なぜ「ぬるぽ」と言ったら「ガッ」なのか そもそも「ぬるぽ」ってなあに?:ねっと用語知ったかぶり
ガッ。
たまに見かけるネット用語を、勝手に知ったかぶりで解説する「ねっと用語知ったかぶり」。今回は「ぬるぽ」をご紹介します。
ぬるぽ(nullpo)
ぬるぽとは、プログラミング言語Javaにおける「NullPointerException」の略称です。処理に異常が発生した時に表示されるエラーメッセージのひとつである「NullPointerException」は、Javaを扱っている人は必ずと言っていいほど目にするメッセージだと思います。
プログラマーではないけど「ぬるぽ」を知っている――という人は、「『ぬるぽ』と言ったら『ガッ』だよな」と思うかもしれません。ひと昔前のインターネットではこのようなやりとりがしばしばあり、目にしたことがあるという人もいるのではないでしょうか。
そもそも「NullPointerException」を「ぬるぽ」と呼ぶようになったのは、2ちゃんねるのプログラマー板に立てられた「NullPointerExceptionを『ぬるぽ』と呼ぶスレ」(2002年)が発祥と言われています。スレ主である>>1が「ぬるぽ」と書き込んだところ、>>2が>>1を「ガッ」とぶん殴るアスキーアートでこれに反応。この流れが定番となり、以来「ぬるぽ」と書き込まれたら「ガッ」と殴らなければならないという謎ルールが誕生したのでした。なぜ2が「ガッ」と返したのか、今となっては謎のままです(当時の>>2さん、もしこれを読んだらぜひご連絡ください)。しかし「ぬるぽ」「ガッ」が反射的に出てしまう世代は間違いなく存在するのです。
ちなみに、ここ最近「ぬるぽ」という言葉自体をWebで目にすることが少なくなっていたのですが、ポストTwitterとも言われる「マストドン」が脚光を浴び(参考記事)、そこで見かけるようになりました。マストドンにひと昔前のインターネットの雰囲気を感じて、思わず「ぬるぽ」とトゥート、そして「ガッ」と答える人……。もはや条件反射とも言えるそのやりとりには、特定の意味を持っていないことをあらためてお知らせしたい次第です。
使い方例
例:「ぬるぽ」
例:「ガッ」
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