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川村記念美術館が赤一面の抽象絵画「アンナの光」を103億円で売却

海外企業への譲渡で、「もう見られないのか」との声が。

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 千葉県佐倉市のDIC川村記念美術館が、アメリカの現代抽象表現主義の代表バーネット・ニューマンの絵画「アンナの光」を売却しました。ほぼ一面が赤い絵画で、売却額は103億円です。作品はこちら

画像 川村記念美術館からのお知らせ

「アンナの光」が登場する動画

 「アンナの光」(1968年)はニューマンの晩年の大作。サイズは彼の作品で最も大きい276×611センチで、画面の9割は赤く塗りつぶされています。

 川村記念美術館は創立の1990年から同作を所蔵し、鑑賞者が離れすぎずに適度な距離で鑑賞できるよう設計した「ニューマン・ルーム」に展示していました。売却が完了した10月4日の時点で公開は終了。譲渡先は海外の企業で、今後同作品を一般公開をする予定ですが、海外への譲渡に「もう見られないのか」と懸念する声や、「ニューマン・ルームで見られなくなるのが残念」と惜しむ声が上がっています。

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