まずはネトゲのフレンド登録からでいいですか? 「ヲタクに恋は難しい」10話(1/2 ページ)
【ネタバレあり】ネトゲはコミュニケーションツールです。
趣味人には好きなものがたくさんある。それが足を引っ張ることもあれば、趣味人だから人とつながるものもある。
「ヲタクに恋は難しい」は、好きなものがある人間たちの、恋なのかなんなのかわからないモヤっとした感情を描いたラブコメディ。ヲタクのみならず、いろんな若い人の背中を押してくれます。
きみと友達になりたいんだ
今回は二藤宏嵩の弟の二藤尚哉の話。ハードコアゲーマーな宏嵩に対して、尚哉はゲームを一切やってきていない。宏嵩が友達を作らないデリカシーひかえめ(?)人間なのに対して、尚哉は物腰やわらかく社交的で素直で優しい。なんとも似ていない兄弟です。
尚哉が今回声をかけたのは、同じ大学の桜城光(こう)。女の子ですが、尚哉は気づいていません。
尚哉と光の関係は、「非ヲタ」と「ヲタク」の差が如実に出ている、この作品では珍しいパターン。しかも宏嵩や、彼の恋人の桃瀬成海はまだコミュニケーション能力があるからまあまあやっているものの、光はガチガチのコミュ障。公式によると、尚哉はコミュ力10としたら、光のコミュ力は1。住むところが違うと思ってしまっても仕方ない。
なので、光は語尾に「すみません」を付けがち。自信がないから、自分を下げてしまっている。
大学の尚哉の友人は「一人が平気なタイプ」と彼女のことを称していました。でも彼は見抜きます。そんなことはない。ゲームにのめりこんで友人を作らなかった兄を見てきているから、この点は鋭い。
とっさに口にしたのは「きみと友達になりたいんだ!」という言葉。
尚哉のすごいところは、これが押し付けの親切じゃなくて、心からの言葉だということ。彼女にあわせて、苦手なゲームにもすんなり付き合う。天使か。
一方光は、友達という感覚がわからないから、彼の申し出を「フレンド申請」だと考える。「フォロー」とか「同僚申請」とか「ギルド加入」とか、オンラインでのつながりが最初の一歩だという感覚が当たり前になっている。尚哉がこのワンクッションをわかっていないのは、友達になるのに順序がある、と考えたことがないからだと思う。
人は思っているほど怒っていない
協力するタイプのゲーム世界だと、自分が弱い場合、足を引っ張っていると心が痛みがち。尚哉は初心者な上、壊滅的にゲームのセンスがないため、本当にうまくいかない。普段はコミュニケーション上手な彼も、ゲーム内では上級者の光に対して「ごめんなさい」の連発。
兄の宏嵩は「レベルが上ってもプレイヤースキルが上がらないんじゃ時間のムダでしょ」とか平気で言っちゃう効率重視のテクニック偏重型。んなもんで、下手な尚哉にきつく当たり続けてきた。尚哉が構えてしまうのは仕方ない。
実は初心者がゲームが下手だからといって、怒る人はそんなにいない。むしろ「どうやって助けてあげようか」という人のほうが多いと思う。
オンラインゲームとはいえ、会話は人間同士のもの。ゲーム内の光の発言は、彼女の本心そのものです。尚哉が、「友達になりたいんだ」と言ったのと同じ様に。
一生懸命な相手を嫌うことは、そうそうない。むしろ一緒に話したり遊んだりしたい。光が自分を素直に出せたのは、オンラインゲームというワンクッションを挟んでいたからではある。けれども、「コミュニケーションを取りたい」という気持ちが彼女に芽生えたからなのは間違いない。原作では2人の関係はさらに進んでいくので、要チェック。
メガネは大事だよ
もう一つのエピソードは、宏嵩のメガネ論議。二次元のみならず、メガネってめちゃくちゃ重要な萌えアイテム。
メガネ好きな人なら「なんでそこでメガネ外すんだよ!!!」とキレかけた経験、ありませんか。ギャルゲーとかBLゲーで、途中でメガネ外す展開になったらモヤつく人は多かろう。
「メガネ攻」って書いているのにメガネ外すのは許されないな……。
ただ、普段メガネの人がメガネを外したら、意外とかっこいい・かわいくてときめいちゃう、という人のほうがマジョリティかもしれません。「いつもと雰囲気が違う」というのは心に来るもの。
宏嵩はわりといい顔立ち。見えないからとぐっと近づくもんだから、女性社員から注目の的に。成海がモヤモヤしちゃうのも仕方ない。「近づかなくても見えてたくせに!」とぷち嫉妬しちゃう成海に対しての、宏嵩の切り返しが素敵。
「そりゃ成海は見なくてもわかるし」。なんという殺し文句。ほれる。
ここで成海の、幼馴染ゆえの悪い癖が出てしまう。「なんだ今の、宏嵩のくせに!」いやいやお前気づけよ、彼なりの精いっぱいじゃん! まあこのくらいくだけた関係だから、2人はいいバランスなんだろうなあ。もうちょっと成海も気づいてもいい気がするけど。
次回はアニメ最終回。「進展する」のが目的ではないこのゆるやかラブストーリー、自分たちのペースをどうつかんでいくのか、どう描かれていくのか注目したいところです。
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