「セーラームーン」「ウテナ」「ピンドラ」…… 幾原邦彦監督特集「ユリイカ」発売! 中村明日美子対談や奈須きのこインタビューも

ユリイカ、承認。

» 2017年08月07日 11時40分 公開
[福田瑠千代ねとらぼ]

 アニメ監督の幾原邦彦さんを特集した「ユリイカ」臨時増刊号が8月9日に発売されます。

「セーラームーン」「ウテナ」「ピンドラ」…… 幾原邦彦監督特集「ユリイカ」発売! 中村明日美子対談や奈須きのこインタビューも 8月9日発売(画像はAmazon.co.jpより

 中村明日美子さんや、大槻香奈さんとの対談が収録される他、カラー口絵にはさいとうちほさん、中村明日美子さん、星野リリィさん、森島明子さんらという、これまでイクニ作品を彩ってきた強力な漫画家陣が参加。円城塔さんや辻村深月さんといった作家陣による寄稿や、畑健二郎さん、ワダアルコさんなど漫画家・イラストレーターによるオマージュイラストも掲載されます。

 また「Fate」シリーズなどで知られる奈須きのこさんインタビューも掲載。奈須さんが幾原作品のファンであることは知られていましたが、そこに焦点を当てたインタビューが世に出るのは初めて。両者のファンにとって見逃せない内容となりそうです。

目次

■対談

獣に薔薇を捧ぐ 幾原邦彦 中村明日美子 司会=上田麻由子

■世界を革命する者

世界の涯まで連れてって 山田正紀

王子様のいない世界でただ手をつなぐということ 川口晴美

現実を超えていく理想の物語、セカイを革命する力 吉上 亮

中学生のウテナ 西田 藍

薔薇の葬列――『少女革命ウテナ』と少女コミュニティにおける王子様という生贄 上田麻由子

薔薇との戦い 長田祥一

■インタビュー

わが魂を象るもの 奈須きのこ 聞き手=青柳美帆子

■イクニ・クロニクル

花柄 円城 塔

幾原邦彦という偉大な「兄」 辻村深月

虚数的な翼による下降 中田健太郎

卵の殻のなか――東映動画の幾原邦彦 木村智哉

「社会派」としての幾原邦彦――講座「僕はこんな作品を見てきた。」より 藤津亮太

十四歳。錯乱の夏は地獄の季節――幾原邦彦と物語のオーロラ詩論 鏡 征爾

言葉を持たぬ子供たち――『ノケモノと花嫁』を読む 横田 創

■カラー口絵――イクニ・カレイドスコープ

さいとうちほ/中村明日美子/星野リリィ/森島明子

■対談

愚者の讃歌 幾原邦彦 大槻香奈

■未来へ誓う愛

ネヘレニアの鏡 少年アヤ

『美少女戦士セーラームーン』における「改変」と幾原邦彦――少女たちの欲望と九〇年代 嵯峨景子

全ては『劇場版美少女戦士セーラームーンR』から始まった 青柳美帆子

■オマージュイラスト

畑 健二郎/ワダアルコ/いとう/大童澄瞳/道満晴明

■運命の至る場所

幾原監督との劇伴作り 橋本由香利

生存戦略! 最果タヒ

『ピングドラム』は輪らない――幻想第三次の反転鉄道 佐藤俊樹

3でつながる輪 石田美紀

めぐる命と叶えられた祈り――『輪るピングドラム』の憑在論 小澤英実

彼らには何が見え、私たちには何が見えているのか――『輪るピングドラム』におけるイリュージョンとバンクについて 小松祐美

■インタビュー

「革命せよ」と彼女は叫ぶ 相沢梨紗(でんぱ組.inc) 聞き手=編集部

■私たちの望むことは

幾原邦彦監督と作品が与える影響について ボンジュール鈴木

脱去する媒介者――『ユリ熊嵐』論 古谷利裕

クマと人とが出会う場で 池田剛介

「断絶」は描かれたのか――『ユリ熊嵐』における「異なる他者」 筒井晴香

「私を見つけて」という願いが叶うとき――『ユリ熊嵐』が描いた少女たち 内山美代子

ユリの超克 加藤弘則

Amazon.co.jpより


 2017年は「美少女戦士セーラームーン」が25周年、「少女革命ウテナ」が20周年を迎えるメモリアルイヤー。関連して幾原さん自身のメディア露出も増えており(関連記事)、ファンにとってはうれしい限り。アニメ監督作としては「ユリ熊嵐」以来2年ほど新作がありませんが、こうなってくるとそろそろそちらの発表にも期待が高まってくるところです。

「セーラームーン」「ウテナ」「ピンドラ」…… 幾原邦彦監督特集「ユリイカ」発売! 中村明日美子対談や奈須きのこインタビューも 7月28日に発売された月刊flowers9月号には、さいとうちほさんによる「ウテナ」新作読み切りに加えて、さいとうさんと幾原さんの対談も掲載(画像は月刊flowers公式サイトより

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

昨日の総合アクセスTOP10
  1. /nl/articles/2412/20/news096.jpg 新1000円札を300枚両替→よく見たら…… 激レアな“不良品”に驚がく 「初めて見た」「こんなのあるんだ」
  2. /nl/articles/2412/20/news034.jpg 「博物館行きでもおかしくない」 ハードオフ店舗に入荷した“33万円商品”に思わず仰天 「これは凄い!!」
  3. /nl/articles/2412/18/news015.jpg 家の壁に“ポケモン”を描きはじめて、半年後…… ついに完成した“愛あふれる作品”に「最高」と反響
  4. /nl/articles/2412/20/news050.jpg 「マジかーーー!」 新札の番号が「000001」だった…… レア千円を入手した人が幸運すぎると話題 「555555」の人も現る「御利益ありそう」「これは相当幸運」
  5. /nl/articles/2412/20/news148.jpg 浅田真央、男性と“デート” 驚きの場所に「気づいた人いるかな?」
  6. /nl/articles/2412/20/news016.jpg 身内にも頼れず苦労ばかりの“金髪ギャルカップル”→10年後…… まさかまさかの“現在”に「素敵」「美男美女でみとれた」
  7. /nl/articles/2412/18/news144.jpg 海岸で大量に拾った“石ころ”→磨いたら…… 目を疑う大変貌に「すごい発見!」「石って本当にすてき」【カナダ】
  8. /nl/articles/2412/18/news047.jpg トイレットペーパーの芯を毛糸でぐるっと埋めていくと…… 冬に大活躍しそうなアイテムが完成「編んでるのかと思いきや」【海外】
  9. /nl/articles/2412/15/news077.jpg 生後1カ月の保護子猫、後頭部を見るとあのアルファベットが……→9カ月の現在にびっくり 「プレミアム猫」「本当にPですね」
  10. /nl/articles/2412/19/news190.jpg 辻希美、17歳長女・希空に「ダサすぎるって」とツッコんだ格好 
先週の総合アクセスTOP10
  1. ザリガニが約3000匹いた池の水を、全部抜いてみたら…… 思わず腰が抜ける興味深い結果に「本当にすごい」「見ていて爽快」
  2. ズカズカ家に入ってきたぼっちの子猫→妙になれなれしいので、風呂に入れてみると…… 思わず腰を抜かす事態に「たまらんw」「この子は賢い」
  3. フォークに“毛糸”を巻き付けていくと…… 冬にピッタリなアイテムが完成 「とってもかわいい!」と200万再生【海外】
  4. 鮮魚スーパーで特価品になっていたイセエビを連れ帰り、水槽に入れたら…… 想定外の結果と2日後の光景に「泣けます」「おもしろすぎ」
  5. 「申し訳なく思っております」 ミスド「個体差ディグダ」が空前の大ヒットも…… 運営が“謝罪”した理由
  6. 「タダでもいいレベル」 ハードオフで1100円で売られていた“まさかのジャンク品”→修理すると…… 執念の復活劇に「すごすぎる」
  7. 母親から届いた「もち」の仕送り方法が秀逸 まさかの梱包アイデアに「この発想は無かった」と称賛 投稿者にその後を聞いた
  8. ある日、猫一家が「あの〜」とわが家にやって来て…… 人生が大きく変わる衝撃の出会い→心あたたまる急展開に「声出た笑」「こりゃたまんない」
  9. 友人のため、職人が本気を出すと…… 廃材で作ったとは思えない“見事な完成品”に「本当に美しい」「言葉が出ません」【英】
  10. セレーナ・ゴメス、婚約発表 左手薬指に大きなダイヤの指輪 恋人との2ショットで「2人ともおめでとう!」「泣いている」
先月の総合アクセスTOP10
  1. 「何言ったんだ」 大谷翔平が妻から受けた“まさかの仕打ち”に「世界中で真美子さんだけ」「可愛すぎて草」
  2. 「絶句」 ユニクロ新作バッグに“色移り”の報告続出…… 運営が謝罪、即販売停止に 「とてもショック」
  3. 「飼いきれなくなったからタダで持ってきなよ」と言われ飼育放棄された超大型犬を保護→ 1年後の今は…… 飼い主に聞いた
  4. アレン様、バラエティー番組「相席食堂」制作サイドからのメールに苦言 「偉そうな口調で外して等と連絡してきて、」「二度とオファーしてこないで下さぃませ」
  5. 「明らかに……」 大谷翔平の妻・真美子さんの“手腕”を米メディアが称賛 「大谷は野球に専念すべき」
  6. 「やはり……」 MVP受賞の大谷翔平、会見中の“仕草”に心配の声も 「真美子さんの視線」「動かしてない」
  7. ドクダミを手で抜かず、ハサミで切ると…… 目からウロコの検証結果が435万再生「凄い事が起こった」「逆効果だったとは」
  8. 「母はパリコレモデルで妹は……」 “日本一のイケメン高校生”グランプリ獲得者の「家族がすごすぎる」と驚がくの声
  9. 「ごめん母さん。塩20キロ届く」LINEで謝罪 → お母さんからの返信が「最高」「まじで好きw」と話題に
  10. 「真美子さんさすが」 大谷翔平夫妻がバスケ挑戦→元選手妻の“華麗な腕前”が話題 「尊すぎて鼻血」