コラム
» 2017年12月26日 11時00分 公開

「もったいない」で不用品が捨てられない実家、どうしたらいいの?

物を捨てるのに抵抗感がある親に、片付けしてもらうには?

[くらしのマーケットマガジン,ねとらぼ]

 たまに帰省すると、物であふれた実家の汚さにびっくり。そこで生活している親を心配する気持ちから片付けるようにお願いしたものの、言うことを聞いてくれない……なんて体験がある人は少なくないはず。

 欲しいものが比較的簡単に手に入る時代に育った若い世代と違い、シニア世代は「もったいない」という感覚が強いといわれています。決して悪いことではありませんが、これにより必要のないものまで捨てられなくなり、家が物だらけになってしまうケースがあるとか。今回は、親も自分も納得できる実家の片付け方をご紹介します。


「もったいない」で不用品が捨てられない実家

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実家の片付けが、親のためにも必要な理由

 物で散らかった部屋で生活するのは、意外と危険。高く積んだ物が雪崩のように崩れてくる可能性がありますし、足の踏み場もないような状況では転倒のリスクも上がります。

 実際、高齢者が緊急搬送される理由の8割が転倒で、そのうち6割が住居内で起こったというデータも。加齢により身体能力が低下していると、そういった不意なトラブルをきっかけに、寝たきりになってしまうことも考えられます。家族の安全を守るためにも、整理の行き届いた居住環境を整えたいものです。

親に片付けをお願いするときの注意点

 たとえ実家の片付けでも、自分が普段暮らしていない場合は家主である親に納得してもらう必要があります。しかし、若い世代、シニア世代は価値観が異なるため、うまくいくとは限りません。こちらに「片付けてほしい」という思いがあるのと同様に、親側にも「片付けられない」理由があるのです。

「捨てる」はNGワード

 「こんなのいらないでしょ!」「汚いから捨てて!」といった、相手を責めるような言葉は使うべきではありません。頭ごなしに自分の考えを主張するのではなく、「整理して生活しやすいようにしよう」「片付けるとすっきりするから、物を減らそうか」など、前向きな表現で促すようにしましょう。

体力面の事情がある場合は、一緒に片付ける

 片付けをしたい気持ちはあるものの、加齢による体力低下などからなかなか作業が進まない……。こういう場合は、一緒に片付けをしてあげるのがよいでしょう。

 家族とともに作業することで、物を捨てる心理的な負担が低下したり、不用品とそうでないものの分別がスムーズになったりすることもあります。

話を聞いてくれないときは、安全性、健康面からアプローチ

 「家が散らかっていても自分は困らないし、他人に迷惑もかけていない」。このように考えている親に対しては、安全性、健康面の理由をあげて説得する手があります。

 「部屋が散らかっていると、転倒しやすくなる」「ハウスダスト、ダニなどにより体調を崩すかも」という風に、客観的な弊害を説明することで、理解を得やすくなるかもしれません。

子ども扱いされるときは、第三者の言葉で

 わが子に対して、いつまでも「子ども」という認識が抜けない親の場合、プライドが邪魔して話を聞いてくれない可能性があります。

 このようなときは「テレビで片付けのプロがこう言っていたよ」「本で読んだんだけど、こういう風に整理すると便利だよ」など、第三者の意見を紹介する形をとると、素直に話を聞いてくれるかも。

片付け中のトラブル

 いざ片付けが始まっても、問題なく進むとは限りません。例えば

  • 物を捨てることに抵抗感を示し、なかなか片付かない
  • 捨て方に悩むほど、不用品が出てしまった

 という両極端なケースが考えられます。このような場合はどうすればいいのでしょうか。

「捨てるのがもったいない」にはリサイクルで説得

 「もったいない」という思いが強く、どうしても物が捨てられない場合は、リサイクルを提案してみては? 「家にあってもきっと使わないけど、リサイクルすれば誰かの役に立つよ」と説得すれば、抵抗感が抑えられるかもしれません。

 リサイクルショップでは、金属などの再利用できる部品は高確率で引取ってもらえますし、まだ利用できそうなものは買い取ってくれる可能性も。衣服や日用品、生活用品の場合は、路上生活者や児童養護施設への支援物資として寄付するのもおすすめです。

大量のゴミの処分

 普段のごみ収集に出せない粗大ごみや大量のごみは、自治体の粗大ごみ回収や業者に引き取り処分を依頼する必要があります。

 自治体で捨てる場合、住んでいる地域のルールに従わなければなりません。清掃課に相談するなどして、適切な方法で処分しましょう。業者を利用するなら、不用品のトラック積み放題サービスを提供しているところが便利です。


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