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» 2018年01月11日 13時47分 公開

お年寄り向けのエアバッグ付きベルトが登場 転んだときの衝撃を90%低減し骨折を防止

転倒による加速を検知すると、エアバッグが80ミリ秒で開きます。

[沓澤真二,ねとらぼ]

 転倒による骨折は、特にお年寄りにとって致命的。これを防ぐためのエアバッグ付きベルト「HIP'AIR」が発表されました。転んでしまっても瞬時にエアバッグが開いて衝撃を抑え、腰部の骨折を防止してくれます。


着用 腰部を守る人体用エアバッグとしては初の製品

エアバッグ 作動すると側面にエアバッグが開き、腰部全体をカバー

 ライダーやスキーヤーなどに向けたウェアラブルなエアバッグを手がけるフランス企業、Heliteが開発。腰にセットするだけで起動し、15日間の連続使用が可能と、操作等を意識せずに使えます。


接続 留め具をつなぐだけでシステムが起動

センサー 内部には転倒を検知するセンサーや、エアバッグ作動用の炭酸ガスが。生地は着用感に配慮したメッシュ仕様

 ジャイロスコープや加速度計など、各種センサーからなるシステムが内蔵されており、常に着用者の動作を分析。転びかけると200ミリ秒以内に転倒を察知し、そこから80ミリ秒でエアバッグを開きます。同社のテストでは、転倒時の衝撃を90%低減できたといいます。


テスト テストの様子。200ミリ秒以内に転倒を検知

テスト 検知後80ミリ秒でエアバッグが作動

テスト 転倒時の衝撃を吸収

 Heliteによると、フランスでは毎年6万5000の股関節骨折事故が生じ、歩けなくなったり死亡したりといったケースも多いとのこと。こうした問題への取り組みとして、10年かけて開発されたというHIP'AIRは、ラスベガスで1月9日から12日(現地時間)まで開催のCES 2018で展示されています。


(沓澤真二)


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