昔の喫茶店で見た“おみくじ器”が脚光浴びる 実は岩手県滝沢市だけの製品、ふるさと納税の返礼品にも

部品の1つ1つが手作業のハンドメイドな一品。

» 2020年01月20日 16時45分 公開
[沓澤真二ねとらぼ]

 昔はよく飲食店のテーブルに置いてあった、おみくじの自動販売機。正式には「ルーレット式おみくじ器」と呼ばれるこの機械が、現在も岩手県滝沢市の企業で製造・販売され、当地のふるさと納税の返礼品にもなっていることに、Twitterで驚きの声が上がっています。


占い 喫茶店やラーメン屋でよく見たやつ!(画像提供:魔女っこれいさん)

 話題のきっかけとなったのは、ふるさと納税でおみくじ器を手に入れた魔女っこれい(@majyokkorei)さんのツイート。コインを入れると、巻いたおみくじが出てくるあの丸っこい機械を見て、「昔喫茶店でよく見た!」「子どものころラーメン屋さんで親にせがんだけどやらせてもらえなかった」「隣にGABANのコショウ置きたい」など、懐かしむ声が多数寄せられました。


占い 飲食店風の食器やお品書きまで用意。旅先でふらっと寄るそば屋がこんな感じかも(画像提供:魔女っこれいさん)

 ルーレット式おみくじ器は、北多摩製作所が、日本で唯一製作している、いわば滝沢市の特産品。同社の本業は金属加工業で、おみくじ器は副業といった位置付けですが、会社を支えてくれた時期もあり、それだけに大切にしている製品なのだそうです。


占い 青のバージョンも

 ルーツは当時ブームになっていた「灰皿おみくじ器」。ドライフラワーを入れたり形を変えたり試行錯誤を繰り返して、ルーレットをとりいれた現在の形になったといいます。金型も製法も昭和から変わらず、60以上の部品を1つ1つ手作業で組み立てているそうです。


占い占い 中身のおみくじまで全部手巻きと、ほぼほぼハンドメイド

 返礼品のおみくじ器は、名物の滝沢スイカやチャグチャグ馬コがフィーチャーされた特別バージョンで、ふるさとチョイスにて取り扱われています。


占い 3万円以上の納税でもらえます(詰め替え用おみくじ付きは5万円以上)

 滝沢市の企画総務部財務課ふるさと納税担当者を取材したところ、おみくじ器は2015年度のふるさと納税立ち上げ時から毎年掲載していたとのこと。申し込み数は例年で20件弱のところ、Twitterで話題になって以来若干申し込みが増え、2019年度は全バージョンで30件に達したとのことです。

協力:魔女っこれい(@majyokkorei)さん/岩手県滝沢市企画総務部財務課


Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

先週の総合アクセスTOP10
  1. 小1娘、ペンギンの卵を楽しみに育ててみたら…… 期待を裏切る生き物の爆誕に「声出して笑ってしまったw」「反応がめちゃくちゃ可愛い」
  2. 富山県警のX投稿に登場の女性白バイ隊員に過去一注目集まる「可愛い過ぎて、取締り情報が入ってこない」
  3. 2カ月赤ちゃん、おばあちゃんに少々強引な寝かしつけをされると…… コントのようなオチに「爆笑!」「可愛すぎて無事昇天」
  4. 異世界転生したローソン出現 ラスボスに挑む前のショップみたいで「合成かと思った」「日本にあるんだ」
  5. 【今日の計算】「8+9÷3−5」を計算せよ
  6. 21歳の無名アイドル、ビジュアル拡散で「あの頃の橋本環奈すぎる」とSNS騒然 「実物の方が可愛い」「見つかっちゃったなー」の声も
  7. 1歳赤ちゃん、寝る時間に現れないと思ったら…… 思わぬお仲間連れとご紹介が「めっちゃくちゃ可愛い」と220万再生
  8. 業務スーパーで買ったアサリに豆乳を与えて育てたら…… 数日後の摩訶不思議な変化に「面白い」「ちゃんと豆乳を食べてた?」
  9. 祖母から継いだ築80年の古家で「謎の箱」を発見→開けてみると…… 驚きの中身に「うわー!スゴッ」「かなり高価だと思いますよ!」
  10. 「妹が入学式に着るワンピース作ってみた!」 こだわり満載のクラシカルな一着に「すごすぎて意味わからない」「涙が出ました」
先月の総合アクセスTOP10
  1. フワちゃん、弟の結婚式で卑劣な行為に「席次見て名前覚えたからな」 めでたい場でのひんしゅく行為に「プライベート守ろうよ!」の声
  2. 親が「絶対たぬき」「賭けてもいい」と言い張る動物を、保護して育ててみた結果…… 驚愕の正体が230万表示「こんなん噴くわ!」
  3. 水道検針員から直筆の手紙、驚き確認すると…… メーターボックスで起きた珍事が300万再生「これはびっくり」「生命の逞しさ」
  4. フワちゃん、収録中に見えてはいけない“部位”が映る まさかの露出に「拡大しちゃったじゃん」「またか」の声
  5. スーパーで売れ残っていた半額のカニを水槽に入れてみたら…… 220万再生された涙の結末に「切なくなった」「凄く感動」
  6. 桐朋高等学校、78期卒業生の答辞に賛辞やまず 「只者ではない」「感動のあまり泣いて10回読み直した」
  7. 「これは悲劇」 ヤマザキ“春のパンまつり”シールを集めていたはずなのに…… 途中で気づいたまさかの現実
  8. 「ふざけんな」 宿泊施設に「キャンセル料金を払わなくする方法」が物議 宿泊施設「大目に見てきたが厳格化する」
  9. がん闘病中の見栄晴、20回以上の放射線治療を受け変化が…… 「痛がゆくなって来ました」
  10. 食べ終わったパイナップルの葉を土に植えたら…… 3年半後、目を疑う結果に「もう、ただただ感動です」「ちょっと泣きそう」