「たたんでくれてありがとうにゅう」――豆乳飲料「ごまはち」の隠しメッセージ、消費者からの便りで社長も耳に入る事態に

販売元のマルサンアイに詳細を聞きました。

» 2018年09月26日 16時07分 公開
[沓澤真二ねとらぼ]

 豆乳飲料のパックをたたむと、「たたんでくれてありがとう」とメッセージが出てくるのは、豆乳好きがよく知る話です。ところがマルサンアイの「ごまはち」だけは、感謝の言葉が「たたんでくれてありがとうにゅう」と、ちょっとユニーク。この知る人ぞ知る事実が「発売5年目にして社長にバレた」件が、Twitterで明らかになりました。社長さんはどう思ったんだろう。


ごまはち 黒ごま&はちみつフレーバーの豆乳飲料「ごまはち」

ありがとうにゅう パックをたたむと、ダジャレが交じった感謝のメッセージが

その他 他のマルサン製品では普通に「たたんでくれてありがとう」

 「よく飲むのに気付かなかった」「社長に内緒でダジャレを入れるとかかわいい」と話題を呼んだ、このツイートの発信元は二代目ちょうせい豆乳くん(@mamenitounyu)。日本豆乳協会の公式キャラクターにして、秋葉原の飲食店「ハンバーグダイニングissa」(旧「豆乳カフェissa」)で働くゆるキャラです。中の人は豆乳飲料の監修も務めているのだとか。



 編集部が問い合わせたところ、「ありがとうにゅう」は、ちょうせい豆乳くんが普段使っている「豆乳語」。これを中の人がお願いして、ごまはち発売当時のマルサンアイ担当者にこっそり盛り込んでもらったのだそうです。単純に遊び心からやったことで、特に深い理由はないとのこと。

advertisement

 編集部はマルサンアイにも取材しました。もともと「ありがとうにゅう」の記載を思いついたのはissaのオーナーで、同社の豆乳商品約50点全てに入れられないかと相談があったそうです。同社としては、さすがに全商品に入れるのはふざけすぎではないかと考え、issaが監修していたごまはちにだけ記載したとのこと。社内関係者以外には特にアナウンスしていなかったので、あまり知られていないのだそうです。

 ところが消費者から「『ありがとうにゅう』を見て気持ちがほっこりした」という便りが寄せられ、社長の耳に入ることに。大事なお客さんに喜んでもらえたことを社長も非常にうれしく思い、本件を同社の朝礼で全社員に共有したそうです。怒られなくてよかったよかった。

 豆乳のパックの捨て方についても聞いたところ、「リサイクルしやすいよう、たたんでください」と、マルサンアイ担当者。同社では社内で出たパックのリサイクル処理を実施しているそうです。また、一般のかたには、日本豆乳協会と再生紙メーカーが運用している「テトラパックリサイクル」を利用してほしいとのことでした。

画像提供:二代目ちょうせい豆乳くん(@mamenitounyu

(沓澤真二)


Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

昨日の総合アクセスTOP10
  1. /nl/articles/2503/31/news050.jpg 自宅の犬小屋に住み着いた野良猫、1年後の姿に「泣いた」と大反響 それからどうなった?現在の様子を聞いた
  2. /nl/articles/2503/31/news073.jpg 100万円の“錦鯉”を自宅の池に入れたら…… 「おかしいでしょ」3日後、まさかの事態に「鯉は難しい…」「信用が大切ですね」
  3. /nl/articles/2504/01/news111.jpg 中村江里子、20年間住み続けるパリ自宅が“ぶっ飛び”すぎていた! 4メートル高天井&来客のド肝抜くデザイン尽くしに視聴者「日本の既成概念からは遠い」
  4. /nl/articles/2504/01/news124.jpg 松屋が、松屋を……! エイプリルフールに企業公式の投稿が続々→“楽しいウソ”に「コレは笑える」「素敵なコラボ」【エイプリルフールまとめ】
  5. /nl/articles/2504/01/news118.jpg 四肢欠損のママタレ、育児動画に誹謗中傷で1カ月超の“沈黙”……4歳娘への書き込みが「最も胸に突き刺さった」
  6. /nl/articles/2504/02/news031.jpg 英国人女性と出会った男性→8年後…… まさかの姿に反響 「めちゃくちゃ垢抜け!」「爆イケに!」
  7. /nl/articles/2504/01/news102.jpg 第5子妊娠の辻希美「昨夜から中学生が6人泊まりで来てまして」 食べ盛りの子どもたちに“大量に作ったごはん”が圧巻
  8. /nl/articles/2503/31/news036.jpg ペットショップで売れ残っていた5万5000円の柴犬→お迎えして半年後…… “一目瞭然の姿”が240万表示「うるってなった」
  9. /nl/articles/2504/01/news015.jpg 散歩中、愛犬が拾った“まさかのもの”に「どうすんのコレww」 飼い主もビビった“ホンモノ”「え?」「大手柄だね」
  10. /nl/articles/2502/14/news033.jpg コメダ珈琲店で朝、ミックスサンドとコーヒーを頼んだら…… “とんでもない事態”に爆笑「恐るべし」「コントみたい」
先週の総合アクセスTOP10
  1. 福袋に入ってた“定価3万円”の高級魚を大事に育てたら…… 「やりやがったな」涙する結果に「すごい」「ほんと感動」
  2. 「日本人だけが感じる絶望」 職場に置かれたドーナツ → “抹茶味”かと思いきや…… “まさかの事実”に反響「怖くて泣いちゃった」「笑いました」
  3. 自宅の犬小屋に住み着いた野良猫、1年後の姿に「泣いた」と大反響 それからどうなった?現在の様子を聞いた
  4. 「全てが完璧」 無印良品の“1990円バッグ”に称賛続出 「やっぱりこれ」「文句なし」「使い勝手抜群」
  5. ペットショップで売れ残っていた5万5000円の柴犬→お迎えして半年後…… “一目瞭然の姿”が240万表示「うるってなった」
  6. “有吉弘行も大ファン”の「伝説の女装愛好家」が死去 亡くなる2日前に「志半ばにして逝きますが燃え尽きる思い」とメッセージ
  7. 普通のクリップを2つつなげるだけで…… あると助かる“便利グッズ”に大変身 「マジで!」「素晴らしいアイデア」【海外】
  8. 皇后さま、服から靴まで「ロイヤルブルー」 天皇陛下のネクタイとの“おそろいコーデ”
  9. 「大当たりでした」 ユニクロ新作“9990円アウター”が売り切れラッシュの大反響 「今までと全く違う」「大切に着たい」
  10. 「これはうれしい」 引っ越しのあいさつでもらった手土産、開封したら…… “センス抜群の中身”に「参考にしたい」
先月の総合アクセスTOP10
  1. 【べらぼう】“問題のシーン”、「子供に見せられない」 身体張った27歳俳優へ「演技やばくない?」
  2. 「恩師ビックリするやろなぁ」 中学3年で付き合い始めた“同級生カップル”が10年後…… まさかの現在に反響
  3. 「本当に迷惑」 宅急便の「不在連絡票」と酷似のチラシが物議…… ヤマト運輸「配布中止申し入れ」
  4. 「うそでしょ!?」 東京ディズニーランド、“老舗”レストランの閉店を発表 「とうとう来てしまったか」「いやだああああ」と悲しみの声
  5. 雑草ボーボーの運動場に“180羽のニワトリ”を放ったら…… 次の日、まさかの光景に「感動しました」「すごい食欲」
  6. 40歳・女性YouTuber「18年間、脇毛を処理していない」→“処理しない理由”語る 「脇のみならず……」
  7. コメダ珈琲店で朝、ミックスサンドとコーヒーを頼んだら…… “とんでもない事態”に爆笑「恐るべし」「コントみたい」
  8. 息子の小学校卒業で腕を組んだ34歳母→中学校で反抗期を迎えて…… 6年後の姿に反響 「本当に素敵!」「お母さん、変わってない!?」
  9. Koki,、豪邸すぎる“木村家の一室”がウソみたいな広さ! 共演者も間違えてしまうほどの空間にスタジオビックリ「コレ自宅!?」「ちょっと見せて」
  10. 使わない靴下をザクザク切って組み合わせると…… 目からウロコの再利用法が2500万再生「とてもクリエイティブ」【海外】