メチャクチャおいしそう! サポーターがチームの勝利を祈ってカツ丼を食べる「Jリーグカツ丼部」ハッシュタグ広がる
ご当地カツ丼なども満載のハッシュタグで、見ているだけでよだれが出そう。
いまJリーグサポーターの間で「#Jリーグカツ丼部」なる、「カツ丼を食べて勝利を祈る」ハッシュタグが広がっています。
その火付け役となったのが、J2のレノファ山口のサポーター。例えば「鳥カツ丼できちんと勝つ(チキンカツ)」との意味を込めたり、時に対戦相手にちなんだり(京都サンガと戦うときは賀茂茄子に見立てたナス天、など)と、思い思いにおいしそうな「カツ」丼を食べて勝利を願っています。
さらに活動は他チームのサポーターへと広がり、例えばヴァンフォーレ甲府サポーターは山梨式のキャベツ主体のサラダとトンカツが載ったカツ丼を食べ、松本山雅サポーターはアウェー遠征で食した岡山のデミカツ丼を載せるなど、ローカルカツ丼が楽しめる貴重なハッシュタグに。
またハッシュタグには、ご当地チェーン店のカツ丼もよく登場します。例えば九州付近に店舗が多い、リンガーハットグループの「浜勝」などのカツ丼が食べられており、Jリーグならではの地域性が楽しめます。
多くの人はお店で食べるかテイクアウト派ですが、中には「自作派」もいます。チームの勝利を願って試合中にカツ丼を作るものの、できあがるころにはすでに敗色濃厚、という苦い思い出を味わっている人も。
そんな#Jリーグカツ丼部にあるのは、「カツ丼またはそれに準ずるものを食し、ゲン担ぎする」というシンプルな理念。(カツ丼のように)チームを温かく見守る精神が込められています。活動は広がりを見せ、火付け役のレノファ山口ではなんと参加者が100人を突破するほどの盛り上がりに。
さらには「Jリーグカツ丼部(秘密結社)第一回部会」と称して、参加者が大量のカツ丼を食べ、相手の徳島ヴォルティス(本拠地は鳴門・大塚スポーツパークポカリスエットスタジアム)にちなんで大量のポカリスエットを飲む、という会まで開催。ただこのときは、願いむなしく0-5という大敗を喫してしまったようではありますが。
また派生版として「#Jリーグカツカレー部」というハッシュタグも登場し、こちらも参加者を増やし始めており、「鳥カツカレーを食べて、(レノファ山口)鳥養キャプテンを応援!」とゴロ合わせの意味を込める人も。
レノファ山口サポーターは、以前「Jリーグ水増し部」(関連記事)でも世に衝撃を与えた、サポーター文化をつくる達人たち。「楽しみながらチームをサポートする」文化を作り上げる彼らから目が離せません。
(辰井裕紀)
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