女の子とロボットのほっこりする交流を描いた漫画 不思議な世界観に引き込まれると反響
SFっぽいようでどこか懐かしい。不思議で広がりのある世界。
レトロな食堂で女の子とロボットが出会う――不思議な漫画の世界観に引き込まれる人が続出しています。
この漫画を描いたのは、Twitterでイラストなどを公開する山北東(@north_mountain9)さん。
女の子が「今日は絶対ラーメン食べるって決めてたんだ」と、昭和な雰囲気を感じる食堂にやってきます。疲れた女の子はボーっとしながら券売機にお金を入れラーメンの食券を購入したのですが……。
購入した食券を見ると「工業用油 800ml」と書かれており、間違えて購入してしまったことに気がつきます。でも、もう1杯分のお金は持っていない……落ち込む女の子にロボットが話しかけてきます。「ぼくもまちがえて買っちゃって。よかったら交換しませんか」とみそラーメンの食券を見せてくれるロボット。
「ありがとうございます」と感謝して、ラーメンを食べる女の子。ロボットも同じテーブルで工業用油を吸っています。すると女の子の目から涙が……「え、泣いてます?」と焦るロボット。
「あっ いや スミマセン。ラーメンがおいしすぎて」という女の子に、ロボットはあたふたしながらティッシュを勧めます。鼻をかみながら、「あー美味しいなぁ。今日がんばって良かったなぁ」とラーメンをかみしめる女の子なのでした。
人間とロボットが共存する世界、ロボットが人を思いやったり優しい心を持つ世界、近未来のようで、懐かしい風景の世界。不思議な世界観に引き込まれたという人からのリプライが集まり、「松本零士さんが描きそうな話」「ロボットは女の子のためにわざと間違えてラーメンの食券を買ったのでは?」などさまざまな感想や解釈が飛び交っています。SFのようで懐かしさを感じる世界には奥行きがあり、読み手にさまざまな想像をさせてくれます。
人間とロボットが当たり前に生き、助け合い、心を共有する。そんな時代は近い将来訪れるのでしょうか。そして、みなさんは「今日頑張ってよかった」と思える食事を、いつ食べましたか?
画像提供:山北東(@north_mountain9)さん
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