漫画誌『月刊バーズ』が休刊 1986年創刊『コミックバーガー』から2度の転身を経て
過去の掲載作家には岡崎京子や桜沢エリカ、藤原カムイ、冬目景、ますむらひろしなど。
» 2018年05月30日 13時55分 公開
[黒木 貴啓,ねとらぼ]
幻冬舎コミックスの月刊漫画誌『月刊バーズ』が、6月30日発売の2018年8月号をもって休刊することが発表された。現在の連載作品は掲載媒体を変えて今後も連載される。
『月刊バーズ』は、2度の会社移籍と誌名変更を経て続いてきた異色の漫画誌だった。1986年に『コミックバーガー』としてスコラと講談社から創刊。1988年からはスコラのみが発行元となり、1996年4月号で一度休刊したが、同年7月号から『コミックバーズ』へと名を変え新創刊した。1999年にスコラが経営破綻したが、漫画編集部がソニー・マガジンズへ移籍することで続刊。2001年にはソニー・マガジンズがコミック関連からの撤退を決定し、今度は編集部が幻冬舎の子会社・幻冬舎コミックスへと移ることで発行を継続。2015年に『月刊バーズ』として新装刊して現在に至る。
過去の掲載作品には、『TAKE IT EASY』(岡崎京子)、『毎日が秋の空』(桜沢エリカ)、『コスモス楽園記』(ますむらひろし)、『雷火』(原作:寺島優、作画:藤原カムイ)、『羊のうた』(冬目景)、『Rozen Maiden』(PEACH-PIT)、『大東京トイボックス』(うめ)など。2015年にオープンした漫画サイト「デンシバーズ」は継続。連載作品の掲載媒体など今後の詳細については2018年8月号で発表される。
(黒木貴啓)
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