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スクエニ「ブレイブリーデフォルトPB」で内部データ流出 「ガチャ操作」疑惑にプロデューサーが緊急コメント

一部で騒がれた「ガチャの確率操作」については「一切ございません」と明確に否定した。

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 スクウェア・エニックスがハンゲームで提供中のソーシャルゲーム「ブレイブリーデフォルト プレイングプレージュ」で、本来見られないはずの内部データが流出する事態があり、2ちゃんねるなどで“炎上”する騒ぎとなっている。なおこの件に関連し、「ガチャの確率を操作しているのでは」といった書き込みやツイートが広がっているが、公式サイトでは11月15日午後10時2分、「プロデューサーからのお知らせ」というエントリを掲載し「召喚確率を任意に操作したという事実は一切ございません」とこれを否定している。

画像 公式サイトに掲載された「プロデューサーからのお知らせ

 そもそもの発端は2ちゃんねるの「ブレイブリーデフォルト プレイングブレージュ」スレッドに書き込まれたレス。あるURLをブラウザに打ち込むと、本来は見られないはずの内部データにアクセスできてしまうというもので、中にはキャラクターの成長パターンや、ガチャに関わるとみられるデータなどが含まれていた。例えば本来、ジョブごとの成長率は非公開のはずだが、これを見ると「このジョブでは力の成長率は1.3」「あのジョブでは1.7」――といった具合に、成長の度合いが一目で分かる状態となっていた。

画像 流出した内部データの一部(編集部判断で加工しています)

 さらに問題視されたのが、データの中に含まれていた「gold_gacha」「silver_gacha」などの項目だ。データを見ると「gold_gacha":false,"」といった使われ方をされており、スレッド内では「ガチャの出現率を任意に切り替えられるようになっているのでは」との指摘が相次いだ。しかし、これは冒頭で書いたとおり「召喚確率を任意に操作したという事実は一切ございません」と公式に否定されている。ここまでが現在までのおおまかな経緯となる。

 問題はやはり「本当に確率操作は行われていなかったのか」という点だ。これについては個人的な推測だが、おそらく公式のコメントにあるとおり「行っていなかった」と見ていいだろうと考える。スレッド内でも指摘されていたが、パラメータの使われ方を見るかぎり「gacha」はおそらく、未実装のカードや、イベント専用カードなど「本来出てはいけないカード」をロックしておくためのパラメータと考える方が自然だ。また現状、すべての「gacha」パラメータが「false」に設定されており、内部的に存在はしているもののゲームにはまだ実装されていないデータという可能性もある。スレッド内でも、現在は「未実装のカードをロックしておくためのパラメータだろう」という見方で落ち着きつつあるようだ。

 なお、公式サイトのお知らせによると、今回流出したのはあくまで「ゲームの進行(キャラクターの成長パターンなど)に関する情報の一部」であり、この方法により「お客様の個人情報、ご登録内容、プレイ履歴などの重要な情報が表示されることも一切ございません」とのこと。


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