「親のそばにいると楽しい!!」 親の近くで歩くと足に楽しい感触が生まれる迷子防止ガジェット「NOSSY」

親に近づきたくなるので迷子にならない、という狙い。

» 2018年10月12日 09時00分 公開
[沓澤真二ねとらぼ]

 親の近くで歩くと、水たまりに足を入れたような「チャプチャプ」、バネで跳ねたような「ピョンピョン」といった感触が足に生まれる、迷子防止用ガジェット「NOSSY(ノッシー)」の開発が進められています。親のそばにいると楽しくなるから離れがたくて、自然と迷子になりにくくなるというわけ。


水たまり 親のそばで歩くたびにチャプチャプ

 企画制作会社のドリルと、ライオンのイノベーションラボ、慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科からなる「迷子防止フットウェア製作委員会」のプロジェクト。システムは子どもの靴に装着するアタッチメントと、親が腕にはめるバンドで構成されています。両者はBluetoothで接続されており、親子の位置関係によって変化を起こします。


システム構成 それぞれに仕込まれたセンサーが、親子の距離を検知

 アタッチメントは靴全体をゆらして足に感触を伝える機能と、湾曲ディスプレイを搭載。例えば、ディスプレイに象の足を表示しつつ「ドスンドスン」と振動を伝え、装着した子どもに象になったかのような感覚を味わわせられます。


象 ズシーン

 親のバンドにもディスプレイが搭載。親子の距離に応じて変化するCGが映るので、子どもの位置を直感的に把握できます。将来的には、子どものいる方角や場所の把握も可能になるとのこと。


バンド はぐれてしまった場合でも探しやすい

 札幌駅前地下通地下歩行空間で10月12日から14日まで開催される「Sapporo Creative Convention No Maps チカホショーケース」にて、コンセプトモデルが出展予定。NOSSYの機能を体験できる一般参加型イベントが催されます。


出展イメージ 出展イメージ


(沓澤真二)


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