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» 2017年08月15日 18時15分 UPDATE

希少な鳥パタゴニアカイツブリの求愛ダンスがヘドバン・タンゴでノリノリ 世界で初めて詳細に撮影される

見てるこっちがクラクラ。

[福田瑠千代,ねとらぼ]

 絶滅危惧種に指定されているパタゴニアカイツブリのダイナミックな求愛ダンスが撮影されました。

希少な鳥パタゴニアカイツブリの求愛ダンスがヘドバン・タンゴでノリノリ 世界で初めて詳細に撮影される 激しくもどこかかわいらしいダンス

 映像では、2羽のパタゴニアカイツブリが上体を後ろにのけぞらせながら水上で接近。頭部を同時に前後に激しく振り始めると、さらに接近し、胸を密着させながらそのままヘッドバンギングの要領で頭を激しく振り続けます。

希少な鳥パタゴニアカイツブリの求愛ダンスがヘドバン・タンゴでノリノリ 世界で初めて詳細に撮影される 激しいダンス
希少な鳥パタゴニアカイツブリの求愛ダンスがヘドバン・タンゴでノリノリ 世界で初めて詳細に撮影される 激しいヘドバン

 さらに呼吸を合わせ、タンゴのように頭部を左右にきょろきょろ。その機敏な動きに合わせるように、いつの間にか水中のバタ足も加速していきます。気がつくと、2羽の体は足のヒレ以外ほとんど水から出てしまっているほど。一通り踊って満足すると、それぞれくるりと反対方向にターン。優雅かつ激しいダンス、お見事でした。

希少な鳥パタゴニアカイツブリの求愛ダンスがヘドバン・タンゴでノリノリ 世界で初めて詳細に撮影される
希少な鳥パタゴニアカイツブリの求愛ダンスがヘドバン・タンゴでノリノリ 世界で初めて詳細に撮影される 呼吸を合わせて頭を右→左→右……

 一連の映像は、ドキュメンタリー「タンゴ・イン・ザ・ワイルド」内に納められたもの。製作を手掛けたバードライフ・インターナショナルによると、パタゴニアカイツブリは1980年代半ばには3000〜5000羽の成体が確認されていたものの、現在では約800羽を残すのみ。個体数減少の大きな原因とされているのは、1930年代に人間が北アメリカから持ち込んだとされる哺乳動物のミンク。逃走したミンクの一部が野生化して繁殖した結果、生態系に大きな影響を及ぼしたのだそうです。

 さらに現在では、同種生息域のサンタ・クルス川にダムの建設計画も進行中。アルゼンチン政府主導の下、中国企業と連携した巨大プロジェクトとなっていますが、川の約半分の生態系に影響を及ぼすものであるとして、バードライフ・インターナショナルを始めとする多くの環境保護団体が抗議の姿勢を見せています。

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