絶望と猫と思わぬ結末……! 迷い込んだ異世界で親友が“猫化”していく漫画に「鳥肌が立った」「感動した」の声集まる(1/2 ページ)

いろんな感情を揺り動かされるステキな作品です。

» 2018年08月06日 20時00分 公開
[宮原れいねとらぼ]
※本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

 親友と2人で異世界に迷い込み、謎の奇病にかかった親友が猫化していく――そんな先の展開が気になる創作漫画を、漫画『亜獣譚』の江野スミ先生(@shiro_saijo)が投稿して注目を集めています。かわいいのにそこに訪れる絶望感と予想外な結末よ……。


友達と異世界に迷い込んだ 猫化 漫画 SF 江野スミ 亜獣譚 2人は元の世界に戻れるのか……?

 辺りに人の姿もなく、変な植物が生えている異世界に迷い込んだ2人。ここに来てしまった記憶はおぼろげで、帰ろうと出口を探すも見つからず、さらに食料がなくなるばかりか、起きたら親友が顔まで猫になっているという衝撃。もちろん猫なので見た目はかわいいのですが、この状況では親友だけが奇病にかかったと感じて「哀れで涙が出る」と悲しみます。

 するとそこに宇宙服を着た、同じく猫な見た目の人物が登場。ひと言目に「適応者を迎えに来ました」と話すのでした。これは一体……?


友達と異世界に迷い込んだ 猫化 漫画 SF 江野スミ 亜獣譚 徐々に猫化し、ついには頭まで猫の見た目になってしまう親友

友達と異世界に迷い込んだ 猫化 漫画 SF 江野スミ 亜獣譚 そこに現れたのは同じく猫の姿の人物。彼の言葉意味することは……?

 その現れた“彼”は、猫化した親友を指して「あなたはオ・キャット星への移住適応者です」と、気になる言葉をかけてきます。そして、2人が事情を知らないことに気づいた“彼”は、この異世界と思われていた世界と猫化の真実を語り出します。それは簡単に説明すると、

 ここは地球で、今より100年前、隕石が衝突したことで人類は絶滅の危機にひんした。そこで秘密裏に進められていたオ・キャット星への移住計画を開始。理想郷であるその星に適応する身体になるため「遺伝子操作薬」を全人類に投与し、宇宙船で旅立つのが1年以上先の者はコールドスリープさせられた。

 ――ということで、退廃したこの星はまさかの地球で、猫化した親友がいわば予定通りであり、人間のままなのは「薬の効かない人」という事実が明かされます。2人は薬を投与後、約30年かかる移住計画のためコールドスリープに入るも、機械等の故障で今まで目覚めず、その影響のためか眠る前の記憶が少しなくなっていたのでした。


友達と異世界に迷い込んだ 猫化 漫画 SF 江野スミ 亜獣譚 移住の宇宙船に乗る順番を待つ間、コールドスリープで眠って待っていた2人。目覚めるのが遅れたことで今の状況に

 ではなぜ目の前の“彼”が地球に来たのか、それは最初の言葉「適応者を迎えに来ました」が物語っています。移住計画の際に乗り遅れた置いてけぼりがまれにいるため、半年に一度見回りにきているという彼。しかしそれは同時に、オ・キャット星に“適応してない者”は死んでしまうため置いていかれることも意味していました。絶望の顔で猫化した親友と向き合い、声を出さず涙を流すシーンが切なすぎる……。


友達と異世界に迷い込んだ 猫化 漫画 SF 江野スミ 亜獣譚 適応してない“旧人類”は残るしかないという事実に絶望する2人。これは切ない……

 先に口を開いたのは、それまで黙って聞いていた猫化した親友でした。「ボクもオ・キャット星に行かない」「ここに残る!」と涙ながらに話します。しかし、「野垂れ死ぬ方が嫌に決まってるだろ!」「同情で残っても絶対後悔するだけだぞ!!」という反論には、ただボロボロと涙を流すしかありません。そんな悲しい絶望感が漂う中、「(迎えに来た“あの人”が)次にくるのは半年後だぞ!!」という言葉から、親友は一つの希望を見いだします……!


友達と異世界に迷い込んだ 猫化 漫画 SF 江野スミ 亜獣譚 猫化してからも悲しみで心が押しつぶされそうになっているのが表情で分かって、こちらも涙が……

 親友がパアッと明るくなって語り出したのは、地球に残る理由。「地球に住みながら、あの人みたいに地球の見回りをして、オ・キャット星へ報告する仕事をするって決めたんだ!」と、定期的に調査員が来ているという事実から「仕事」を思い付き、「今日からボクらがこの重要な任務につくんだ!!」と大事な友達の手を握ります。そこには、とてもうれしそうに笑う“大きな猫”と、親友の言葉に未来を見て涙をこぼす“人間”の姿がありました。無理だと思ってからのハッピーエンドは目頭が熱くなる……。


友達と異世界に迷い込んだ 猫化 漫画 SF 江野スミ 亜獣譚 思い付いた時の表情にグッとくる……!

 全32ページで投稿された同漫画には、Twitterpixivで「最高に感動しました」「感動して鳥肌がブワッと立ちました」と称賛の声が寄せられ、特に最後の予想外の展開に涙を流した人の声が多く上がっています。またリアルな猫でありながら、豊かな表情にかわいさを覚え癒やされた人も多く、猫好きからも「好き」の声が届いています。

 ちなみに作者の江野先生が裏サンデーマンガワンで連載中の『亜獣譚』は、性交渉で感染する病気「害獣病」がまん延する世界を舞台にしたダークファンタジー。公式サイトや同アプリから無料の試し読みができるので、気になった人はチェックしてみるのをオススメします。コミックス最新第4巻は8月9日発売です。




       1|2 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

昨日の総合アクセスTOP10
  1. /nl/articles/2404/25/news174.jpg 身長174センチの女性アイドルに「ここは女性専用車両です!!!」 電車内で突如怒られ「声か、、、」と嘆き 「理不尽すぎる」と反響の声
  2. /nl/articles/2404/26/news154.jpg 元「AKB48」メンバー、整形に250万円の近影に驚きの声「整形しすぎてて原型なくなっててびびった」
  3. /nl/articles/2404/12/news174.jpg 築年数不明の平屋にある、ボロボロ床板をはがしてみたら…… 発覚したヤバい事実に「ビックリ!」「大丈夫でしたか?」心配と驚きの声
  4. /nl/articles/2404/26/news022.jpg ママの足にくっつく生後7カ月の赤ちゃん、甘えてるのかと思いきや…… 計算された行動と「ちいこい後ろ姿がかわいすぎ」て目が離せない
  5. /nl/articles/2404/21/news011.jpg 小1娘、ペンギンの卵を楽しみに育ててみたら…… 期待を裏切る生き物の爆誕に「声出して笑ってしまったw」「反応がめちゃくちゃ可愛い」
  6. /nl/articles/2404/25/news016.jpg 「電車の中で見ちゃダメ」「笑ったww」 実家からLINE「子ヤギがすばしっこくて捕まらない」→送られてきた衝撃姿が320万表示!
  7. /nl/articles/2404/25/news069.jpg “作画軽減ガンダム”をガンプラで作成 → 使用パーツも最小限の再現ぶりに「完全に一致」「部品軽減ガンダム」
  8. /nl/articles/2404/23/news090.jpg 誰も教えてくれなかった“裁縫の裏ワザ”が目からウロコ 200万再生のライフハックに「画期的」と称賛【海外】
  9. /nl/articles/2404/18/news134.jpg 21歳の無名アイドル、ビジュアル拡散で「あの頃の橋本環奈すぎる」とSNS騒然 「実物の方が可愛い」「見つかっちゃったなー」の声も
  10. /nl/articles/2404/26/news024.jpg 0歳赤ちゃん「(ママ来たっ!)」→喜びが抑えきれなくて…… 尊すぎるダンスが300万再生「心が浄化されていく」「朝から癒やされました」
先週の総合アクセスTOP10
  1. 小1娘、ペンギンの卵を楽しみに育ててみたら…… 期待を裏切る生き物の爆誕に「声出して笑ってしまったw」「反応がめちゃくちゃ可愛い」
  2. 富山県警のX投稿に登場の女性白バイ隊員に過去一注目集まる「可愛い過ぎて、取締り情報が入ってこない」
  3. 2カ月赤ちゃん、おばあちゃんに少々強引な寝かしつけをされると…… コントのようなオチに「爆笑!」「可愛すぎて無事昇天」
  4. 異世界転生したローソン出現 ラスボスに挑む前のショップみたいで「合成かと思った」「日本にあるんだ」
  5. 【今日の計算】「8+9÷3−5」を計算せよ
  6. 21歳の無名アイドル、ビジュアル拡散で「あの頃の橋本環奈すぎる」とSNS騒然 「実物の方が可愛い」「見つかっちゃったなー」の声も
  7. 1歳赤ちゃん、寝る時間に現れないと思ったら…… 思わぬお仲間連れとご紹介が「めっちゃくちゃ可愛い」と220万再生
  8. 業務スーパーで買ったアサリに豆乳を与えて育てたら…… 数日後の摩訶不思議な変化に「面白い」「ちゃんと豆乳を食べてた?」
  9. 祖母から継いだ築80年の古家で「謎の箱」を発見→開けてみると…… 驚きの中身に「うわー!スゴッ」「かなり高価だと思いますよ!」
  10. 「ゆるキャン△」のイメージビジュアルそのまま? 工事の看板イラストが登場キャラにしか見えない 工事担当者「狙いました」
先月の総合アクセスTOP10
  1. フワちゃん、弟の結婚式で卑劣な行為に「席次見て名前覚えたからな」 めでたい場でのひんしゅく行為に「プライベート守ろうよ!」の声
  2. 親が「絶対たぬき」「賭けてもいい」と言い張る動物を、保護して育ててみた結果…… 驚愕の正体が230万表示「こんなん噴くわ!」
  3. 水道検針員から直筆の手紙、驚き確認すると…… メーターボックスで起きた珍事が300万再生「これはびっくり」「生命の逞しさ」
  4. フワちゃん、収録中に見えてはいけない“部位”が映る まさかの露出に「拡大しちゃったじゃん」「またか」の声
  5. スーパーで売れ残っていた半額のカニを水槽に入れてみたら…… 220万再生された涙の結末に「切なくなった」「凄く感動」
  6. 桐朋高等学校、78期卒業生の答辞に賛辞やまず 「只者ではない」「感動のあまり泣いて10回読み直した」
  7. 「これは悲劇」 ヤマザキ“春のパンまつり”シールを集めていたはずなのに…… 途中で気づいたまさかの現実
  8. 「ふざけんな」 宿泊施設に「キャンセル料金を払わなくする方法」が物議 宿泊施設「大目に見てきたが厳格化する」
  9. がん闘病中の見栄晴、20回以上の放射線治療を受け変化が…… 「痛がゆくなって来ました」
  10. 食べ終わったパイナップルの葉を土に植えたら…… 3年半後、目を疑う結果に「もう、ただただ感動です」「ちょっと泣きそう」