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» 2018年12月06日 11時42分 公開

トヨタ、プリウスなどに後付けできる「踏み間違い加速抑制システム」を発売 (1/2)

まずは3代目プリウス、アクア向けに。ダイハツもタント用を発売。

[agar,ねとらぼ]

 トヨタ自動車とダイハツ工業が12月5日、既存車種へ踏み間違い事故を防ぐ安全機能を追加する「踏み間違い加速抑制システム」を発売しました。

 トヨタ車ではまず「3代目プリウス」と「アクア」向けに提供。本体価格は5万5080円です(税込。別途取付工賃などが必要)。

3代目「プリウス」 3代目「プリウス(ZVW3x型)」(写真:トヨタ自動車、以下同)
アクア アクア

 この装置のポイントは、衝突回避支援ブレーキなどの安全機能を搭載していない、既に所有するマイカーにメーカー純正パーツとして「後付け」できることです。

 この背景にはもちろん、駐車場などでブレーキとアクセルを踏み間違えて起こる「踏み間違い事故」が高齢者を中心に増加していることがあります。併せて同社にも、ユーザーからのこのような事故を未然に防ぐ装置を求める声が寄せられていました。

 トヨタの現行乗用車(2018年12月時点)の多くで採用されている衝突回避支援パッケージ「Toyota Safety Sense」には、踏み間違い事故を防ぐ「インテリジェントクリアランスソナー(パーキングサポートブレーキ)」などの機能が標準で搭載されています。今回の装置は、この機能を搭載していない少し古い車種に後付けできるように開発されました。

 踏み間違い加速抑制システムの目的は、クルマの前方または後方に壁などの明らかな障害物があるのに「ブレーキペダルと間違えてアクセルペダルを踏んでしまう」という運転者のミスによる事故を防ぐことです。

プリウス 踏み間違い ブレーキ 踏み間違い加速抑制システムの機能

 具体的には、前後のバンパーに超音波センサーを取り付けて、約3メートル以内の壁やガラスなどを検知できるようにします。障害物を検知したらブザー音とダッシュボード上の表示機で注意を促します。それでもアクセルを踏み続けてしまった場合には、システムが介入して燃料供給をカットし、加速を抑制します。

プリウス 踏み間違い ブレーキ 前後のバンパーに超音波センサーを装着

 このほかに、同様に踏み間違えている可能性が高いと推定されることから、後退時に速度が出過ぎている場合にも時速5キロを超えると加速を抑制します。現行車種に搭載されるパーキングサポートブレーキとの違いは、システムの制約上、ブレーキ操作までは介入できないことです。

 対象車種は、2009年5月18日〜2015年12月8日に販売された3代目プリウスと、2011年12月26日〜2018年4月2日に販売されたアクア(「G's」などの一部グレードは対象外)。なお、現行の4代目プリウスや2018年4月マイナーチェンジ以降のアクアには、インテリジェントクリアランスソナーが設定されています。

ブザー音と表示機で危険を知らせる ブザー音と表示機で危険を知らせる

 ダイハツも同様の装置「つくつく防止」を用意します。価格は3万4560円、標準取付費込みで5万9508円。まず2007年12月に発売した「2代目タント」に対応し、他車種向けも順次対応するとしています。

ダイハツも同様の装置を「タント」向けに発売 ダイハツも同様の装置を「タント」向けに発売
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