「キラキラ☆プリキュアアラモード」が大成功を収めた5つの理由:サラリーマン、プリキュアを語る(3/4 ページ)
新しいことに挑戦した意欲作
キラキラ☆プリキュアアラモードは「肉弾戦の封印」を筆頭に、さまざまな挑戦を行ったプリキュアでもありました。
<肉弾戦の封印>
キラキラ☆プリキュアアラモードでは「スイーツを作る楽しさをバトルでも生かしたい」という監督の思いから、パンチやキックといったプリキュアの代名詞ともいえる肉弾戦を封印しました。
「小さな子どもの中には敵が出てくると怖がって見なくなる」といった意見もあったようです。
「ホイップエネルギーを駆使して戦う」場面はカラフルでどこかコミカルで、またそれでいて映像的にも派手な戦闘シーンが描かれ、小さな子どもでも安心して見ることができたようです。
(一方で「大きなお友達的」には戦闘がやや物足りない、といった意見も聞かれましたが、「子どもの思いを最優先する」プリキュアにおいては、正しい選択だったのだと思います)。
肉弾戦の封印は「キラキラ☆プリキュアアラモード」の最大の特徴といえるのではないでしょうか。
<スイーツ作り実写映像の挿入>
第1話において、スイーツを作る際に「実写の映像」が挿入されました。プリキュアシリーズの歴史の中でも「実写映像」が本編に入ってきたのはめずらしく(初代「ふたりはプリキュア」第8話で1回あったようです)以後、番組の最後に1分間クッキングとして実写でのスイーツメイキング映像が放送されるようになりました。
これにより、子どもとその親がたくさんのスイーツを作り、TwitterなどのSNSに上げて盛り上がる、といった光景を目にするようになりました。プリキュアの作ったスイーツを現実でも作る。まさにスイーツが「アニメ」と「現実」をつなげる1つの役割を果たしていたものと思われます。
<ライブイベント開催>
2017年10月7日、かつしかシンフォニーヒルズにて、「キラキラ☆プリキュアアラモード LIVE2017スウィート☆デコレーション」と銘打ったライブが開催されました。
声優さんと歌手が一緒になってプリキュアのキャラクターソングを歌う音楽ライブイベントはプリキュアでは初の試みとなりました(自分は行くことができなかったのが残念です……)。
また、キャラクターソングを積極的に展開するなど、「音楽」に関しても新しい挑戦が見受けられました。
<国境なき医師団とのコラボ>
宇佐美いちかの母親が海外で医者として活躍していることより、実現したコラボレーション。国境なき医師団の日本設立から25周年を迎えたのを記念し、主人公のキュアホイップ(宇佐美いちか)がお祝いのコメントを寄せました。
自分的には、最初聞いたとき、目を疑った「意外なコラボ」でした(関連記事:国境なき医師団と「プリキュア」が異色コラボ、アニメ界で初 主人公の母親とSNSの話題がきっかけ)。
これも新しい試みですよね。
その他、2017年1月28日の最終回には直前に放送されている「サンデーLIVE!!」にキュアホイップが出演。
キャスターの東山紀之さんとリアルタイムで会話をしました。
とにかく「新しいことにチャレンジし、それを取り入れていこう」ということが感じられた1年でした。
YouTubeプリキュアチャンネルの開設
2017年「キラキラ☆プリキュアアラモード」から「プリキュア公式YouTubeチャンネル」が開設され、本格的に動画配信が行われるようになりました(ただし、「見逃し配信」はいまだにありません)。
この動画が子どもたち(とその親)にかなり好評だったもようです。
再生数を見てみると、
オープニングソング 480万再生
前期エンディングソング 700万再生
後期エンディングソング 650万再生
ダンスレッスンムービー 250万再生
キュアマカロンダンスムービー 230万再生
その他たくさんの動画が公開され、軒並み100万再生以上の大人気を博しています。
NHK放送文化研究所が発表している「幼児のテレビ視聴と録画番組・DVDの利用状況」によると、2017年においてインターネット動画を見る幼児は47%にも達しているようです。
いまや、幼稚園児もスマホなどでインターネット動画を見る時代です。
これまでのプリキュアシリーズはネット動画には消極的なイメージがありましたが、この施策によりいつでもどこでもプリキュアの歌とダンスが見られ、「子どもの心」を常時プリキュアに向けることに成功したものと推測されます。
上記のように、「キラキラ☆プリキュアアラモード」ではコンテンツ力の高さに加え、新しいチャレンジが成功し、またYouTubeによる積極的な動画配信などにより、子どもたちに好評を博したものと思われます。
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