「神殿の柱の断面!」「マルチドラム式だぁー!」 古代ギリシャ研究家が「アサシンクリード」を遊んだら感動ポイントが細かすぎて話題に
「知識があるとそれだけ楽しみ方も増えるという良い例」といった声も。
古代ギリシャ・ギリシャ神話研究家の藤村シシン(@s_i_s_i_n)さんが、ゲーム「アサシンクリード オリジンズ」をプレイしたところ、感動のポイントが細かすぎてもはや誰にも伝わらない状態となっています。まったく共感できないのに、なぜかめっちゃ「アサシンクリード」遊びたくなってくる不思議……!
古代ギリシャを舞台にした新作「アサシンクリード オデッセイ」(10月5日発売予定)の発売に合わせ、同作に少しだけ仕事で関わることになったというシシンさん。そこで予習のため、前作「アサシンクリード オリジンズ」をPS4本体ごと貸してもらったのだそうです。そしてここから、シシンさんによる大興奮ツイートの連投がはじまります。
ちなみに前作「オリジンズ」は古代ギリシャではなく古代エジプトが舞台なので、本来はシシンさんにとっては専門外の分野。それでものっけから「この道端に生えてる草だけで小一時間は喋れるぞ……。大ウイキョウ……古代では火を点けるためにとても重要な植物……! 生えてる植物の種類までめっちゃ再現してる 」「見てこれ! アレクサンドリア図書館の棚、心棒が入ってる巻物と入ってない巻物の比率やばくない…? 完璧じゃない…!? そう、この時代は木の心棒が入ってる巻物はこれくらい珍しいんだよ! すげえ!!」と大はしゃぎ。興奮のポイントが一般ユーザーとはだいぶズレている気がしますが、取りあえず「オリジンズ」の歴史考証がものすごいことは分かった。
その後も神殿の柱の断面を見て「こ、これはヤバいぞ!」「ちゃんと金属の心棒が入る四角い穴空いてる……マルチドラム式だぁーー!!!」と絶叫したり、キュレネのアポロン神殿を訪れ「建ってる向きが完璧だな……」「やや真東を外した東南。最も標準的なギリシャの神殿の角度!!」と感動したりと大興奮。見るところが細かすぎて、背景の古代ギリシャ語に「紀元前585年」と書いてあるミスを見つけてしまったりもしますが(このころはまだ西暦がない、というか紀元前の人は自分たちの時代のことを「紀元前」とは書かない)、このへんはご愛嬌(あいきょう)といったところ。一連のツイートはTogetterにもまとめられ、「アサクリやりたくなる」「学者が面白がるってよっぽどだぞ」など、思わず遊びたくなったといった声が多く寄せられていました。
以前から歴史考証の緻密さには定評のあった「アサシンクリード」シリーズですが、特に前作「オリジンズ」からは、ゲーム内を散策しながら古代エジプトについて学べる「ディスカバリーツアーモード」も追加されるなど、その作り込みはもはやゲームなのか教育ツールなのか分からない域にまで達しており、発売当初から大きな話題になっていました。当然、次作「オデッセイ」でも同等以上のクオリティーで古代ギリシャを再現してくるはず。シシンさん、こんなの遊んだら興奮しすぎて死んでしまうのでは……?
またネット上では、「オリジンズ」の再現度に驚く声だけでなく、そのスゴさをちゃんと見つけて拾っていけるシシンさんの知識量や楽しみ方について、「専門家の楽しみかたスゲーな!」「知識があると、それだけ楽しみ方も増える、という良い例」「この数年で十指に間違いなく入る、楽しむ事の天才だと思いますシシンさん」など称賛する声も。「アサシンクリード オデッセイ」を購入予定の人は、シシンさんの著書「古代ギリシャのリアル」も今のうちから読んでおくとより楽しめるかもしれません。
画像提供:藤村シシン(@s_i_s_i_n)さん
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