人類絶滅後の生き物の進化を描いたイラストがシュール&ホラー 「空飛ぶイカ」「弓矢で獲物を狩るカエル軍団」
こんな進化嫌だ。
日本科学未来館(東京・お台場)で開催中の「生きものになれる展 動く図鑑の世界にとびこもう!」。こちらの会場限定で販売されている図鑑、『MOVE 生きものになれる展 生きもののふしぎと進化』に大変強烈なイラストが掲載されています。遠い未来の生き物の進化を描いたものなのですが、「地球ヤバイ」感にあふれています。未来怖い……。
特にインパクトがあるのが、「ほ乳類の進化」のページ。オーストラリアにある無人島では、かつて人類が保護するために天敵を徹底的に排除したワラビーが大繁殖。さらに環境の変化で脳が発達した「ワラビア・ルーデンス」が現れると、人間以上の知能に。ついにはロボットを従事させるほどになり、気ままに芸術や旅行を楽しんで暮らしています。
人間以上の知能を持つ「ワラビア・ルーデンス」は、場所や時間を自由に移動できる「ワープ機」を発明し行動範囲を宇宙にまで拡大。蟻塚状の高層ビルを建築し、常に快適な生活を送っているとのこと。すごい、「ワラビア・ルーデンス」になりたい、ちなみに人類については、一番右下に小さく「絶滅した」と書かれています。絶滅したんかーい。
「軟体動物の未来」のページでは、隕石の衝突により地球が軟体等物にとって有利な高温多湿な環境になった未来を想定。「ダイオウトビイカ」が空を飛び回って小鳥などを捕食し、「キノボリダコ」は陸上で木に登って鳥や虫を捕食するクトゥルフ神話のような世界が繰り広げられています。
説明欄によると「かつての人類が生み出した科学汚染物質の影響か、急激な進化をとげた」とのこと。また人類絶滅していますねこれは……。
「両生類の未来」に至っては1周してファンタジーの世界のようになっており、餌を求めて水辺を歩き回る超巨大な「ダイオウサンショウウオ」に、二足歩行のカエルたちが弓矢ややりで一斉に攻撃を仕掛けています。「カルドセプト」感がありますね……。
極度に寒冷化した未来の海を想定した「魚類の未来」では、アンコウが大躍進。深海に“部屋”を多数作り、まるでアリの巣のようなすみかを作っています、その他には、サメやイルカが進化して繁殖を続けています。
同図鑑では他にも、「生きものになれる展」で紹介している動物の解説コーナーや付録の「生命大進化サバイバルゲーム」などが収録されています。価格は2000円(税別)。
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「地球にかくも多様な生命があふれているのは、進化くんのおかげなのだから」(同書より) - 4億8000万年前のトゲトゲしたナメクジのような化石、モロッコで発見される 軟体動物の一種の先祖
なにこの怖すぎる生き物。
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