『それな』と言われたらすっげぇ腹たつ」と話したことがネットで話題になりました。実際、連発されるとウザい、肯定しているのか流されているのか分からない、などの意見もあります(参考:なんでも略しすぎ! 同じ大学生でもイラッとする大学生用語6選「あーね」「りょ」)。
「それな」は使う状況によって印象が大きく変わります。意味合いが共有されていない世代間の会話では、否定的な印象も与えかねないため、使用の際はお気をつけください。ニホンゴムズカシイデス。
使い方例
例1:
「このマンガの主人公、めっちゃうらやましいよね?」
「それなー。あんなイケメンに壁ドンされるとかマジやばい」
例2:
「あの人、細かくて口うるさいよね?」
「それな。もう少し違う言い方あると思うけど」
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