ニュース
» 2017年11月30日 16時31分 公開

『大辞泉』の新語大賞が「インスタ映え」に決定 他候補は「ガチ勢」「文春砲」など

『大辞泉』の各種アプリ等へ正式に収録されます。

[沓澤真二,ねとらぼ]

 小学館の国語辞典『大辞泉』編集部による「大辞泉が選ぶ新語大賞」に、「インスタ映え」が選ばれました。「インスタグラムに投稿した写真や動画が、際だって鮮やかに見えること。また、それに向いている被写体・素材であること」という語釈で、他候補とともに『大辞泉』の各種アプリ等へ12月から収録されます。


大賞

 5月18日から11月19日までの一般公募で集まった、2424本の投稿からの選出。他候補としては「文春砲」「都民ファーストの会」「横入り」「シンデレラフィット」「希望の党」「ガチ勢」「パラダイス文書」の7語が最終選考まで残っています。


他候補 「シンデレラフィット」(衣類や靴などのサイズがちょうどいいこと)や「パラダイス文書」(バミューダ諸島の法律事務所などから流出した文書)など、耳に新しい言葉が並ぶなか、「横入り」(割り込み)という関東では比較的なじんでいる言葉も最終選考へ

 投稿数のベスト10で見ても、「インスタ映え」は2位の「忖度(そんたく)」の43本を大きく上回る69本。「インスタ萎え」「インスタジェニック」といった関連語を加えると86本にも及ぶとのことです。

投稿数ベスト10

  • 1位:インスタ映え(69本)
  • 2位:忖度(43本)
  • 3位:プレミアム・フライデー(34本)
  • 4位:卍、マジ卍(22本)
  • 5位:ワンチャン(15本)
  • 6位:バズる(14本)
  • 7位:文春砲(13本)
  • 8位:とりま(11本)
  • 9位:パワーワード(10本)
  • 9位:ワンオペ育児(10本)

選評ページより)


 特別選考委員の田中牧郎教授(明治大学)は、新語の普及に必要不可欠なSNSという媒体自体が、生んだ新語を普及させた事例と評価。伝統的な言葉である「映え」を含む点も注目し、従来「写真写り」「テレビ映り」など「〜うつり」の形で用いられてきた言葉が、「動画映え」のように「〜ばえ」へ移行する動きがあると述べています。

 選考会レポートページでは、選出までの経緯がくわしく掲載。「○○ファースト」や「雰囲気イケメン」など、選にもれた言葉にも言及されていて興味深いです。


(沓澤真二)


Copyright© 2017 ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

この記事が気に入ったら
ねとらぼに「いいね!」しよう