道重さゆみ、初のソロアルバムで再生公演音源化 ファン絶賛の公演とは?

待ち続けたファンへの道重さんからのプレゼントのようなステージ。

» 2017年04月09日 14時25分 公開
[福田ミチロウねとらぼ]

 2年4カ月の沈黙を破って3月19日に“再生”を果たした元モーニング娘。の道重さゆみさん。復帰公演「SAYUMINGLANDOLL 〜再生〜」で披露した楽曲を含むアルバムが4月10日に発売されることに、「ソロでアルバムが出せるなんて、夢みたい…」と感激もひとしおのようです。

 SAYUMINGLANDOLL 「SAYUMINGLANDOLL〜再生〜」アートワーク(画像は道重さゆみオフィシャルブログから)

 2014年のモーニング娘。卒業から時間が経ち、何故自分がこの場所にいるのかすら既に忘れ、歌いながら自分を待っている誰かを思うというストーリーとなっている復帰公演。公演では、川辺ヒロシさん(TOKYO No.1 SOUL SET)、CMJKさん、大久保薫さん、児玉雨子さん、大森靖子さんらが制作に参加した書き下ろしの新曲が6曲披露され、ファンタジーな公演の世界観を彩っています。

コットンクラブ 会場であるコットンクラブ前に張り出されたポスター

 筆者も3月23日のレイトショー公演を見に行きましたが、「『コンサート』でも『ミュージカル』でも『ディナーショー』でもないパフォーマンス、音と光、そして映像が織り成す新しい世界」とうたっている通り、プロジェクションマッピングやレーザー光線などを駆使したパフォーマンスがメイン。モーニング娘。在籍中、「歌が苦手」と公言していた道重さんが、テクノポップ系の楽曲からバラードまで2年のブランクを感じさせずに歌いこなしています。

 公演で強く感じられたのは、道重さんのファンへの思い。現実とリンクしたストーリーの中で、2年半の間道重さんがしていたこと、この2年半は必要な休息だったこと、休息を挟んでもファンは自分のことを待ってくれていると信じていたこと、そんな道重さんの思いが体現され、待ち続けたファンへの道重さんからのプレゼントのようなステージとなっています。また、道重さんが自分でも「大人っぽさも加わった」と話すように、色気も含んだ美しさを醸し出すようになったニュー道重さんに、会場でも多くのファンが感嘆していました。

かわいいだけじゃなくなった道重さん かわいいだけじゃなくなった道重さん(画像は道重さゆみオフィシャルブログから)

 「SAYUMINGLANDOLL 〜再生〜」後の活動はまだ発表されていませんが、書き下ろし新曲、「再生〜わたしはここにいるわ〜」「ちょっと逢わないくらいで」を含むアルバム「SAYUMINGLANDOLL〜再生〜」は、4月10日から公演会場やアップフロントワークス Web Storeで販売。後日一般発売も予定されているそうです。


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