「まってるよ北海道」観光客呼び戻しにSNSで盛り上がり 仕掛け人は旅館協会若手メンバー

震源地から離れた大部分は全く支障がない状況。

» 2018年09月19日 16時35分 公開
[ねとらぼ]

 北海道胆振東部地震から約2週間がたち、北海道でもようやく日々の落ち着きが戻りつつある今日このごろ。SNSでは地元観光業の人たちから始まった「#まってるよ北海道」のハッシュタグが盛り上がっています。



 同ハッシュタグは観光業に携わる有志が立ち上げた運動で、Instagram、Facebook、Twitterなどで展開されています。発起代表は「北の旅館塾委員会」。日本旅館協会北海道支部の若手経営者らで構成されている団体です。

 予算がない中で「とにかく何かできることをしよう」という心意気で始まった活動には、観光業の関係者だけでなく一般の人たちや、サッカーチームのコンサドーレ札幌も参戦するなど、思わぬ広がりを見せています。


まってるよ北海道 「まってるよ北海道」Twitterでの検索結果
まってるよ北海道 発起人の1人、工藤織枝さんの投稿


 ねとらぼ編集部では北の旅館塾委員会の関係者に地震後の観光業の現状と、今後の展望についてお話を聞きました。


運営者に話を聞いた

――地震によるキャンセルは出ているのでしょうか。

関係者:施設の規模や客層によって異なるとは思いますが、直近の日程だけでなく数カ月先まで相当数のキャンセルが出ています。地震による停電から復旧した際、通電してから約3時間、たまっていたキャンセル通知のFAXが止まらなくなりました……。

 北海道では9月中旬から10月いっぱいまでが観光のトップシーズンです。例年の同時期に比べると3分の1程度の予約状況となってしまっています。

――北海道への旅行に興味がある人が現地の情報を調べるのにお勧めの方法がありましたら教えてください。

関係者:各観光地の公式HPにて現地の情報を得ることは可能ですが、やはり、実際に現地でお客さまのお迎えをしている旅館・ホテル・飲食店・レジャースポットのSNS・サイト・ブログをご確認いただきたいです。実際の状況が一番分かると思います。

 また、ぜひ「#まってるよ北海道」でも検索してみてください。毎日、観光事業者だけでなく一般の方々が多数投稿してくださっています。まだ雑誌で取り上げられていないような小さなおしゃれなカフェや、地元メシの情報も多数集まっていますよ。






 北海道電力によると現在99%の停電が復旧済み。また、高橋はるみ道知事からも発表があった通り「震源地から離れた本道の大部分の地域では交通や宿泊など観光客の受入には全く支障がない状況」です。連休中の予定が未定の人はハッシュタグをチェックしてみましょう。



まってるよ北海道 Instagramで「#まってるよ北海道」を検索

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

先週の総合アクセスTOP10
  1. 生後2カ月の赤ちゃんにママが話しかけると、次の瞬間かわいすぎる反応が! 「天使」「なんか泣けてきた」と癒やされた人続出
  2. 車検に出した軽トラの荷台に乗っていた生後3日の子猫、保護して育てた3年後…… 驚きの現在に大反響「天使が女神に」「目眩が」
  3. 安達祐実、成人した娘とのレアな2ショット披露 「ママには見えない!」「とても似ててびっくり」と驚きの声
  4. 兄が10歳下の妹に無償の愛を注ぎ続けて2年後…… ママも驚きの光景に「尊すぎてコメントが浮かばねぇ」「最高のにいに」
  5. “これが普通だと思っていた柴犬のお風呂の入れ方が特殊すぎた” 予想外の体勢に「今まで観てきた入浴法で1番かわいい」
  6. 「虎に翼」、新キャラの俳優に注目が集まる 「綺麗な人だね」「まさか日本のドラマでお目にかかれるとは!」
  7. 「葬送のフリーレン」ユーベルのコスプレがまるで実写版 「ジト目が完璧」と27万いいねの好評
  8. お花見でも大活躍する「2杯のドリンクを片手で持つ方法」 目からウロコの裏技に「えぇーーすごーーい」「やってみます!」
  9. 弟から出産祝いをもらったら…… 爆笑の悲劇に「めっちゃおもろ可愛いんだけどw」「笑いこらえるの無理でした」
  10. 3カ月の赤ちゃん、パパに“しーっ”とされた反応が「可愛いぁぁぁぁ」と200万再生 無邪気なお返事としぐさから幸せがあふれ出す
先月の総合アクセスTOP10
  1. フワちゃん、弟の結婚式で卑劣な行為に「席次見て名前覚えたからな」 めでたい場でのひんしゅく行為に「プライベート守ろうよ!」の声
  2. 親が「絶対たぬき」「賭けてもいい」と言い張る動物を、保護して育ててみた結果…… 驚愕の正体が230万表示「こんなん噴くわ!」
  3. 水道検針員から直筆の手紙、驚き確認すると…… メーターボックスで起きた珍事が300万再生「これはびっくり」「生命の逞しさ」
  4. フワちゃん、収録中に見えてはいけない“部位”が映る まさかの露出に「拡大しちゃったじゃん」「またか」の声
  5. スーパーで売れ残っていた半額のカニを水槽に入れてみたら…… 220万再生された涙の結末に「切なくなった」「凄く感動」
  6. 桐朋高等学校、78期卒業生の答辞に賛辞やまず 「只者ではない」「感動のあまり泣いて10回読み直した」
  7. 「これは悲劇」 ヤマザキ“春のパンまつり”シールを集めていたはずなのに…… 途中で気づいたまさかの現実
  8. 「ふざけんな」 宿泊施設に「キャンセル料金を払わなくする方法」が物議 宿泊施設「大目に見てきたが厳格化する」
  9. がん闘病中の見栄晴、20回以上の放射線治療を受け変化が…… 「痛がゆくなって来ました」
  10. 食べ終わったパイナップルの葉を土に植えたら…… 3年半後、目を疑う結果に「もう、ただただ感動です」「ちょっと泣きそう」