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» 2018年05月28日 20時00分 公開

お値段たったの5億8000万円 ホンダのジェット機に上位版、航続距離を伸ばした新型機「HondaJet Elite」登場 (1/2)

かっこぇぇぇぇ、1機いかがですか?(写真36枚)

[ねとらぼ]

 本田技研工業(ホンダ)の航空子会社ホンダ エアクラフトは5月28日、小型ビジネスジェット機「HondaJet」をアップデートした新型機「HondaJet Elite(エリート)」を発表。欧州のビジネス航空ショー「EBACE 2018(2018 European Business Aviation Convention & Exhibition)」で世界初公開しました。

ホンダ ビジネスジェット ホンダジェット HondaJet Elitephoto HondaJet Elite

 新型のHondaJet Eliteは、主翼上面のエンジン配置(Over-The-Wing Engine Mount)形態、自然層流翼型、自然層流ノーズ、一体成型複合材胴体といったHondaJetのために独自開発した技術や基本スタイリングを引き継ぎながら、複数の刷新技術と装備によって大幅な改良を施しました。

 HondaJetは2015年にデリバリーを開始。2017年暦年(1月〜12月)では小型ジェット機市場で1位となる43機をデリバリーし、富裕層向けの小型ビジネスジェットとして存在感を増しています。新型のHondaJet Eliteは、従来機と比べて航続距離を約17%(プラス396キロ)向上、高周波のエンジンノイズを低減、それによる客室内の静粛性向上を実現。飛行用電子機器システム(アビオニクスシステム)の進化によって、離着陸および飛行時の安定性と安全性などの機能も強化しています。

ホンダ ビジネスジェット ホンダジェット HondaJet Elitephoto (参考)HondaJet

 ホンダによると、HondaJet Eliteは小型ジェット機としてクラス最高水準の最高速度、最大運用高度、上昇性能、燃費性能、静粛性、室内サイズ、航続距離を実現するとしています。速度や巡航高度、燃料消費率などを最適化する飛行計画を自動作成する「飛行マネジメント機能」、気温や標高、機体重量などに基づいて必要滑走路長やVスピード、適正な上昇/進入角度などを自動計算する「離着陸距離マネジメント機能」、ゴーアラウンド時にも自動操縦機能を保持してパイロットの負荷を軽減する「ゴーアラウンド時の自動操縦機能」などの高度な飛行支援機能を備えます。

 ボディーカラーはアイスブルー、ルビーレッド、マナークオレンジの3色を追加。ツートンカラーの皮革製エグゼクティブシート、航空業界初とするスピーカーレス室内音響システム「Bongiovi(ボンジョヴィ)オーディオシステム」、ベルト付き化粧室シート(オプション)、新デザインのギャレー(オプション)など、オーナーや乗客に向けた快適装備も充実させました。

ホンダ ビジネスジェット ホンダジェット HondaJet Elitephoto (参考)HondaJetの室内

 HondaJet Eliteは最大7人乗り。ゼネラル・エレクトリック(GE)と共同開発した小型ターボファンエンジン「HF120」を主翼上面に2基搭載し、最高巡航速度は時速約782キロ(422ノット)、最大で2661キロ(1437ノーティカルマイル)の航行が可能です。2018年4月に米国連邦航空局(FAA)の型式証明を、また5月に欧州航空安全局(EASA)の型式証明を取得しており、最短で2018年8月の顧客引き渡しを始める予定。価格は日本円で約5億8000万円からです。

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