実はノストラダムスの大予言は的中していた? 「創刊40周年記念 ムー展」で名物編集長を取材: NMR ねとらぼミステリー調査班(1/3 ページ)
ムー編集長に最強の超能力者は誰なのか聞きました。
学研プラスが10月12日から開催中の「創刊40周年記念 ムー展」。そのメディア内覧会に一足はやく潜入してきました。ユリ・ゲラー氏が曲げたスプーンやサイババ氏の奇跡の「ビィブーティ(聖灰)」など激アツの展示物が並ぶ中、名物編集長の三上丈晴氏が語った平成最大のムー事件簿とは……!
やってきたのは池袋パルコのPARCO MUSEUM(本館7階)。1979年10月9日に創刊された『ムー』のこれまでの歴史や世界観を堪能できる展覧会です。入り口で来場者を待ち構えるのは、「創刊40週年記念 特別号外」と題された「ムー“編集長”新聞」の特大パネル。パネルには三上編集長による「『ムー』は大胆な仮説を楽しむ雑誌だと思っている」という見解や、来場者への謝辞がつづられていて、なぜオカルト情報誌である月刊『ムー』が長年に渡り愛されてきたのかが伝わってきます。
第1エリアには、これまで発行された全ての『ムー』の表紙が並ぶパネルが置かれています。ムー編集部によると、「古い表紙はスキャンし直したりしました」とのことで、実は今回の展示で一番手間がかかっているのはこのパネルとのこと。「パルコさんの歴代展示物の中でもこんなに文字数が多いものは初めてだと思うので、しっかりとご覧いただけるとうれしいです!」と自信を持って勧めていました。
また同エリアには、幻の「創刊準備号」や生頼範義さんによる「カバーアートの原画」の他、「ニホンオオカミのミイラとされるもの」「ビッグフットの足型」「UFO事件調査に使用されたガイガーカウンター」などを展示。各アイテムにまつわる記事を添えて、取材内容や見解などを示すなど、学術誌としての側面もしっかりと見せてくれます。
ねとらぼ編集部が注目したのは、「UFO事件調査に使用されたガイガーカウンター」。UFOや宇宙人が飛来したとみられる土地の砂などを付属のスコップですくい、それにガイガーカウンターを近づけて放射線量を測るのが一般的。もし放射線量が高ければ、宇宙からの訪問者の足跡かもしれないとされています。
近年はポケットサイズになっているガイガーカウンターですが、1986年当時はショルダータイプで、単一電池3本が原動力だったようです。科学の進歩を感じる。
第2エリアは『ムー』のバックナンバーをためし読みできるスペースが中心。「1998大予言―動き始めた破局(第201号)」の隣に「聖書大預言1999年に破局は来ない!!(第207号)」が並ぶなどシュールな本棚の一角で発見したのは……サティヤ・サイババ氏の「ビィブーティ」が入った小瓶!!! え、こんな無造作に置いてあるの? というところにありました。しかも周りの人が全然気づいてない。なぜだ……!!!
サイババ氏とは日本でも話題になったインドの聖人で、「ビィブーティ」と呼ばれる聖灰や貴金属などを空中から出現させることで人気を博しました。「2020年まで生きる」と自ら予言していましたが、2011年に惜しまれつつ死去。『ムー』では、サイババ氏が「すでに霊的な形で転生しているともいわれている」と紹介しています。
さらに今回の展示の目玉である、ユリ・ゲラー氏が実際に曲げたスプーンも第3エリアに展示。超能力ブームの火付け役ともいわれるユリ・ゲラー氏は、『ムー』読者にとってもおなじみの存在で、今回展示されているものは同氏をインタビューした際に、曲げてもらったものとのこと。
同インタビューに同行したムー編集部員は「もともとあのスプーンは私の自宅にあったものなのですが、インタビューの際に持っていって『曲げてもらえませんか』と頼んだんです。最初は断られたのですが、インタビューを撮り終わった瞬間に急に『曲げるから』といわれて。ものの20秒ぐらいでスプーンがグニャリと曲がりました」と当時の様子を語ってくれました。曲がったスプーンには同氏のサインが書かれており、「スプーンを曲げてからサインをして記念撮影に応じるまでものの30秒程度。こんなに早く曲げられるんだとびっくりしました」と振り返っていました。
第3エリアには、著名人から寄せられた祝辞コーナーの他、『ムー』が厳選したUMAとの記念撮影ができるトリックアートブースを用意。祝辞コーナーには福山雅治さんや吉崎観音さんからのコメントなどもあり、胸熱でした。
さらに同エリアには、三上編集長の編集デスクを再現した展示もあり、こちらも人気を博していました。まず目に入るのは神棚、時計、そして宇宙人の模型、そして机の上に広げられた原稿のゲラです。
ゲラには赤ペンで細かく修正が入れられている他、ごみ箱には“ロシアで発見された漂着UMA”に関する原稿が捨てられており、興味を引きます。また抽斗(ひきだし)の上には、三上編集長のトレードマークであるサングラスのケースや原稿が入った封筒が大量に置かれており、封筒からはみ出た原稿の文字にまたドキドキ。これがムー編集部か〜うらやましい。
三上編集長に聞く、「月刊『ムー』最大の事件簿」
ここからは今回の展覧会や昨今のオカルト事情まで、1991年から『ムー』に携わってきた三上編集長や編集部員さんにもお話を聞いていきます。
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