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» 2018年06月01日 10時00分 公開

「ソレってパワハラじゃ?」と指摘のメールを代行 ハラスメント匿名通知サービス「ソレハラ」始動

本人が自覚できていないハラスメント行為を、被害者に代わって運営が指摘。

[沓澤真二,ねとらぼ]

 ハラスメント行為の匿名通知サービス「ソレハラ」がスタートしました。職場で受けているハラスメント被害を報告すると、匿名のメールで行為の主に指摘してもらえます。料金は無料で、アカウント登録なども不要。


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 入力フォームから、「セクハラ」「パワハラ」「アルハラ」「モラハラ」「スメハラ」「ソノホカ(その他)」からハラスメントの種類を選択。被害の度合いや相手のメールアドレスといった質問に答えると、指摘のメールを運営が代行して送信します。


入力フォーム 5段階の質問に答えるだけ

 メールの内容は、「あなたが日常的に目立つパワハラをしているとの目撃情報が入りました。心当たりはありませんか?」といったもの。受け取った側は、「反省している」「こちらに非はない」のいずれかを選んで返答することができます。ハラスメント行為を追及するのではなく、それが迷惑となりうることに気付かせるのがサービスの趣旨です。


送信例 メールの例

 運営代表の吉田樹生さんは、仕事中に居眠りをしていたメンバーに、何げなく「カフェイン剤がそこにあるから飲むべきでは? コーヒーの20分の1のコストですよ」と言ったところ、「それはパワハラになります」と笑いながら返されたことがあったそうです。

 このように、ハラスメントは行う側が自覚していないことが多く、迷惑と感じるかどうかは受ける側の価値観次第。「どこまでがハラスメント行為なのか」を世代や上下関係の壁を超えて教え合うことで、当事者や会社が最悪な事態に陥るのを防げるのではないかと考え、同サービスを立ち上げたといいます。

 今後は匿名メールからハラスメント情報のデータを分析・加工し、「どのような場面・人間関係でハラスメントが起こるか」が分かる分析ツールとして展開していく予定。法人利用は現在テスト中で、将来的には課金制へ移行するそうです。


(沓澤真二)


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