犬や猫って花粉症にかかるの? 動物病院「身体がかゆくなる症状も」

春がつらいのは、人間もペットも一緒。

» 2018年04月04日 10時47分 公開
[マッハ・キショ松ねとらぼ]

 穏やかな春の訪れとともにやってくる、苦しい花粉症。清潔な環境で生活することで、かえってアレルギー疾患のリスクが高まる「衛生仮説」が原因の1つとして知られていますが、花粉症は現代人“だけ”の病気ではありません。実は犬、猫などの動物がかかってしまうこともあるのです。



 犬や猫の場合もスギやヒノキ、ブタクサといったさまざまな植物が花粉症の原因になるといわれており、くしゃみ、鼻水などの症状が現れます。対処方法としては、花粉が飛ぶ屋外への散歩を控えるなどが有効で、この点も人間と一緒。

 しかし、伊藤動物病院(埼玉県)に取材したところ、「犬や猫の場合、花粉症という病名がつくことは現在のところない」とのこと。というのも、何に対してアレルギー反応が起こっているのかを検査するのが難しく、「特定のシーズンになると症状が現れたり、それが薬で収まったりするから、おそらく花粉症なのだろう」というところまでしか分からないのだとか。

 また、犬や猫の場合、皮膚がかゆくなるケースが多いことが知られています。これに関しては「よく屋外に出る子だと、草むらで植物を踏むなどして接触性アレルギーが起こることがある」と同院。同じ花粉症ではありますが、人間とは異なる傾向が現れるようです。


伊藤動物病院の花粉症に関するブログ記事。どうやら花粉症らしき症状に悩むワンちゃん、ネコちゃんは少なくないようです

 ところで、気になるのは「人間以外の動物にとって、花粉症はどれくらいつらいのか」という点。ニホンザルの事例になってしまいますが、淡路島モンキーセンター(兵庫県)は「ひどくなると顔が涙や鼻水でただれ、目が開かない状態になり、えさも食べられず」とブログ上で紹介しています。

 さらに人間と違って花粉症の原因を理解することが難しいのか、「そばで何が起こっているのかも分からず、つねにおびえています」との説明も。……花粉に悩まなくていい時代、やってこないかなあ。


淡路島モンキーセンターは、淡路島の野生のニホンザルを餌付けしている施設。野生で生きていても、花粉症からは逃れられないのか……(Webサイトより)

マッハ・キショ松

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

昨日の総合アクセスTOP10
  1. /nl/articles/2404/18/news134.jpg 21歳の無名アイドル、ビジュアル拡散で「あの頃の橋本環奈すぎる」とSNS騒然 「実物の方が可愛い」「見つかっちゃったなー」の声も
  2. /nl/articles/2404/18/news025.jpg 生後5日の赤ちゃん、7歳のお姉ちゃんから初めてミルクをもらうと…… 姉も驚きの反応がかわいい
  3. /nl/articles/2404/18/news057.jpg 9カ月の赤ちゃん、バスで外国人の女の子赤ちゃんと隣り合い…… 人生初のガールズトークに「これは通じあってますね!」「ベビ同士の会話、とろけます」
  4. /nl/articles/2404/17/news037.jpg 【今日の計算】「8+9÷3−5」を計算せよ
  5. /nl/articles/2404/17/news034.jpg 「妹が入学式に着るワンピース作ってみた!」 こだわり満載のクラシカルな一着に「すごすぎて意味わからない」「涙が出ました」
  6. /nl/articles/2404/18/news155.jpg 大谷翔平選手、ハワイに約26億円の別荘を購入 真美子夫人とデコピンとで過ごすかもしれないオフシーズンの拠点に「もうすぐ我が家となる場所」
  7. /nl/articles/2404/17/news179.jpg 「ケンタッキー」新アプリに不満殺到 「酷すぎる」「改悪」の声…… 運営元「大変ご迷惑をおかけした」と謝罪
  8. /nl/articles/2404/16/news192.jpg 「ゆるキャン△」のイメージビジュアルそのまま? 工事の看板イラストが登場キャラにしか見えない 工事担当者「狙いました」
  9. /nl/articles/2404/17/news129.jpg 「ハーゲンダッツ硬すぎ!」と力を入れたら……! “目を疑う事態”になった1枚がパワー過ぎて約8万いいね
  10. /nl/articles/2404/16/news175.jpg 「そうはならんやろ」をそのまま再現!? 「ガンダムSEED FREEDOM」のズゴックを完全再現したガンプラがすごすぎる
先週の総合アクセスTOP10
  1. 生後2カ月の赤ちゃんにママが話しかけると、次の瞬間かわいすぎる反応が! 「天使」「なんか泣けてきた」と癒やされた人続出
  2. 車検に出した軽トラの荷台に乗っていた生後3日の子猫、保護して育てた3年後…… 驚きの現在に大反響「天使が女神に」「目眩が」
  3. 安達祐実、成人した娘とのレアな2ショット披露 「ママには見えない!」「とても似ててびっくり」と驚きの声
  4. 兄が10歳下の妹に無償の愛を注ぎ続けて2年後…… ママも驚きの光景に「尊すぎてコメントが浮かばねぇ」「最高のにいに」
  5. “これが普通だと思っていた柴犬のお風呂の入れ方が特殊すぎた” 予想外の体勢に「今まで観てきた入浴法で1番かわいい」
  6. 「虎に翼」、新キャラの俳優に注目が集まる 「綺麗な人だね」「まさか日本のドラマでお目にかかれるとは!」
  7. 「葬送のフリーレン」ユーベルのコスプレがまるで実写版 「ジト目が完璧」と27万いいねの好評
  8. お花見でも大活躍する「2杯のドリンクを片手で持つ方法」 目からウロコの裏技に「えぇーーすごーーい」「やってみます!」
  9. 弟から出産祝いをもらったら…… 爆笑の悲劇に「めっちゃおもろ可愛いんだけどw」「笑いこらえるの無理でした」
  10. 3カ月の赤ちゃん、パパに“しーっ”とされた反応が「可愛いぁぁぁぁ」と200万再生 無邪気なお返事としぐさから幸せがあふれ出す
先月の総合アクセスTOP10
  1. フワちゃん、弟の結婚式で卑劣な行為に「席次見て名前覚えたからな」 めでたい場でのひんしゅく行為に「プライベート守ろうよ!」の声
  2. 親が「絶対たぬき」「賭けてもいい」と言い張る動物を、保護して育ててみた結果…… 驚愕の正体が230万表示「こんなん噴くわ!」
  3. 水道検針員から直筆の手紙、驚き確認すると…… メーターボックスで起きた珍事が300万再生「これはびっくり」「生命の逞しさ」
  4. フワちゃん、収録中に見えてはいけない“部位”が映る まさかの露出に「拡大しちゃったじゃん」「またか」の声
  5. スーパーで売れ残っていた半額のカニを水槽に入れてみたら…… 220万再生された涙の結末に「切なくなった」「凄く感動」
  6. 桐朋高等学校、78期卒業生の答辞に賛辞やまず 「只者ではない」「感動のあまり泣いて10回読み直した」
  7. 「これは悲劇」 ヤマザキ“春のパンまつり”シールを集めていたはずなのに…… 途中で気づいたまさかの現実
  8. 「ふざけんな」 宿泊施設に「キャンセル料金を払わなくする方法」が物議 宿泊施設「大目に見てきたが厳格化する」
  9. がん闘病中の見栄晴、20回以上の放射線治療を受け変化が…… 「痛がゆくなって来ました」
  10. 食べ終わったパイナップルの葉を土に植えたら…… 3年半後、目を疑う結果に「もう、ただただ感動です」「ちょっと泣きそう」