スイスの「レーティッシュ鉄道」の制服をモチーフにした萌えキャラマスコット 夢を叶えた“スイス大使”に経緯を聞いた
地元ファンからも好意的な反応があるそうです。※追記修正あり
世界遺産にも登録されたスイス最大級の私鉄「レーティッシュ鉄道」の制服をモチーフにした日本制作の萌えキャラが誕生しました。「ジャパ二マンガ・ナイト」というイベント限定でフィギュアボードが設置されるそうです。このマスコット採用には、Twitterで「スイス大使」として知られるスイス公務員・ラユン(@rayunch)さんが大きく関わっていました。
長く伸びた髪や桜をモチーフにした髪飾りが特徴的なこのマスコットの名前は「のぞみ」。デザインしたのは俵太(@Nekogamirin_c)さんで、服装はレーティッシュ鉄道の制服をモチーフにしているそうです。一体どういう経緯で「のぞみ」のマスコット化が決まったのでしょうか。ラユンさんに話を聞いてみました。
ラユンさんは、2月、2010年から運行している箱根登山鉄道ロゴデザインの機関車を同イベント中に走らせたいと提案するためにレーティッシュ鉄道を訪れました。会議が終わりかけた頃、以前にデザインした「のぞみ」を担当者に見せ「レーティッシュ鉄道の制服をモチーフにした特別版を制作し、正式なレーティッシュ鉄道のマスコットにしてはどうか」と提案しました。その時の心境を“冗談を言っていると思われた”と感じたそうですが、担当者は笑顔をみせながら「マネジメントに君のアイデアを聞いてみてあげる」と回答。後日、「レーティッシュ鉄道の皆が君のアイデアに大賛成です。マスコットを是非作りましょう! 私達の“のぞみ”をどのように仕立てたら良いのか、君のアイデアを聞かせてください」とメールが来たそうです。ラユンさんはスイス連邦鉄道の元従業員だったこともあり、「経験があるから、交渉は困難ではなかった」と語っています(※結局正式なマスコット採用ではなく、イベント限定のキャラクターなります)。
ラユンさんはその後、「のぞみ」のマスコット化に向けて俵太さんにコンタクト。できることならレーティッシュ鉄道といえばと思い出してもらえるようなマスコットになることを念頭に起きながら、“生き生きとして、魅力のある笑顔で乗客を歓迎する車掌にしたい”と考えて進めていきました。レーティッシュ鉄道の制服の色、ネクタイ、車掌カバンなど、レーティッシュ鉄道らしさが盛り込まれています。ラユンさんと俵太さんは、ファミリーレストランで細かい部分の話を進めていったそうです。
2週間後、最初のサンプルをレーティッシュ鉄道に送り、レーティッシュ鉄道はすぐにそれを承認。ラユンさんの夢が実現した瞬間でした。
現在、印刷会社に3つの等身大「のぞみ」のプリントを依頼中。「のぞみ」のマスコット採用は、イベントの告知などでもアナウンスされ、地元ファンからも好意的なコメントを集めているそうです。
ラユンさんは「のぞみ」の次のステップとして「日本人観光客が多く利用する他の鉄道や公共交通機関に紹介する事」「箱根登山鉄道が『のぞみ』を採用する可能性は少ないかもしれませんが、近々、提案してみようと思っています」と語ります。また「イベント終了後も再度(キャラクターを活かせる)イベントの可能性を話し合いたい」とのこと。近い将来、スイスにも「鉄道むすめ」が誕生するかも?
4月28日追記
当初記事では「レーティッシュ鉄道」で日本制作の萌えキャラがマスコットとして正式採用されたとしていましたが、正しくは5月26日から28日に開催される「ジャパニマンガ・ナイト」というイベント限定であり、公式キャラクターではないことが分かり追記修正いたしました。
レーティッシュ鉄道は自社の制服で使用しているタイやバッジをイメージとして使用することを承認しただけとのこと。当日はイベントが開催されるダヴォスとランドクアルトにセルフィー用のフィギュアボードが設置されます。
なお、箱根登山鉄道とレーティッシュ鉄道の歴史についてはスイス政府観光局の「姉妹鉄道提携35周年」のページに詳しい。
画像提供:ラユン(@rayunch)さん
関連記事
これが永遠の23歳女子の本気か……! 東京メトロのキャラクター「駅乃みちか」が鉄道むすめとのコラボで大変身を遂げる
見違えるほどの劇的ビフォーアフター!「ガルパン劇場版BDがワルシャワ税関に引っ掛かった」 ポーランド人が円盤を取り戻すまでの14日間の戦いが激アツ
「戦(いくさ)が始まる」。「中の人に恋しています」 書店の公式Twitterの“中の人”にフォロワーが恋する→4年後に結婚
ツイート内容でほれる。コスプレ費用は年間36万! 慶應大学院には自らコスプレしながら「オタク文化」を教える准教授がいる
コスプレは「図書・資料費/消耗品費」に分類される。「年齢は関係ない」――アニメファンを「卒業」しないドイツの大人たちに会ってきた
ドイツ最古のアニメファンクラブが主催するイベント「アニメマラソン」。そこは30代や40代の「大人」なアニメファンが集まる落ち着いたイベントだった。「オタク新世紀宣言」発表! 市長も教授もオタクを語る 「コミケットスペシャル6」リポート
「OTAKU EXPO」が併催され、“オタクイベントの国連”が結成された「コミケットスペシャル6」をリポート。コスプレもありますよ!
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
30年以上前の製品がかっこいい ソニーの小型ラジオのデザインが「すごい好き」「いまでも通用しそう」
高3女子「進学を機にイメチェンしたい」→美容師に依頼すると…… 仕上がりが「すげえええ」「鳥肌立ちました」と1000万再生
45万で家を買ったら中がまさかの…… “テーマーパーク”と化した物件に謎の金庫→こじ開けた結果に「こういうのワクワクします」
白髪に“真っ青に染まるトリートメント”を塗って流してみたら…… 予想外の結果に「驚きました」「良い!」
仕事を辞めて最初の依頼 手描きでドットを塗りつぶす作業に「完成絵見てビビりました」「これはカワイイ! 」 → 仕上がりに感動
食べ終えた干し柿の種は捨てないで! 取り出して5年間育てると…… 信じられない現在に「スゴい!!」「感動しますね」
「尊敬するばかりです」 1人暮らしの80代おばあちゃんが作る“常備菜”がすごい! 食卓がパッと華やかになり「挑戦してみたい」
「そうはならんやろ」 ホンダの「H」のエンブレムを買ったら…… “まさかの事態”が270万表示 「ディーラーを開店できそうですね」
【かぎ針編み】100均毛糸で作ったパーツを重ねていくと…… 贈り物にぴったりなアイテムが完成 「素敵」「頑張って作るぞ〜」
「B級品、ダメだ」と言われたハリネズミ→愛情たっぷり姉弟がお迎えしたら…… 「泣けてくる」「むしろ極上品」驚きの姿が話題
- 和菓子屋で、バイトの子に難題“はさみ菊”を切らせてみたら……「将来有望」と大反響 その後どうなった?現在を聞いた
- 希少性ガンで闘病中だったアイドル、死去 「言葉も発せないほどの痛み」母親が闘病生活を明かす
- 芸能界引退した「ショムニ」主演の江角マキコ、58歳の近影にネット衝撃「エグすぎた」 突然顔出しした娘とのやりとりも話題に
- “きれいな少年”が大人になったら→「なんでそうなったw」姿に驚がく 「イケメンの無駄遣い」「どっちも好きです!笑」
- 余った毛糸は捨てないで! 四角く編んでいくと……目からウロコのアイデアに「知れてよかった」「素晴らしい」
- コストコで販売「生カキ」原因で体調不良か…… 全国で1万食自主回収「深くお詫び」
- ごはん炊き忘れた父「いいこと閃いた!」→完成した弁当に爆笑「アンタすげぇよ!」 息子「意味ねぇことすんなよ」
- 瀬戸内海で漁をしていたら突然異変が…… 揚がってきた“取ってはいけない生物”に衝撃 「初めて見ました」と70万再生
- ママが反抗期の娘に作った“おふざけ弁当”がギミックてんこ盛りの怪作で爆笑 娘「教室全員が見に来た」
- 温かそうだけど…… 呉服屋さんが教える「マフラーの巻き方」になぜか既視感 「あの巻き方ってこうやってたの!?」
- 最初に軽く結ぶだけで…… 2000万再生された“マフラーの巻き方”に反響「これは使える」「素晴らしいアイデア」【海外】
- コメダ珈琲店で朝、ミックスサンドとコーヒーを頼んだら…… “とんでもない事態”に爆笑「恐るべし」「コントみたい」
- パパに抱っこされる娘、13年後の成人式に同じ場所とポーズで再現したら…… 「お父さん若返った?笑」「時止まってる」2人の姿に驚き
- 和菓子屋で、バイトの子に難題“はさみ菊”を切らせてみたら……「将来有望」と大反響 その後どうなった?現在を聞いた
- 古いバスタオルをザクザク切って縫い付けると…… 目からウロコの再利用に「すてきなアイデア」【海外】
- 「14歳でレコ大受賞」 人気アイドルがセクシー女優に転身した理由明かす 家族、メンバー、ファンの“意外な反応”
- 希少性ガンで闘病中だったアイドル、死去 「言葉も発せないほどの痛み」母親が闘病生活を明かす
- “きれいな少年”が大人になったら→「なんでそうなったw」姿に驚がく 「イケメンの無駄遣い」「どっちも好きです!笑」
- ドブで捕獲したザリガニを“清らかな天然水”で2週間育てたら…… 「こりゃすごい」興味深い結末が195万再生「初めて見た」
- 芸能界引退した「ショムニ」主演の江角マキコ、58歳の近影にネット衝撃「エグすぎた」 突然顔出しした娘とのやりとりも話題に