「リア充特集に疲れた」――おひとりさまのための情報誌『おひとりさま専用Walker』が生まれたワケ(1/2 ページ)

ひとりでの楽しみ方を紹介する『おひとりさま専用Walker』が重版に。その誕生の経緯を取材しました。

» 2017年12月22日 11時00分 公開
[ねとらぼ]
※本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

 KADOKAWAから12月4日に発売された、おひとりさま向け情報誌『おひとりさま専用Walker』(関連記事)。ネットでも話題になり、クリスマス直前に重版が決定しました。

おひとりさま専用Walker おひとりさま専用Walker

 ひとりカラオケ、ひとり旅、ひとりディズニーや個サル(個人参加フットサル)などを紹介する巻頭特集「ひとりでしたい100のこと」、さまざまなジャンルのお店を“ひとり率”も合わせて紹介する「ひとりメシ」特集など、1冊まるごとおひとりさま向けのコンテンツを掲載。これまでカップル向けとされてきた情報誌になぜおひとりさま専用が? 担当した東京ウォーカー編集部の中村茉依さんに聞きました。

おひとりさま専用Walker お笑い芸人・バイきんぐの西村瑞樹さんがソロキャンプの極意を教える記事も

 中村さんがおひとりさま専用Walkerを企画した理由は大きく2つ。まずが自身がおひとりさまでありながら、イルミネーションやクリスマスなどを取り扱ったリア充向けの『冬Walker首都圏版』(10月発売)を担当していたこと。「自分の実生活とは真逆の本」を担当することになった中村さんは、夏ごろからリア充な冬の過ごし方を考えながら「じゃあ、ひとりぼっちの私は、一体どうすればいいんだよぉ!」と思っていたとのこと。

 「なんだか、世の中に歓迎されていない気持ちになりました。ひとりぼっちの人は、どこにも行くところがない、楽しむところはないのではないかという気持ちになりました(本当はたくさんあるのに)。長らく続いていた東京ウォーカーの、“誰かと過ごすこと”を前提とした誌面つくりに、どこかで疲れを感じていたんです。だって、花火大会もお花見も、イルミネーションも、隣に誰かいる想定ですよね。私のように、ひとりで過ごす&ひとりの方が気楽でいいと思っている人は多いハズなのに……」(中村さん)

 そこで冬Walkerに、あえて「ひとりで冬を過ごす人に向けた冊子」を付録で付けたいと上司にプレゼン。付録企画は通らなかったものの、その熱意から「YOU、その付録の企画で1冊作っちゃいなよ」と採用されることになりました。

おひとりさま専用Walker ヒロシさんがクリぼっちならではのクリスマスの過ごし方も教えてくれる企画も
       1|2 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

先週の総合アクセスTOP10
  1. 生後2カ月の赤ちゃんにママが話しかけると、次の瞬間かわいすぎる反応が! 「天使」「なんか泣けてきた」と癒やされた人続出
  2. 車検に出した軽トラの荷台に乗っていた生後3日の子猫、保護して育てた3年後…… 驚きの現在に大反響「天使が女神に」「目眩が」
  3. 安達祐実、成人した娘とのレアな2ショット披露 「ママには見えない!」「とても似ててびっくり」と驚きの声
  4. 兄が10歳下の妹に無償の愛を注ぎ続けて2年後…… ママも驚きの光景に「尊すぎてコメントが浮かばねぇ」「最高のにいに」
  5. “これが普通だと思っていた柴犬のお風呂の入れ方が特殊すぎた” 予想外の体勢に「今まで観てきた入浴法で1番かわいい」
  6. 「虎に翼」、新キャラの俳優に注目が集まる 「綺麗な人だね」「まさか日本のドラマでお目にかかれるとは!」
  7. 「葬送のフリーレン」ユーベルのコスプレがまるで実写版 「ジト目が完璧」と27万いいねの好評
  8. お花見でも大活躍する「2杯のドリンクを片手で持つ方法」 目からウロコの裏技に「えぇーーすごーーい」「やってみます!」
  9. 弟から出産祝いをもらったら…… 爆笑の悲劇に「めっちゃおもろ可愛いんだけどw」「笑いこらえるの無理でした」
  10. 3カ月の赤ちゃん、パパに“しーっ”とされた反応が「可愛いぁぁぁぁ」と200万再生 無邪気なお返事としぐさから幸せがあふれ出す
先月の総合アクセスTOP10
  1. フワちゃん、弟の結婚式で卑劣な行為に「席次見て名前覚えたからな」 めでたい場でのひんしゅく行為に「プライベート守ろうよ!」の声
  2. 親が「絶対たぬき」「賭けてもいい」と言い張る動物を、保護して育ててみた結果…… 驚愕の正体が230万表示「こんなん噴くわ!」
  3. 水道検針員から直筆の手紙、驚き確認すると…… メーターボックスで起きた珍事が300万再生「これはびっくり」「生命の逞しさ」
  4. フワちゃん、収録中に見えてはいけない“部位”が映る まさかの露出に「拡大しちゃったじゃん」「またか」の声
  5. スーパーで売れ残っていた半額のカニを水槽に入れてみたら…… 220万再生された涙の結末に「切なくなった」「凄く感動」
  6. 桐朋高等学校、78期卒業生の答辞に賛辞やまず 「只者ではない」「感動のあまり泣いて10回読み直した」
  7. 「これは悲劇」 ヤマザキ“春のパンまつり”シールを集めていたはずなのに…… 途中で気づいたまさかの現実
  8. 「ふざけんな」 宿泊施設に「キャンセル料金を払わなくする方法」が物議 宿泊施設「大目に見てきたが厳格化する」
  9. がん闘病中の見栄晴、20回以上の放射線治療を受け変化が…… 「痛がゆくなって来ました」
  10. 食べ終わったパイナップルの葉を土に植えたら…… 3年半後、目を疑う結果に「もう、ただただ感動です」「ちょっと泣きそう」