車のナンバープレート、ひらがなや数字の意味は? レアな「アルファベット」プレートも存在
ひらがなの部分、英語もあるって知ってた?
自動車のナンバープレートのひらがなや数字が何を表しているのか、知っていますか?
なぜひらがながついているのか、地名の隣の数字は何を意味しているのか、色の違いは何を分けているのか。疑問はたくさんあります。
今回はナンバープレートについていろいろ調べてみました。
ナンバープレートの構成要素
ナンバープレートは大きく分けて、「地名」「地名の横の数字」「ひらがな一文字」「4桁の数字」、そして「プレート・文字の色」で構成されています。
この各要素について、何を意味しているかを見ていきましょう。
地名
ナンバープレートの左上に書いてある地名は、その車の「運輸支局」または「自動車検査登録事務所」を表します。交通安全や治安の維持、いわゆる「車検」情報の管理などに使われる部分です。
一部では、運転マナーの良さの目安として使われている(?)などのうわさもありますが、いずれにせよ、正しい使い方は「車が登録されている地域を示す」ことです。
2006年からは、地域振興や観光振興等の観点から「ご当地ナンバー」という制度が開始され、1つの運輸支局(または自動車検査登録事務所)に対して複数の地名が用いられている地域もあります。例えば、「千葉運輸支局」のナンバーは「千葉」のみでしたが、現在はご当地ナンバーの「成田」もあります。
右上の数字
これは分類番号といい、自動車の種類を表しています。
例えば、普通乗用自動車は3、30〜39、300〜399のうちいずれかの数字が用いられます。その他にも普通貨物、小型貨物、大型特殊……といった車種がこの分類番号から分かるわけです。免許試験を思い出す単語たちですね……。
ひらがな
次に左にある1文字のひらがなの意味ですが、これはその自動車の「用途」を表しています。さらに、軽自動車とそれ以外では同じひらがなでも違った意味を持ってきます。
<軽自動車>
ほとんどのひらがなは自家用軽自動車用に用いられます。問題は特殊なケース。
「わ」はレンタカー、「りれ」は事業用の車を表します。事業用自動車とは運送業や旅客業に用いられるもので、タクシーなどのことです。
さらに、めったにお目にかかれないと思いますが、なんとアルファベットが使われることもあります。それは駐留軍人軍属私有車両などの場合です。簡単にいえば在日米軍の関係者の車ですね。軽自動車では「AB」が使われます。
<軽自動車以外の自動車>
自家用自動車には多くの文字が使われているので、軽自動車と同じく例外を見ていきましょう。
レンタカーは「れわ」、事業用自動車は「あいうえかきくけこを」、駐留軍人軍属私有車両用などは「EHKMTYよ」が使われます。ややこしい……。
さて、ここまで注意深く読んでくれた方は気付いていると思いますが、いくつか使用されていないひらがながありますね。
それは「お」「し」「へ」「ん」の4つです。
使用されていない理由はそれぞれ、
- 「お」:「あ」と似ており誤認される可能性があるため
- 「し」:「死」を連想するため
- 「へ」:「屁」を連想するため
- 「ん」:口に出して読むとき発音しづらいため
となっています。
軽自動車以外の自動車において、事業用自動車は「あいうえかきくけこを」でしたね。単純に「あ〜こ」を使うのではなく、「お」の代わりに「を」が入っているのは、そういう理由だったんですね。
4桁の数字
刑事ドラマなどでも、犯人の車を目撃した人が「××-××の車でした」などと、4桁の数字を伝えることがありますね。それほど一番目立つ部分です。
これは「一連指定番号」といい、「××-×1」から「99-99」まであります。しかし、例外もあり、「××-49」などは「死苦」を連想するため使えないようになっています。
一連指定番号は基本的には割り当てられるものですが、「希望ナンバー制度」を利用すれば自分で希望した番号にすることもできます。ただし、人気の高い番号は抽選になることもあるので、希望通りにいくとは限りません。
ちなみに、総理大臣が乗る「内閣総理大臣専用車」はナンバープレートも特殊仕様。普通は車を代えると別のナンバーを取らなければいけませんが、総理専用車は同じものを使い続けられます。番号も30-00、50-00などキリの良い番号になっています。ちょっぴりぜいたくですね。
ナンバープレートの色
こちらも軽自動車とその他の自動車で違います。
軽自動車
自家用、レンタカー、駐留軍人軍属私有車両用等は黄地に黒文字です。事業用は黒地に黄文字です。基本的には黄色に黒の文字、と考えてOKでしょう。
軽自動車以外の自動車
自家用、レンタカー、駐留軍人軍属私有車両用等は白地に緑文字です。事業用は緑地に白文字です。軽でもそれ以外でも、事業用だけが反転カラーになっているんですね。
まとめ
- 左上の地名は運輸支局や自動車検査登録事務車を示す
- 右上の数字は自動車の種類を示す
- 左のひらがなとナンバープレートの色はその自動車の用途を示す
- 4桁の数字は基本割り当てられるが、好きな数字を希望することもできる
関連記事
- 「40−32÷2=?」この問題、解けますか?
理系にはすぐ解けて、文系には解けない、とんち問答のような問題がネットで話題に。 - 21年前のワープロ「書院」で2018年にインターネットをしたら、無間地獄に突入した
ネット機能を搭載した21年前のワープロで、2018年のネットの世界を見てみました。 - これ12歳が解けるの!? 超難関「灘中学」の入試問題「初日の出を2回見るには?」を解いてみた
あなたは最強小学生に勝てるか? - 「16×4は?」「68−4だから64」 小学1年生の掛け算の計算方法が斬新だと話題に
発想が見事。 - 「カニミソ」はカニの何なのか?
カニミソって何だ? 脳ミソか? 僕は何を食べようとしているのだ?
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
-
「情報を漏らされ振り回され……」とモデラー“限界声明” Vtuberのモデル使用権を剥奪 「もう支えられない」「全サポート終了」
-
「うどん屋としてあるまじきミス」→臨時休業 まさかの“残念すぎる理由”に19万いいね 「今日だけパン屋さんになりませんか」
-
“ドームでライブ中”に「76万円の指輪紛失」→2日後まさかの展開に “持ち主”三代目JSBメンバー「誰なのか探しています」
-
高畑充希と結婚の岡田将生、インスタ投稿めぐり“思わぬ議論”に 「わたしも思ってた」「普通に考えて……」
-
「本当に同じ人!?」 幼少期からイボをいじられていた男性→美容師の“お任せカット”が衝撃 「めちゃくちゃ大変身」
-
「おててだったのかぁああああ」「同じ解釈の人いた笑笑」 ピカチュウの顔が“こう見えた”再現イラストに共感続々、464万表示
-
「腹筋崩壊」 ハスキーをシャンプー&パックしたら…… “予想外のハプニング”に「こ〜れは大変だわ」「沼にでも落ちたのかとwww」
-
“歌姫”ののちゃん、6歳現在の姿に驚きの声「あれっ!?」「ビックリしてます!」 2歳で「童謡こどもの歌コンクール」銀賞受賞
-
黄ばみのある68年前のウエディングドレスを修復すると…… 生まれ変わった姿に「泣いた」「受け継ぐ価値のあるドレス」
-
走行中の車から同じ速さで後方へ飛び降りると? 体を張った実験に反響「問題文が現実世界で実行」【海外】
- 「飼いきれなくなったからタダで持ってきなよ」と言われ飼育放棄された超大型犬を保護→ 1年後の今は…… 飼い主に聞いた
- ドクダミを手で抜かず、ハサミで切ると…… 目からウロコの検証結果が435万再生「凄い事が起こった」「逆効果だったとは」
- 「明らかに……」 大谷翔平の妻・真美子さんの“手腕”を米メディアが称賛 「大谷は野球に専念すべき」
- まるで星空……!! ダイソーの糸を組み合わせ、ひたすら編む→完成したウットリするほど美しい模様に「キュンキュンきます」「夜雪にも見える」
- 妻が“13歳下&身長137センチ”で「警察から職質」 年齢差&身長差がすごい夫婦、苦悩を明かす
- 人生初の彼女は58歳で「両親より年上」 “33歳差カップル”が強烈なインパクトで話題 “古風を極めた”新居も公開
- 「ごめん母さん。塩20キロ届く」LINEで謝罪 → お母さんからの返信が「最高」「まじで好きw」と話題に
- 互いの「素顔を知ったのは交際1ケ月後」 “聖飢魔IIの熱狂的ファン夫婦”の妻の悩み→「総額396万円分の……」
- ユニクロが教える“これからの季節に持っておきたい”1枚に「これ、3枚色違いで買いました!」「今年も色違い買い足します!」と反響
- 中央道から「宇宙戦艦ヤマト」が見える! 驚きの写真がSNSで注目集める 「結構でかい」「どう見てもヤマト」 撮影者の心境を聞いた
- 50年前に撮った祖母の写真を、孫の写真と並べてみたら…… 面影が重なる美ぼうが「やばい」と640万再生 大バズリした投稿者に話を聞いた
- 「食中毒出すつもりか」 人気ラーメン店の代表が“スシローコラボ”に激怒 “チャーシュー生焼け疑惑”で苦言 運営元に話を聞いた
- フォロワー20万人超の32歳インフルエンサー、逝去数日前に配信番組“急きょ終了” 共演者は「今何も話せないという状態」「苦しい」
- 「顔が違う??」 伊藤英明、見た目が激変した近影に「どうした眉毛」「誰かとおもた…眉毛って大事」とネット仰天
- 「ごめん母さん。塩20キロ届く」LINEで謝罪 → お母さんからの返信が「最高」「まじで好きw」と話題に
- 星型に切った冷えピタを水に漬けたら…… 思ったのと違う“なにこれな物体”に「最初っから最後まで思い通りにならない満足感」「全部グダグダ」
- 「泣いても泣いても涙が」 北斗晶、“家族の死”を報告 「別れの日がこんなに急に来るなんて」
- ジャングルと化した廃墟を、14日間ひたすら草刈りした結果…… 現した“本当の姿”に「すごすぎてビックリ」「素晴らしい」
- 母親は俳優で「朝ドラのヒロイン」 “24歳の息子”がアイドルとして活躍中 「強い遺伝子を受け継いだ……」と注目集める
- 「幻の個体」と言われ、1匹1万円で購入した観賞魚が半年後…… 笑っちゃうほどの変化に反響→現在どうなったか飼い主に聞いた